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折楊柳行二首 その一
鬱鬱河邊樹,青青田野草,舍我故鄉客,將適萬里道,妻妾牽衣袂,抆淚沾懷抱,還拊幼童子,顧托兄與嫂,辭訣未及終,嚴駕一何早,負笮引文舟,飢渴常不飽,誰令爾貧賤,咨嗟何所道。

その二 #1
騷屑出穴風,揮霍見日雪,
もう、騒々しく風が吹くのは穴から出て吹いてくる。夏の日に攪乱するような病気の症状があったがすでに日々雪をみるような寒い時期になっている。
颼颼無乆搖,皎皎幾時潔,
しゅうしゅうと雨や風の音がかすかである紫雨が何も揺らすことはない静かに降っている。そうして何もなく広々としているさまいずれの時になれば讒言などない清らかな時代が来るのだろうか。
未覺泮春冰,巳復謝秋節,

春になっての氷が解け始めそれが半ばになるかどうかはまだわからない。と思っていたら、また、中秋節も去ってしまった。
騒屑【そうせつ】として穴より出ずる風、揮霍【きかく】して日ごと雪を見る。
颼颼【そうそう】として久しく揺らすこと無く、皎皎として幾時か潔からん。
未だ覚らず春氷を泮【と】くを、己に復た秋節を謝す。

#2
空對尺素遷,獨視寸陰滅,
否桑未易繫,泰茅難重拔,
桑茅迭生運,語默寄前哲。

youryuu05

 現代語訳と訳註
(本文)

折楊柳行二首 その二
騷屑出穴風,揮霍見日雪,颼颼無乆搖,皎皎幾時潔,未覺泮春冰,巳復謝秋節,


(下し文)
騒屑【そうせつ】として穴より出ずる風、揮霍【きかく】して日ごと雪を見る。
颼颼【そうそう】として久しく揺らすこと無く、皎皎として幾時か潔からん。
未だ覚らず春氷を泮【と】くを、己に復た秋節を謝す。


(現代語訳)
もう、騒々しく風が吹くのは穴から出て吹いてくる。夏の日に攪乱するような病気の症状があったがすでに日々雪をみるような寒い時期になっている。
しゅうしゅうと雨や風の音がかすかである紫雨が何も揺らすことはない静かに降っている。そうして何もなく広々としているさまいずれの時になれば讒言などない清らかな時代が来るのだろうか。
春になっての氷が解け始めそれが半ばになるかどうかはまだわからない。と思っていたら、また、中秋節も去ってしまった。


(訳注)
騷屑出穴風,揮霍見日雪,
もう、騒々しく風が吹くのは穴から出て吹いてくる。夏の日に攪乱するような病気の症状があったがすでに日々雪をみるような寒い時期になっている
騒屑 行ったり来たり、騒々しい風の音。紛擾のさま、四苦八苦している。杜甫『自京赴奉先縣詠懷五百字』「生常免租税、名不隸征伐。撫迹猶酸辛、平人固騒屑。」揮霍 揮霍撩乱;日射病や暑気あたり、江戸時代には夏に起こる激しい吐き気や下痢を伴う急性の病気をいった。「霍(カク)」=慌ただしく飛ぶ鳥の羽音。すみやか・ はやい。鶴。


颼颼無乆搖,皎皎幾時潔,
しゅうしゅうと雨や風の音がかすかである紫雨が何も揺らすことはない静かに降っている。そうして何もなく広々としているさまいずれの時になれば讒言などない清らかな時代が来るのだろうか。
・颼颼【そうそう】雨や風の音がかすかであるさま。しゅうしゅう。・皎皎【こうこう/皓皓】1 白く光り輝くさま。清らかなさま。2 何もなく広々としているさま。


未覺泮春冰,巳復謝秋節,
春になっての氷が解け始めそれが半ばになるかどうかはまだわからない。と思っていたら、また、中秋節も去ってしまった。
 分散する,分解する.・ さる。
秋節 旧暦8月15日の中秋節は、春節(旧正月)、元宵節、端午節とならぶ「中国の四大伝統祭り」と呼ばれている。この日の夜は一家団欒して、庭に供え物をならべ、月を拝んで月見をする。