孟浩然・王維・李白に影響を与えた山水詩人、謝霊運<11> 永初三年七月十六日之郡初発都 #2 詩集 371
422年38歳
(永初三年七月十六日郡に之かんとし、初めて都を発す)

永初三年七月十六日之郡初発都#2
如何懐土心、持此謝遠度。
どんなにこの国の土地のことを心の中で思っていることか、この気持ちをもってこのたびの遠地へ旅立つことを許されたい。
李牧愧長袖、郤克慙躧歩。
戦国時代の李牧は守ることばかりで、ちょうど手が短いのに長い袖を笑われた、戦国時代の晉の郤克は和平の会談で足の悪いことを笑いものにされた。
良時不見遺、醜状不成悪。
平穏な時代であれば、誰も問題にしないし見もしないものだ、醜いことは悪いことにつながりはしない。
曰余亦支離、依方早有慕。
此の日、この時、ここでお別れする、自分の向う目標の隠遁への道にとにかく慕う気持ちは続いている
#2
如何んぞ土を懐う心、此を持して遠き度【たび】を謝【や】めたく。
李牧【りぼく】は長袖を愧【は】じ、郤克【げきこく】は躧歩【あしのはこび】に慙【は】ず。
良時には遺て見れず、醜状も悪を成さず。
曰【ここ】に余も亦た支離【や】せて、方【みち】に依り早く慕う有り。


現代語訳と訳註
(本文) #2

如何懐土心、持此謝遠度。
李牧愧長袖、郤克慙躧歩。
良時不見遺、醜状不成悪。
曰余亦支離、依方早有慕。


(下し文) #2
如何んぞ土を懐う心、此を持して遠き度【たび】を謝【や】めたく。
李牧【りぼく】は長袖を愧【は】じ、郤克【げきこく】は躧歩【あしのはこび】に慙【は】ず。
良時には遺て見れず、醜状も悪を成さず。
曰【ここ】に余も亦た支離【や】せて、方【みち】に依り早く慕う有り。


(現代語訳)
どんなにこの国の土地のことを心の中で思っていることか、この気持ちをもってこのたびの遠地へ旅立つことを許されたい。
戦国時代の李牧は守ることばかりで、ちょうど手が短いのに長い袖を笑われた、戦国時代の晉の郤克は和平の会談で足の悪いことを笑いものにされた。
平穏な時代であれば、誰も問題にしないし見もしないものだ、醜いことは悪いことにつながりはしない。
此の日、この時、ここでお別れする、自分の向う目標の隠遁への道にとにかく慕う気持ちは続いている。


(訳注)
如何懐土心、持此謝遠度。
如何んぞ土を懐う心、此を持して遠き度【たび】を謝【や】めたく。
どんなにこの国の土地のことを心の中で思っていることか、この気持ちをもってこのたびの遠地へ旅立つことを許されたい。平穏な時代であれば、誰も問題にしないし見もしないものだ、醜いことは悪いことにつながりはしない。


李牧愧長袖、郤克慙躧歩。
李牧【りぼく】は長袖を愧【は】じ、郤克【げきこく】は躧歩【あしのはこび】に慙【は】ず。
戦国時代の李牧は守ることばかりで、ちょうど手が短いのに長い袖を笑われた、戦国時代の晉の郤克は和平の会談で足の悪いことを笑いものにされた。
李 牧(り ぼく、生年不明 - 紀元前229年)は中国春秋戦国時代の趙国の武将。『史記』"廉頗蘭相如列伝"において司馬遷は李牧を、「守戦の名将」と位置づけている。匈奴の執拗な攻撃に対しては、徹底的な防衛・篭城の戦法を取ることで、大きな損害を受けずに安定的に国境を守備していた。しかし、そのやり方が匈奴だけでなく趙兵にさえも臆病者であると思われてしまうこととなる。 趙王さえも李牧のやり方を不満に思い責めたが、李牧はこれを改めなかったので任を解かれてしまった。
郤克 春秋時代の晋の政治家、将軍。紀元前592年の春に郤克は、斉に断道(山西省)で行われる諸侯会議への参加を求めるために外交の使者として赴いたが、斉(頃公)とその母の蕭同叔子に自分の怪異な風貌を笑われるという大恥辱を受けてしまう。


良時不見遺、醜状不成悪。
良時には遺て見れず、醜状も悪を成さず。
平穏な時代であれば、誰も問題にしないし見もしないものだ、醜いことは悪いことにつながりはしない。


曰余亦支離、依方早有慕。
曰【ここ】に余も亦た支離【や】せて、方【みち】に依り早く慕う有り。
此の日、この時、ここでお別れする、自分の向う目標の隠遁への道にとにかく慕う気持ちは続いている。

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