長歌行 謝霊運(康楽) 詩<69-#1>Ⅱ李白に影響を与えた詩491 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1290



古詩源 第三巻 楽府歌辭 『長歌行』
平調曲でその志を歌う。この古辞は、人生は無常であって英華もけっして久しく続かないゆえ、大いに努力すべきである、という内容を歌う。


古辞  相和歌辞『長歌行
青青園中葵、朝露待日晞。
陽春布徳澤、萬物生光輝。
常恐秋節至、焜黄華葉衰。
百川東到海、何時復西歸。
少壮不努力、老大徒傷悲。

青青たる園中の葵、朝露日を待ちて暗く。
陽春徳浮を布き、萬物光輝を生ず。
常に恐る秋節の至りて、棍黄として華葉の衰へんことを。
百川東して海に到らば、何れの時か復た西に辟らん。
少壮努力せずんは、老大徒らに傷悲せん。

青々とした園のあおい、それをうるおす朝露もつかのま、やがて日の光を受ければかわく。うららかな春が恵みの光を与えると、万物は輝くように生き生きと伸びる。しかしひとたび秋の季節が訪れると、その美しい花も葉も、色あせて見るかげもなく衰えはてる。
人生もまた同じで、東に流れる川の水、ひとたび去って海にいたれば、いつまた西に帰られるというのか、若いときにいそしまぬ悔いを、老いて気が付きやり直そうとしても、それはむなしいことであろう。


長歌行 謝霊運(康楽) 詩<69-#1>

長歌行  謝靈運
倐爍夕星流,昱奕朝露團。
星が突然明るく照り輝いて夕方の空に流れて行く、夜が明け、あかるくかがやき始め朝露が丸くなりひかる。
粲粲烏有停,泫泫豈暫安。
鳥が翅をひろげると太陽に映えて鮮やかに輝き庭園に留まっている、枝にとまった取りの動きで朝露の玉はしとしと落ちてい駆動してもうしばらく葉の上に置いたままにしておいてやらないのか。
徂齡速飛電,頹節騖驚湍。
それはこの年が去り、歳を重ねることも空を走る稲光よりも早い。秋の季節の最盛期の木々の葉が色ずきそして落葉するのは早瀬の流れより早くて驚かされる。
覽物起悲緒,顧已識憂端。
万物の衰えていくのを見ることはその衰えていく悲しみの根源がなんであるかを見ることである。自分を顧みると憂いの根源は認識しているので会う。
朽貌改鮮色,悴容變柔顏。
朽ち果てていくその姿容貌が鮮やかな色に生き生きとすることが出来る。やつれてしまった顔が若さあふれる顔に変わる。
倐爍【しゅくしゃく】 夕の星は流れ、昱奕【いくえき】に朝の露は団【あつ】まる
粲粲【さんさん】として鳥 停まる有り、泫泫【けんげん】と豈に暫く安んぜんや。
徂【さ】る齢は飛電よりも速く、頹【おとろ】えたる節は驚湍【きょうたん】よりも騖【はせ】る。
物を覧て悲しみの緒を起こし、己れを顧みて憂いの端を識る。
朽ちる貌は鮮色を改め、悴【やつ】れたる容 柔顔を変う。

#2
變改茍催促,容色烏盤桓。亹亹衰期迫,靡靡壯志闌。
既慙臧孫慨,復愧楊子歎。寸陰果有逝,尺素竟無觀。
幸賖道念戚,且取長歌歡。

#2
変改 苛しくも催促せば、容色も烏【いず】くんぞ盤桓【はんこう】せん。
亹亹【びび】として衰期迫り、靡靡【びび】として壮志闌【たけなわ】なり。
既に臧孫【ぞうそん】の慨【なげ】きに慙【は】じ、復た楊子の歎きに愧ず。
寸陰 果たして逝く有り、尺素も竟に観る無し。
幸わくは道を念う戚【うれ】いを賖【か】して、且【しばら】く長歌の歡びを取らん。


現代語訳と訳註
(本文) 長歌行
倐爍夕星流,昱奕朝露團。粲粲烏有停,泫泫豈暫安。
徂齡速飛電,頹節騖驚湍。覽物起悲緒,顧已識憂端。
朽貌改鮮色,悴容變柔顏。


(下し文)
倐爍【しゅくしゃく】 夕の星は流れ、昱奕【いくえき】に朝の露は団【あつ】まる
粲粲【さんさん】として鳥 停まる有り、泫泫【けんげん】と豈に暫く安んぜんや。
徂【さ】る齢は飛電よりも速く、頹【おとろ】えたる節は驚湍【きょうたん】よりも騖【はせ】る。
物を覧て悲しみの緒を起こし、己れを顧みて憂いの端を識る。
朽ちる貌は鮮色を改め、悴【やつ】れたる容 柔顔を変う。


(現代語訳)
星が突然明るく照り輝いて夕方の空に流れて行く、夜が明け、あかるくかがやき始め朝露が丸くなりひかる。
鳥が翅をひろげると太陽に映えて鮮やかに輝き庭園に留まっている、枝にとまった取りの動きで朝露の玉はしとしと落ちてい駆動してもうしばらく葉の上に置いたままにしておいてやらないのか。
それはこの年が去り、歳を重ねることも空を走る稲光よりも早い。秋の季節の最盛期の木々の葉が色ずきそして落葉するのは早瀬の流れより早くて驚かされる。
万物の衰えていくのを見ることはその衰えていく悲しみの根源がなんであるかを見ることである。自分を顧みると憂いの根源は認識しているので会う。
朽ち果てていくその姿容貌が鮮やかな色に生き生きとすることが出来る。やつれてしまった顔が若さあふれる顔に変わる。


(訳注)
長歌行

古詩源 第三巻 楽府歌辭 『長歌行』の詩に基づいて作られている。人間、若い若いといっても、人生はどんどん老齢化していってしまう。それは自然が日ごとに変わってゆくようなものである。


倐爍夕星流,昱奕朝露團。
星が突然明るく照り輝いて夕方の空に流れて行く、夜が明け、あかるくかがやき始め朝露が丸くなりひかる。
 突然,たちまち。・ 明るく照り輝くさま。・昱奕 あかるくかがやく


粲粲烏有停,泫泫豈暫安。
鳥が翅をひろげると太陽に映えて鮮やかに輝き庭園に留まっている、枝にとまった取りの動きで朝露の玉はしとしと落ちてい駆動してもうしばらく葉の上に置いたままにしておいてやらないのか。
粲粲 美しく光り輝くさま。鮮やかに輝くさま。・泫泫 滴(しずく)が垂れる,滴(したた)る.泫然 はらはらと(涙がこぼれるさま)


徂齡速飛電,頹節騖驚湍。
それはこの年が去り、歳を重ねることも空を走る稲光よりも早い。秋の季節の最盛期の木々の葉が色ずきそして落葉するのは早瀬の流れより早くて驚かされる。


覽物起悲緒,顧已識憂端。
万物の衰えていくのを見ることはその衰えていく悲しみの根源がなんであるかを見ることである。自分を顧みると憂いの根源は認識しているので会う。


朽貌改鮮色,悴容變柔顏。
朽ち果てていくその姿容貌が鮮やかな色に生き生きとすることが出来る。やつれてしまった顔が若さあふれる顔に変わる。