贈從弟南平太守之遙二首 #2 李白Kanbuniinkai紀頌之の漢詩李白特集350 -290


贈從弟南平太守之遙二首
( 太白自注:南平時因飲酒過度。貶武陵。)

其一 #1
少年不得意。 落魄無安居。
愿隨任公子。 欲釣吞舟魚。
常時飲酒逐風景。壯心遂與功名疏。
蘭生谷底人不鋤。云在高山空卷舒。
漢家天子馳駟馬。赤車蜀道迎相如。
天門九重謁聖人。龍顏一解四海春。
#2
彤庭左右呼萬歲。拜賀明主收沉淪。
朱漆で飾った天子の庭に左右に別れ整列し、天子の夜を「万年続く」と唱呼したものだ。そこでお目にかかっていたものが今や叛乱軍の手に落ち、落ちぶれたものとなっている。
翰林秉筆回英眄。麟閣崢嶸誰可見。
王朝の翰林院で筆を執って、詔を起草した者たちはかしこそうな目つきでながめまわしたものだ。あの麒麟閣に飾られた賢臣たちを今このように世の中が嶮しい時にあたって誰が見ることができるというのか。
承恩初入銀台門。著書獨在金鑾殿。
天子に翰林の役を仰せつかって初めて銀台門を通過でき翰林院に入れる。書をしたためるとそれを天子のいる金鑾殿に一人で持参できるのだ。
龍駒雕鐙白玉鞍。象床綺席黃金盤。
天子から賜った名馬には天子の好みの足踏み金具、細工彫の馬具、白く輝く宝飾の鞍をつけた。象牙のこしかけ、絹の敷物、黄金の皿で食事したのだ。
當時笑我微賤者。卻來請謁為交歡。

わたしが王朝に仕えていた当時、私の地位がわずかに低いからと笑いかけてきたものがいた、ところがそれが却って今たたえ合って交歓しているのである。

#3
一朝謝病游江海。 疇昔相知几人在。
前門長揖後門關。 今日結交明日改。
愛君山岳心不移。 隨君云霧迷所為。
夢得池塘生春草。 使我長價登樓詩。
別後遙傳臨海作。 可見羊何共和之。
#1
從弟の南平の太守之遙に贈る二首 其の一
少年 意を得ず、魄 落く 安ぞ居む無し。
愿みて 任公子に隨う。吞みて舟に魚を釣んうと欲す。
常時 飲酒 風景 逐。壯心 與に遂う 功名疏(うと)んず。
蘭 谷底に生え 人鋤えず。云 高山に在る 空しく舒を卷く。
漢家の天子  駟馬(しば)を馳せ、赤軍もて蜀道に相如 (しょうじょ)を迎ふ。
天門 九重(きゅうちょう) 聖人に謁し、龍顔 一たび解くれば四海 春なり。
#2
彤庭(とうてい)に左右 万歳を呼ばひ、拝賀す 明主の沈淪(ち んりん)を收むるを。
翰林 筆を秉(と)って 英眄(えいべん)を回(めぐ)らし、麟閣 崢嶸(そうこう) たり誰か見るべき。
恩を承(う)けて初めて 入る銀台門、0書を著してひとり金鑾殿にあり。
寵鉤(ちょうこう) 雕鐙(ちょうとう)  白玉の鞍 賜った名馬には玉を刻んだあぶみや白玉の鞍をおかせ、象牀(ぞうしょう) 綺 席 黄金の盤
当時わが微賤なるを笑ひし者、かへって来って謁を請うて交歓をなす。

#3
一朝病を謝(つ)げて江海に遊べば、疇昔(ちゅうしゃく)の相知 幾人か在る。
前門には長揖(ちょうゆう)して後門は関 (とざ)す、 今日 交りを結んで明日は改まる。
君を愛するは山岳 心 移さず。君に隨うは云霧 為す所を迷う。
夢 池塘を得 春草生える。我 長價に使う 登樓の詩。
別後 遙に傳う 臨海と作す。 可見 羊 何ぞ 共に之を和す。



#2 現代語訳と訳註
(本文) #2

彤庭左右呼萬歲。拜賀明主收沉淪。
翰林秉筆回英眄。麟閣崢嶸誰可見。
承恩初入銀台門。著書獨在金鑾殿。
龍駒雕鐙白玉鞍。象床綺席黃金盤。
當時笑我微賤者。卻來請謁為交歡。


