贈從弟南平太守之遙二首 #1 李白Kanbuniinkai紀頌之の漢詩李白特集350 -289


贈從弟南平太守之遙二首
( 太白自注:南平時因飲酒過度。貶武陵。)

其一 #1
少年不得意。 落魄無安居。
成年は意識を得ない、落ちぶれた魂は安らかに落ち着くとこもない。
愿隨任公子。 欲釣吞舟魚。
したがって私は、謹んで、会稽山の釣り人任公子に従っていく、酒を飲んで船に乗って魚を釣り上げようと思う。
常時飲酒逐風景。壯心遂與功名疏。
いつもながら、酒を飲んで風流に景色を追うのである、意気盛んな心はともに追い求めこの名をはせて流されるのである。
蘭生谷底人不鋤。云在高山空卷舒。
蘭の花が谷の底の方に生えていると人は鋤とることはできない、雲が高い山にかかって、むなしく巻いたりのばしたりして広がっているのだ。
漢家天子馳駟馬。赤車蜀道迎相如。
唐王朝の天子は4頭立ての馬車で夜明けに出発した、南方を守る軍隊は蜀へ通じる道に司馬相如の様な賢臣がお迎えをしている。
天門九重謁聖人。龍顏一解四海春。

天へと続く門は九つの門で守られ聖天子に拝謁できるのである、本来の天子のお顔をひとたび拝見したならその放たれる佳気で世界は春を迎えた気分になるものである。
#2
彤庭左右呼萬歲。拜賀明主收沉淪。
翰林秉筆回英眄。麟閣崢嶸誰可見。
承恩初入銀台門。著書獨在金鑾殿。
龍駒雕鐙白玉鞍。象床綺席黃金盤。
當時笑我微賤者。卻來請謁為交歡。
#3
一朝謝病游江海。 疇昔相知几人在。
前門長揖後門關。 今日結交明日改。
愛君山岳心不移。 隨君云霧迷所為。
夢得池塘生春草。 使我長價登樓詩。
別後遙傳臨海作。 可見羊何共和之。
#1
從弟の南平の太守之遙に贈る二首 其の一
少年 意を得ず、魄 落く 安ぞ居む無し。
愿みて 任公子に隨う。吞みて舟に魚を釣んうと欲す。
常時 飲酒 風景 逐。壯心 與に遂う 功名疏(うと)んず。
蘭 谷底に生え 人鋤えず。云 高山に在る 空しく舒を卷く。
漢家の天子  駟馬(しば)を馳せ、赤軍もて蜀道に相如 (しょうじょ)を迎ふ。
天門 九重(きゅうちょう) 聖人に謁し、龍顔 一たび解くれば四海 春なり。

#2
彤庭(とうてい)に左右 万歳を呼ばひ、拝賀す 明主の沈淪(ち んりん)を收むるを。
翰林 筆を秉(と)って 英眄(えいべん)を回(めぐ)らし、麟閣 崢嶸(そうこう) たり誰か見るべき。
恩を承(う)けて初めて 入る銀台門、0書を著してひとり金鑾殿にあり。
寵鉤(ちょうこう) 雕鐙(ちょうとう)  白玉の鞍 賜った名馬には玉を刻んだあぶみや白玉の鞍をおかせ、象牀(ぞうしょう) 綺 席 黄金の盤
当時わが微賤なるを笑ひし者、かへって来って謁を請うて交歓をなす。
#3
一朝病を謝(つ)げて江海に遊べば、疇昔(ちゅうしゃく)の相知 幾人か在る。
前門には長揖(ちょうゆう)して後門は関 (とざ)す、 今日 交りを結んで明日は改まる。
君を愛するは山岳 心 移さず。君に隨うは云霧 為す所を迷う。
夢 池塘を得 春草生える。我 長價に使う 登樓の詩。
別後 遙に傳う 臨海と作す。 可見 羊 何ぞ 共に之を和す。

miyajima596

#4

其二
東平與南平。 今古兩步兵。
素心愛美酒。 不是顧專城。
謫官桃源去。 尋花几處行。
秦人如舊識。 出戶笑相迎。

東平と南平。 今は古(いにしえ) 兩の步兵。
素心 美酒を愛し。 是 專城を顧ず。
謫官 桃源を去り。花を尋ねて 几そ處行す。
秦人 舊きを識るが如し。 出戶 笑って相い迎う。


