今週の人気記事(漢詩の3部門ランキング)

 謝靈運index謝靈運詩古詩index漢の無名氏  
孟浩然index孟浩然の詩韓愈詩index韓愈詩集
杜甫詩index杜甫詩 李商隠index李商隠詩
李白詩index 李白350首女性詩index女性詩人 
 上代~隋南北朝・隋の詩人初唐・盛唐・中唐・晩唐 
 
秋浦歌十七首 注目すべき秋浦の歌
李白が秋浦を歌うなかで、人生二度目の転換期、自分の人生について深く顧みている詩集である。
秋浦歌十七首 其一

其一
秋浦長似秋。 蕭條使人愁。
客愁不可度。 行上東大樓。
正西望長安。 下見江水流。
寄言向江水。 汝意憶儂不。
遙傳一掬淚。 為我達揚州。


其二
秋浦猿夜愁。 黃山堪白頭。
清溪非隴水。 翻作斷腸流。
欲去不得去。 薄游成久游。
何年是歸日。 雨淚下孤舟。


其三
秋浦錦駝鳥。 人間天上稀。
山雞羞淥水。 不敢照毛衣。


其四
兩鬢入秋浦。 一朝颯已衰。
猿聲催白發。 長短盡成絲。


其五
秋浦多白猿。 超騰若飛雪。
牽引條上兒。 飲弄水中月。
 
其六
愁作秋浦客。 強看秋浦花。
山川如剡縣。 風日似長沙。
 
其七
醉上山公馬。 寒歌寧戚牛。
空吟白石爛。 淚滿黑貂裘。

其八
秋浦千重嶺。 水車嶺最奇。
 天傾欲墮石。 水拂寄生枝。
 
其九
江祖一片石。 青天掃畫屏。
題詩留萬古。 綠字錦苔生。
 
其十
千千石楠樹。 萬萬女貞林。
山山白鷺滿。 澗澗白猿吟。
君莫向秋浦。 猿聲碎客心。
 
其十一
邏人橫鳥道。江祖出魚梁。
水急客舟疾。  山花拂面香。
 
其十二
水如一匹練。 此地即平天。
耐可乘明月。 看花上酒船。
 
其十三
淥水淨素月。 月明白鷺飛。
郎聽采菱女。 一道夜歌歸。
 
其十四
爐火照天地。 紅星亂紫煙。
赧郎明月夜。 歌曲動寒川。
 
其十五
白發三千丈。 緣愁似個長。
不知明鏡里。 何處得秋霜。
 
其十六
秋浦田舍翁。 采魚水中宿。
妻子張白鷴。 結罝映深竹。
 
其十七
祧波一步地。  了了語聲聞。
闇與山僧別。 低頭禮白云。

秋浦歌十七首 其一 李白Kanbuniinkai紀頌之の漢詩李白特集 245/-350
秋浦歌十七首 其二 李白Kanbuniinkai紀頌之の漢詩李白特集-246/350
秋浦歌十七首 其三 李白Kanbuniinkai紀頌之の漢詩李白特集247/350
秋浦歌十七首 其四 李白Kanbuniinkai紀頌之の漢詩李白特集248/350
秋浦歌十七首 其五 李白Kanbuniinkai紀頌之の漢詩李白特集249/350
秋浦歌十七首 其六  李白Kanbuniinkai紀頌之の漢詩李白特集250/350
秋浦歌十七首 其七 李白Kanbuniinkai紀頌之の漢詩李白特集251/350
秋浦歌十七首 其八 李白Kanbuniinkai紀頌之の漢詩李白特集252/350
秋浦歌十七首 其九 李白Kanbuniinkai紀頌之の漢詩李白特集 -253/350
秋浦歌十七首 其十 李白Kanbuniinkai紀頌之の漢詩李白特集-254/350
秋浦歌十七首 其十一 李白Kanbuniinkai紀頌之の漢詩 李白特集-255/350
秋浦歌十七首 其十二 李白Kanbuniinkai紀頌之の漢詩李白特集 -256/350
秋浦歌十七首 其十三 李白Kanbuniinkai紀頌之の漢詩李白特集 -257/350
秋浦歌十七首 其十四 李白Kanbuniinkai紀頌之の漢詩李白特集258/350
秋浦歌十七首 其十五 李白Kanbuniinkai紀頌之の漢詩李白特集259/350
秋浦歌十七首 其十六 李白Kanbuniinkai紀頌之の漢詩李白特集260/350
秋浦歌十七首 其十七 李白Kanbuniinkai紀頌之の漢詩李白特集 261/350