(下し文)
彤庭(とうてい)に左右 万歳を呼ばひ、拝賀す 明主の沈淪(ち んりん)を收むるを。
翰林 筆を秉(と)って 英眄(えいべん)を回(めぐ)らし、麟閣 崢嶸(そうこう) たり誰か見るべき。
恩を承(う)けて初めて 入る銀台門、0書を著してひとり金鑾殿にあり。
寵鉤(ちょうこう) 雕鐙(ちょうとう)  白玉の鞍 賜った名馬には玉を刻んだあぶみや白玉の鞍をおかせ、象牀(ぞうしょう) 綺 席 黄金の盤
当時わが微賤なるを笑ひし者、かへって来って謁を請うて交歓をなす。


(現代語訳)
朱漆で飾った天子の庭に左右に別れ整列し、天子の夜を「万年続く」と唱呼したものだ。そこでお目にかかっていたものが今や叛乱軍の手に落ち、落ちぶれたものとなっている。
王朝の翰林院で筆を執って、詔を起草した者たちはかしこそうな目つきでながめまわしたものだ。あの麒麟閣に飾られた賢臣たちを今このように世の中が嶮しい時にあたって誰が見ることができるというのか。
天子から賜った名馬には天子の好みの足踏み金具、細工彫の馬具、白く輝く宝飾の鞍をつけた。象牙のこしかけ、絹の敷物、黄金の皿で食事したのだ。
わたしが王朝に仕えていた当時、私の地位がわずかに低いからと笑いかけてきたものがいた、ところがそれが却って今たたえ合って交歓しているのである。


(訳注)
彤庭左右呼萬歳、拜賀明主收沈淪。
彤庭(とうてい)に左右 万歳を呼ばひ、拝賀す 明主の沈淪(ち んりん)を收むるを。
朱漆で飾った天子の庭に左右に別れ整列し、天子の夜を「万年続く」と唱呼したものだ。そこでお目にかかっていたものが今や叛乱軍の手に落ち、落ちぶれたものとなっている。
彤庭 (とうてい)朱漆で飾った天子の庭。天子の宮殿の正殿の正面階段から続く庭は朱漆で赤く塗られている。かいだんは「丹陛」という。李商隠『有感二首其 二』「丹陛猶敷奏、彤庭歘戦争。」とある。○萬歳 万年。○明主 あなた様。天子様。○沈淪 (ちんりん)しずみおちぶれた賢人。


翰林秉筆囘英眄 麟閣崢嶸誰可見
翰林 筆を秉(と)って 英眄(えいべん)を回(めぐ)らし、麟閣 崢嶸(そうこう) たり誰か見るべき。
王朝の翰林院で筆を執って、詔を起草した者たちはかしこそうな目つきでながめまわしたものだ。あの麒麟閣に飾られた賢臣たちを今このように世の中が嶮しい時にあたって誰が見ることができるというのか。
翰林 李白がいた翰林院のこと。唐の玄宗が738年(開元26年)に設けた翰林学士院がその起源で、唐中期以降、主に詔書の起草に当たった役所のことをいう。○英眄 (えいべん) かしこそうな目つきでながめまわすこと。○麟閣 麒麟閣。漢代、長安の宮中にあった高殿。武帝が麒麟を献上されたとき築いたといわれる。宣帝のとき、11人の功臣の肖像などが飾られた。○崢嶸   山や谷のけわしさ。  人生のけわしさ。


承恩初入銀臺門 著書獨在金鑾殿
恩を承(う)けて初めて 入る銀台門、書を著してひとり金鑾殿にあり。
天子に翰林の役を仰せつかって初めて銀台門を通過でき翰林院に入れる。書をしたためるとそれを天子のいる金鑾殿に一人で持参できるのだ。


龍鉤雕鐙白玉鞍 象牀綺席黄金盤
寵鉤(ちょうこう)雕鐙(ちょうとう) 白玉の鞍、象牀(ぞうしょう) 綺 席 黄金の盤
天子から賜った名馬には天子の好みの足踏み金具、細工彫の馬具、白く輝く宝飾の鞍をつけた。象牙のこしかけ、絹の敷物、黄金の皿で食事したのだ。
寵鉤(ちょうこう) 天子の好みの足踏み金具。○雕鐙(ちょうとう) 細工彫の馬具。○白玉鞍 白く輝く宝飾の鞍。○象牀 (ぞうしょう) 象牙のこしかけ ○綺 席 絹の敷物。○黄金盤 黄金の皿で食事する。


當時笑我微賤者 却來請謁爲交歡
当時わが微賤なるを笑ひし者、かへって来って謁を請うて交歓をなす。
わたしが王朝に仕えていた当時、私の地位がわずかに低いからと笑いかけてきたものがいた、ところがそれが却って今たたえ合って交歓しているのである。

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