盛唐詩 游鳳林寺西嶺 孟浩然<38> Kanbuniinkai紀頌之の漢詩 李白特集350 -345

(鳳林寺の西嶺に遊ぶ)
卷160_58 「游鳳林寺西嶺」孟浩然



游鳳林寺西嶺
共喜年華好,來游水石間。
長い冬が過ぎ共に春のうららかな日差しになったことを喜んでいる、自然の中に入り込むと清々しい水が岩間を流れている。
煙容開遠樹,春色滿幽山。
春の霞で覆われていた遠くの山の木樹までみえるほど霞が晴れてくる、すると、万物の芽吹く春景色の色か奥深い山にまでいっぱいに満ちているではないか。
壺酒朋情洽,琴歌野興閑。
壷の酒は友情を確かめるものであり、酒を酌み、杯を挙げようではないか。琴を弾き、歌を歌うことは、その音が野外の自然おなかに広がって興雅な気持ちにしてくれる。
莫愁歸路暝,招月伴人還。

とことん飲んだから帰り道は暗くなったけれどそれを愁うるものではない、月が出るまで呑んでいよう、そうすれば我々に月を付き添わせて一緒に帰れば良いではないか。


(鳳林寺の西嶺に遊ぶ)
共に年華【ねんか】の好【よ】きを喜び、来たりて遊ぶ水石の間。
煙容【えんよう】 遠樹を開き、春色 幽山に満つ。
壷酒 朋情 洽【ごう】し、琴歌 野興【やきょう】 閑なり。
愁う莫かれ 帰路の瞑【くら】きを、月を招き人を伴いて還らん。 
 

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現代語訳と訳註
(本文) 游鳳林寺西嶺
共喜年華好,來游水石間。
煙容開遠樹,春色滿幽山。
壺酒朋情洽,琴歌野興閑。
莫愁歸路暝,招月伴人還。


(下し文)
(鳳林寺の西嶺に遊ぶ)
共に年華【ねんか】の好【よ】きを喜び、来たりて遊ぶ水石の間。
煙容【えんよう】 遠樹を開き、春色 幽山に満つ。
壷酒 朋情 洽【ごう】し、琴歌 野興【やきょう】 閑なり。
愁う莫かれ 帰路の瞑【くら】きを、月を招き人を伴いて還らん。 


(現代語訳)
長い冬が過ぎ共に春のうららかな日差しになったことを喜んでいる、自然の中に入り込むと清々しい水が岩間を流れている。
春の霞で覆われていた遠くの山の木樹までみえるほど霞が晴れてくる、すると、万物の芽吹く春景色の色か奥深い山にまでいっぱいに満ちているではないか。
壷の酒は友情を確かめるものであり、酒を酌み、杯を挙げようではないか。琴を弾き、歌を歌うことは、その音が野外の自然おなかに広がって興雅な気持ちにしてくれる。
とことん飲んだから帰り道は暗くなったけれどそれを愁うるものではない、月が出るまで呑んでいよう、そうすれば我々に月を付き添わせて一緒に帰れば良いではないか。

木瓜00


(訳注)
共喜年華好,來游水石間。
 【首聯】
長い冬が過ぎ共に春のうららかな日差しになったことを喜んでいる、自然の中に入り込むと清々しい水が岩間を流れている。
年華 年月。春のひかり。青春のころ。寿命。


煙容開遠樹,春色滿幽山。 【頷聯】
春の霞で覆われていた遠くの山の木樹までみえるほど霞が晴れてくる、すると、万物の芽吹く春景色の色か奥深い山にまでいっぱいに満ちているではないか。
煙容 霞によって作り出された容貌。霞が雲海のように覆っている景色を連想させる。其れが晴れると、近くの林澗の水から木々、遠くの木樹まで春景色になっている。「煙容」によって強調されたのである。


壺酒朋情洽,琴歌野興閑。 【頸聯】
壷の酒は友情を確かめるものであり、酒を酌み杯を挙げようではないか、琴を弾き、歌を歌うことは、その音が野外の自然おなかに広がって興雅な気持ちにしてくれる。
 あう。かなう。つうじる。『詩経、大雅、江漢』「洽此四国。」(此の四国を洽う。)○ のどか。みやびやか。うるわしい。『文選、賈誼、鵬鳥賦』「貌甚閑暇。」(貌は甚だ閑暇。)―善曰く、閑暇は驚き恐れざるなり。-


莫愁歸路暝,招月伴人還。 【尾聯】
とことん飲んだから帰り道は暗くなったけれどそれを愁うるものではない、月が出るまで呑んでいよう、そうすれば我々に月を付き添わせて一緒に帰れば良いではないか。


万物との同化、万物の目ぶときを楽しむ風流、あるいは、道教の「道」の生き方、今この時を楽しむことを感じる詩で、李白の世界観と共通している。春、酒を題材にするとそうなるのであろうか。孟浩然の特徴である大パノラマは頷聯の「煙容」という語であろう。
 第ハ句の「月」は、まだ孟浩然の目の前には現れていない。夜が更けて滞り道が判らなくなったら、月を招いて我々を連れていってもらおう、というのである。
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