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燕歌行
孟冬初寒節氣成,悲風入閨霜依庭,
秋蟬噪栁燕辭楹,念君行役怨邊城,
君何崎嶇乆徂征,豈無膏沐感鸛鳴,

10月初旬に初めての寒気団が到来して、「立冬」という始めて冬の氣配が現れて來る、夫のことは悲しみでもいい、私の閨にまで風が運び入ってくるけれど霜は庭に降りてほしい。
秋蟬は柳の木で騒いで泣いていた、ツバメも軒の柱からいなくなっている。夫の役目として辺境の城塞勤めについて恨みの思いでいっぱいなのである。
對君不樂淚沾纓,闢窗開幌弄秦箏,
調絃促柱多哀聲,遙夜明月鑒帷屏,
誰知河漢淺且清,展轉思服悲明星。

孟冬 初めて寒く節氣は成り,悲風 閨【ねや】に入り霜は庭に依る,
秋蟬【しゅうぜん】栁に噪【さわ】ぎ燕は楹【はしら】を辭【じ】し,君の行役して邊城を怨むを念う,
君 何んぞ崎嶇【きく】乆しく徂征【そせい】す,豈膏沐【こうもく】する無く鸛鳴【かんめい】を感ずる,

君に對し樂しまず 淚 纓【えい】を沾【うる】おす,闢窗を開け幌を秦箏【しんそう】を弄ぶ,
調絃し柱を促し哀聲多く,遙なる夜の明月 帷屏【いへい】を鑒【て】らす,
誰か知らん河漢【かかん】は淺く且つ清きを,展轉【てんてん】思服し明星を悲しむ。




現代語訳と訳註
(本文)
燕歌行
孟冬初寒節氣成,悲風入閨霜依庭,
秋蟬噪栁燕辭楹,念君行役怨邊城,
君何崎嶇乆徂征,豈無膏沐感鸛鳴,


(下し文)
燕歌行
孟冬 初めて寒く節氣は成り,悲風 閨【ねや】に入り霜は庭に依る,
秋蟬【しゅうぜん】栁に噪【さわ】ぎ燕は楹【はしら】を辭【じ】し,君の行役して邊城を怨むを念う,
君 何んぞ崎嶇【きく】乆しく徂征【そせい】す,豈膏沐【こうもく】する無く鸛鳴【かんめい】を感ずる,


(現代語訳)
10月初旬に初めての寒気団が到来して、「立冬」という始めて冬の氣配が現れて來る、夫のことは悲しみでもいい、私の閨にまで風が運び入ってくるけれど霜は庭に降りてほしい。
秋蟬は柳の木で騒いで泣いていた、ツバメも軒の柱からいなくなっている。夫の役目として辺境の城塞勤めについて恨みの思いでいっぱいなのである。


(訳注)
燕歌行

内容的には古詩十九首其十七の初二句に酷似している。詩題としては、文選魏の文帝、玉台新詠にもある。題材は同様なものである。ただ、七言楽府、七言詩はこの時代には本遯ど完成されていたいうことになる。



初寒節氣成,悲風入閨霜依庭,
孟冬 初めて寒く節氣は成り,悲風 閨【ねや】に入り霜は庭に依る,
10月初旬に初めての寒気団が到来して、「立冬」という始めて冬の氣配が現れて來る、夫のことは悲しみでもいい、私の閨にまで風が運び入ってくるけれど霜は庭に降りてほしい。
『古詩十九首其十七』「孟冬寒氣至,北風何慘慄?愁多知夜長,仰觀眾星列。 三五明月滿,四五詹兔缺。客從遠方來,遺我一書札。 上言長相思,下言久別離。置書懷袖中,三歲字不滅。 一心抱區區,懼君不識察。」

『悲陳陶』「孟冬十郡良家子、血作陳陶沢中水。野曠天清無戦声、四万義軍同日死。群胡帰来血洗箭、仍唱胡歌飲都市。都人廻面向北啼、日夜更望官軍至。」

悲陳陶 杜甫 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ 杜甫特集700- 152



秋蟬噪栁燕辭楹,念君行役怨邊城,
秋蟬【しゅうぜん】栁に噪【さわ】ぎ燕は楹【はしら】を辭【じ】し,君の行役して邊城を怨むを念う,
秋蟬は柳の木で騒いで泣いていた、ツバメも軒の柱からいなくなっている。夫の役目として辺境の城塞勤めについて恨みの思いでいっぱいなのである。
秋蟬 李白『留別廣陵諸公』「還家守清真,孤節勵秋蟬。」(還家 清真を守る,孤節 秋蟬 勵く。)“家に帰ると誠心誠意を守る、一人、季節の代わりを迎える秋の蝉のようにはげむのだ。”○還家 いえにかえる。○清真 清らかな眞實。○孤節 季節の変わり目。○秋蟬 夏から秋に変わる季節の移り変わりのむなしさをいう。他のものが流されていく中で、信念を貫く意味をいう。○ 励む、 はげます



君何崎嶇乆徂征,豈無膏沐感鸛鳴,
君 何んぞ崎嶇【きく】乆しく徂征【そせい】す,豈膏沐【こうもく】する無く鸛鳴【かんめい】を感ずる,
あなたはどうして厳しく困難で行きっぱなしの出征にいったのですか、わたしは身だしなみをしても仕方がなくコウノトリが啼くことも感じることもありはしないのです。
崎嶇【きく】険しいこと。容易でないこと。また、辛苦すること。1 山道の険しいさま。2 世渡りの厳しく困難なさま。・徂征 :(1) 行く,去る.(2) 死ぬ.:【せい】1 旅に行く。「征衣」2 敵・罪人を討ちに行く。「征夷(せいい)・征討・征伐・征服/遠征・出征・東征」3 征服する。「征圧」