贈汪倫  李白115

贈汪倫
李白乗舟將欲行、忽聞岸上踏歌聲。
李白が舟に乗って出発しょうとした時、ふと聞えてきた岸の上の歌ごえ。
見れば汪倫が村人たちと手をつなぎ、足ぶみしながら歌をうたって見送ってくれている。

桃花潭水深千尺、不及汪倫送我情

いま舟がゆく桃花澤のふちの水は、深さが千尺。その深さも、荘倫がわたしを見おくってくれる情の深さにはとても及ばない。

李白が舟に乗って出発しょうとした時、ふと聞えてきた岸の上の歌ごえ。
見れば汪倫が村人たちと手をつなぎ、足ぶみしながら歌をうたって見送ってくれている。
いま舟がゆく桃花澤のふちの水は、深さが千尺。その深さも、荘倫がわたしを見おくってくれる情の深さにはとても及ばない。


汪倫に贈る
李白舟に乗って 将に行かんと欲す、忽ち聞く 岸上踏歌の声。
桃花潭水 深さ千尺、及ばず汪倫が我を送る情に。


贈汪倫

○汪倫 李白が安徽省㷀涇県の南西にある桃花潭というところに遊んだとき、附近の村に汪倫という男がいた。いつもうまい酒をつくっては李白を招待した。李白はこの地を去るに臨んで、見送りに来た汪倫に感謝して、この詩を贈った。宋蜀本の題した注に「倫の裔孫、今に至るもその詩を宝とす。」とある。


李白乗舟將欲行、忽聞岸上踏歌聲。

李白が舟に乗って出発しょうとした時、ふと聞えてきた岸の上の歌ごえ。
見れば汪倫が村人たちと手をつなぎ、足ぶみしながら歌をうたって見送ってくれている。

踏歌 手をつなぎあい足でリズムをとって歩きながらうたう歌。


桃花潭水深千尺、不及汪倫送我情。
いま舟がゆく桃花澤のふちの水は、深さが千尺。その深さも、荘倫がわたしを見おくってくれる情の深さにはとても及ばない。
桃花潭 現在安徽省涇県の桃花潭という  潭(ふち)の名の名所。