贈從弟南平太守之遙二首 其一 現代語訳と訳註
(本文)#1
少年不得意。 落魄無安居。
愿隨任公子。 欲釣吞舟魚。
常時飲酒逐風景。壯心遂與功名疏。
蘭生谷底人不鋤。云在高山空卷舒。
漢家天子馳駟馬。赤車蜀道迎相如。
天門九重謁聖人。龍顏一解四海春。


(下し文)
少年 意を得ず、魄 落く 安ぞ居む無し。
愿みて 任公子に隨う。吞みて舟に魚を釣んうと欲す。
常時 飲酒 風景 逐。壯心 與に遂う 功名疏(うと)んず。
蘭 谷底に生え 人鋤えず。云 高山に在る 空しく舒を卷く。
漢家の天子  駟馬(しば)を馳せ、赤軍もて蜀道に相如 (しょうじょ)を迎ふ。
天門 九重(きゅうちょう) 聖人に謁し、龍顔 一たび解くれば四海 春なり。

(現代語訳)
成年は意識を得ない、落ちぶれた魂は安らかに落ち着くとこもない。
したがって私は、謹んで、会稽山の釣り人任公子に従っていく、酒を飲んで船に乗って魚を釣り上げようと思う。
いつもながら、酒を飲んで風流に景色を追うのである、意気盛んな心はともに追い求めこの名をはせて流されるのである。
蘭の花が谷の底の方に生えていると人は鋤とることはできない、雲が高い山にかかって、むなしく巻いたりのばしたりして広がっているのだ。
唐王朝の天子は4頭立ての馬車で夜明けに出発した、南方を守る軍隊は蜀へ通じる道に司馬相如の様な賢臣がお迎えをしている。
天へと続く門は九つの門で守られ聖天子に拝謁できるのである、本来の天子のお顔をひとたび拝見したならその放たれる佳気で世界は春を迎えた気分になるものである。


(訳注) 其一 #1
少年不得意、落魄無安居。

少年 意を得ず、魄 落く 安ぞ居む無し。
成年は意識を得ない、落ちぶれた魂は安らかに落ち着くとこもない。
 1 人の肉体に宿り、活力を生み出すもの。たましい。「気魄・魂魄」 2 月のかげの部分。「生魄」 3 落ちぶれる。「落魄」 .


愿隨任公子。 欲釣吞舟魚。
愿(つつし)みて 任公子に隨う。吞みて舟に魚を釣んうと欲す。
したがって私は、謹んで、会稽山の釣り人任公子に従っていく、酒を飲んで船に乗って魚を釣り上げようと思う。
 つつしむ。誠実である。○任公子 子明は会稽山の山頂から沖に届くくらいの竿を作り、餌も去勢牛五十頭ほど用意し、一年かけて釣り上げた。それを村人に食べ物を配った。『荘子』任公子にある。


常時飲酒逐風景。壯心遂與功名疏。
常時 飲酒 風景 逐。壯心 與に遂う 功名疏(うと)んず。
いつもながら、酒を飲んで風流に景色を追うのである、意気盛んな心はともに追い求めこの名をはせて流されるのである。
壯心 雄々しき心。意気盛んな心。


蘭生谷底人不鋤。云在高山空卷舒。
蘭 谷底に生え 人鋤えず。云 高山に在る 空しく舒を卷く。
蘭の花が谷の底の方に生えていると人は鋤とることはできない、雲が高い山にかかって、むなしく巻いたりのばしたりして広がっているのだ。
○卷舒 巻いたりのばしたりすること。広げることとしまうこと。


漢家天子馳駟馬、赤軍蜀道迎相如。
(漢家の天子  駟馬(しば)を馳せ、赤軍もて蜀道に相如 (しょうじょ)を迎ふ。)
唐王朝の天子は4頭立ての馬車で夜明けに出発した、南方を守る軍隊は蜀へ通じる道に司馬相如の様な賢臣がお迎えをしている。
○天子 玄宗のことをたとえる。○駟馬 四頭立ての馬車。○赤軍 南方へ向かう軍隊。○相如 蜀出身の詩人司馬相如。李白のこと。


天門九重謁聖人、龍顏一解四海春。
天門 九重(キュウチョウ) 聖人に謁し、龍顔 一たび解くれば四海 春なり。
天へと続く門は九つの門で守られ聖天子に拝謁できるのである、本来の天子のお顔をひとたび拝見したならその放たれる佳気で世界は春を迎えた気分になるものである。
龍顏 龍の顔というのは想像上の動物であるが、同時に仙界と王朝を示すものであり、皇帝の顔を示す。○九重 天子の門は九。○聖人 聖天子 

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