對酒憶賀監二首 其二  李白135  賀知章の思い出(2) 



對酒憶賀監二首 其二
狂客歸四明。 山陰道士迎。
奇抜な振る舞いをする王羲之の再来といわれる文人が四明山に帰ったときには、山陰地方の道士全員で出迎えた。
敕賜鏡湖水。 為君台沼榮。
官を辞しての帰郷に際して天子から鏡湖の地帯を賜わったが、君のおかげで、この地域の人々、高台や沼、湖も栄誉を受けて、これから繁栄するのだ。
人亡余故宅。 空有荷花生。
人はなくなってしまったら、古い屋敷が残るのだ、そして賜った鏡湖にはむなしくハスの花が咲きほこる。
念此杳如夢。 淒然傷我情。

これまでのいろんなことを思いだすと、すべてが夢のように消え去ってしまう、よき理解者であっただけにすさまじいものさびしさがわたしのこころをかなしくさせるのだ。


奇抜な振る舞いをする王羲之の再来といわれる文人が四明山に帰ったときには、山陰地方の道士全員で出迎えた。
官を辞しての帰郷に際して天子から鏡湖の地帯を賜わったが、君のおかげで、この地域の人々、高台や沼、湖も栄誉を受けて、これから繁栄するのだ。
人はなくなってしまったら、古い屋敷が残るのだ、そして賜った鏡湖にはむなしくハスの花が咲きほこる。

これまでのいろんなことを思いだすと、すべてが夢のように消え去ってしまう、よき理解者であっただけにすさまじいものさびしさがわたしのこころをかなしくさせるのだ。



酒に対して賀監を憶う 其の二
狂客 四明に帰れば
山陰の遺士迎う
勅 して賜う 鏡湖の水
君が為に 台沼栄ゆ
人亡びて 故宅を余し
空しく荷花の生ずる有り
此を念えば 香として夢の如く
凄然として我が情を傷ましむ


 賀知章 回鄕偶書二首



狂客歸四明、山陰道士迎。
奇抜な振る舞いをする王羲之の再来といわれる文人が四明山に帰ったときには、山陰地方の道士全員で出迎えた。
狂客:奇抜な振る舞いをする文人。また、軽はずみな人。常軌を逸した人。狂草で有名な張旭と交わり、草書も得意としていた。酒を好み、酒席で感興の趣くままに詩文を作り、紙のあるに任せて大書したことから、杜甫の詩『飲中八仙歌』では八仙の筆頭に挙げられている賀知章の自号は「四明狂客」で、ここでは彼を指す。・四明  四明山1017m。浙江にある山の名。杭州市、蕭山市の東南100kmの所にある。近くに会稽山がある。道教の盛んな地方である。「賀監」「賀公」どれも、賀知章のこと。 賀知章 回鄕偶書二首
 ・賀知章:659年~744年(天寶三年)盛唐の詩人。越州永興(現・浙江省蕭山県)の人。字は季真。則天武后の代に進士に及第して、国子監、秘書監などになった
。○山陰 晋の書家 王羲之(中国最高の書家)は当時から非常に有名だったので、その書はなかなか手に入れるのが困難であった。山陰(いまの浙江省紹興県)にいた一人の道士は、王羲之が白い鵞鳥を好んで飼うことを知り、一群の鵞をおくって「黄庭経」を書かせた。その故事をふまえで、この詩では山陰の故郷に帰る賀知章を、王義之になぞらえている。

敕賜鏡湖水、為君台沼榮。
官を辞しての帰郷に際して天子から鏡湖の地帯を賜わったが、君のおかげで、この地域の人々、高台や沼、湖も栄誉を受けて、これから繁栄するのだ。
鏡湖 山陰にある湖。天宝二年、賀知章は年老いたため、官をやめ郷里に帰りたいと奏上したところ、玄宗は詔して、鏡湖剡川の地帯を賜わり、鄭重に送別した。〇台沼 高台や沼。



人亡余故宅、空有荷花生。
人はなくなってしまったら、古い屋敷が残るのだ、そして賜った鏡湖にはむなしくハスの花が咲きほこる。
荷花 ハスの花。


念此杳如夢、淒然傷我情。
これまでのいろんなことを思いだすと、すべてが夢のように消え去ってしまう、よき理解者であっただけにすさまじいものさびしさがわたしのこころをかなしくさせるのだ。
 はるか。○淒然 すさまじい。ものさびしいさま。


五言律詩
韻  明、迎。水、榮。宅、生。夢、情。