 rihakustep足跡



秋浦歌十七首 其一 李白Kanbuniinkai紀頌之の漢詩李白特集350 -245



秋浦歌十七首  其一
秋浦長似秋。 蕭條使人愁。
客愁不可度。 行上東大樓。
正西望長安。 下見江水流。
寄言向江水。 汝意憶儂不。
遙傳一掬淚。 為我達揚州。

秋浦(しゅうほ) 長(とこし)えに秋に似たり、蕭条(しょうじょう) 人をして愁えしむ。
客愁(かくしゅう) 度(すく)う可からず、行きて東(ひがし)の大楼に上る。
正西(せいせい)して長安を望む、下に江水(こうすい)の流るるを見る。
言(げん)を寄せて江水に向かい、汝の意(い)  儂(われ)を憶(おも)うや不(いな)や。
遥かに一掬(いっきく)の泪(なみだ)を伝え、我が為に揚州(ようしゅう)に達せよ。

nat0019

現代語訳と訳註
(本文) 其一
秋浦長似秋。 蕭條使人愁。
客愁不可度。 行上東大樓。
正西望長安。 下見江水流。
寄言向江水。 汝意憶儂不。
遙傳一掬淚。 為我達揚州。


(下し文)
秋浦(しゅうほ) 長(とこし)えに秋に似たり、蕭条(しょうじょう) 人をして愁えしむ。
客愁(かくしゅう) 度(すく)う可からず、行きて東(ひがし)の大楼に上る。
正西(せいせい)して長安を望む、下に江水(こうすい)の流るるを見る。
言(げん)を寄せて江水に向かい、汝の意(い)  儂(われ)を憶(おも)うや不(いな)や。
遥かに一掬(いっきく)の泪(なみだ)を伝え、我が為に揚州(ようしゅう)に達せよ。


 (現代語訳)
秋浦はその名のとおり、いつでも秋のようだ。ここのものさびしさは、人を愁にとじこめる。
旅客としてここの愁はまことに始末におえないものだ。そこで東のかたの大楼山にのぼってみる。
真西の方、秋の真っ最中にあたって長安の方をながめるのだ、眼下にひろがる長江、水の流れを見ている。
ここでわたしは言葉をあなたに寄せようと、長江の流れに向っている。君の心はわたしをおぼえていてくれるかどうか。
ひとすくいの涙は遠い所から伝えてくれて、わしのために、ここと中間の揚州にまで送りとどけてくれないか。


 (訳注) 秋浦の歌 其の一
秋浦長似秋。 蕭條使人愁。

秋浦はその名のとおり、いつでも秋のようだ。ここのものさびしさは、人を愁にとじこめる。
○秋浦 いまの安徽省貴地県。唐代には池州と呼ばれた。揚子江沿岸にある。○粛条 さびしいこと。

客愁不可度。 行上東大樓
旅客としてここの愁はまことに始末におえないものだ。そこで東のかたの大楼山にのぼってみる。
 わたる。かぞえる。計画する。かんがえる。○大樓 秋浦の北の大楼山。

自代内贈 #1~#3 李白
寶刀截流水。無有斷絕時。妾意逐君行。纏綿亦如之。」
別來門前草。秋黃春轉碧。掃盡更還生。萋萋滿行跡。
鳴鳳始相得。雄驚雌各飛。游云落何山。一往不見歸。
估客發大樓。知君在秋浦。梁苑空錦衾。陽台夢行雨。
妾家三作相。失勢去西秦。猶有舊歌管。淒清聞四鄰。」
曲度入紫云。啼無眼中人。妾似井底桃。開花向誰笑。
君如天上月。不肯一回照。窺鏡不自識。別多憔悴深。
安得秦吉了。為人道寸心。」


正西望長安。 下見江水流。
真西の方、秋の真っ最中にあたって長安の方をながめるのだ、眼下にひろがる長江、水の流れを見ている。
正西 真西という意味と秋の真っ最中。


寄言向江水。 汝意憶儂不。
ここでわたしは言葉をあなたに寄せようと、長江の流れに向っている。君の心はわたしをおぼえていてくれるかどうか。
 一人称の人代名詞。近世では女性が親しい相手に対して用いたが、現代では男性が、同輩以下の相手に対して用いる。


遙傳一掬淚。 為我達揚州。
ひとすくいの涙は遠い所から伝えてくれて、わしのために、ここと中間の揚州にまで送りとどけてくれないか。
 両手ですくう。○揚州 江蘇省揚州。長江の下流にあり、当時から繁華な大都会であった。ここから運河を北上し、洛陽、長安に向かう。宋州(河南省商丘市)にのこしたままにしている妻宗氏に、秋浦から書信を出したのだ。

blogram投票ボタン

毎日それぞれ一首(長詩の場合一部分割掲載)kanbuniinkai紀 頌之の漢詩3ブログ
05rihakushi350

李白詩350首kanbuniinkai紀頌之のブログ

700Toho shi

kanbuniinkai11の頌之漢詩 杜甫詩700首


800tousouSenshu
kanbuniinkai10 頌之の漢詩 唐宋詩人選集 Ⅰ李商隠150首




burogutitl770
http://kanshi100x100.blog.fc2.com/