陪従祖済南太守泛鵲山湖 李白 Kanbuniinkai紀頌之の漢詩 李白350- 202



陪従祖済南太守泛鵲山湖

水入北湖去、舟従南浦囘。

鵲山から来る川が湖の北に流れ込んでいる。わたしの乗った舟は、湖南がわ川の合流点の浦のあたりをまわってから引きかえしてきた。
遙看鵲山傳、却似送人来。

狩猟を終えてはるかに目をやると、舟の位置の移動につれて鵲山が次々に位置をかえ、山がわれわれ人を送ってくれているように思われる


従祖済南の太守に陪し、鵲山湖に泛ぶ

水は北湖に入って去り、舟は南浦より回る。

遙かに看る 鵲山の転ずるを、却って人を送り来るに似たり。



陪従祖済南太守泛鵲山湖 現代語訳と訳註、解説

(本文)
陪従祖済南太守泛鵲山湖
水入北湖去、舟従南浦囘。
遙看鵲山傳、却似送人来。

(下し文)
従祖済南の太守に陪し、鵲山湖に泛ぶ
水は北湖に入って去り、舟は南浦より回る。
遙かに看る 鵲山の転ずるを、却って人を送り来るに似たり。

(現代語訳)
鵲山から来る川が湖の北に流れ込んでいる。わたしの乗った舟は、湖南がわ川の合流点の浦のあたりをまわってから引きかえしてきた。
狩猟を終えてはるかに目をやると、舟の位置の移動につれて鵲山が次々に位置をかえ、山がわれわれ人を送ってくれているように思われる。


(訳註)
陪従祖済南太守泛鵲山湖

従祖 祖父の兄弟。○済南 いまの山東省済南市。○太守 郡の長官。○鵲山湖 山東省済南市歴城区、とされているが鵲山確認できない。山の南に湖があるというが現在地は確認できていない。この詩は、舟遊びではなく、鳧猟をしたものであろう。

李白 済南

水入北湖去、舟従南浦囘。
鵲山から来る川が湖の北に流れ込んでいる。わたしの乗った舟は、湖南がわ川の合流点の浦のあたりをまわってから引きかえしてきた。
 湖に流れ込む川であるが。このあたりは北に黄河があるので、小さな川は北流している。○南浦 鵲山湖の南にある。川が流入するあたりに鴨がいる。


遙看鵲山傳、却似送人来。
狩猟を終えてはるかに目をやると、舟の位置の移動につれて鵲山が次々に位置をかえ、山がわれわれ人を送ってくれているように思われる。
 本来書き付けたものを次に伝えるという意味なので、伝えるにしたがって遠ざかるというイメージで捉える。


 


(解説)
山東省済南市歴城区のあたりで通ったものである。幽州からの帰りに立ち寄ったのか、行く前かは不明であるが。以前、杜甫と狩りをして歩いたのはもっと南の方である。
山東省済南市に大明湖と東湖というのがあって位置関係からして、唐時代この湖がつながっていてもおかしくない感じがする。黄河流域の下流地方であるから、おそらく湿地であったのではないか。詩の雰囲気は理解できる。