古詩十九首之八 (8) 漢詩<95>Ⅱ李白に影響を与えた詩527 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1398

     
  同じ日のブログ 
     1398古詩十九首之八 (8) 漢詩<95>Ⅱ李白に影響を与えた詩527 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1398 
     1399琴操十首 (10)殘形操 曾子夢見一狸,不見其首作 韓退之(韓愈)詩<66-#10>Ⅱ中唐詩440 紀頌之の漢詩ブログ1399 
     1400秦州抒情詩(26) 所思 杜甫 <311> 漢文委員会 紀頌之の漢詩ブログ1400 杜甫詩 700- 431 
   
 李商隠詩李商隠/韓愈韓退之(韓愈)・柳宗元・李煜・王安石・蘇東坡 
   2011/7/11李商隠 1 錦瑟 
      2011/7/11 ~ 2012/1/11 まで毎日掲載 全130首(187回) 
   2012/1/11 唐宋 Ⅰ李商隠187 行次西郊作一百韻  白文/現代語訳 (全文) 
     

結婚の約束をしたままで迎えに来てくれない、待つ身の娘、遅いことに心を痛める娘心を詠う。

古詩十九首 第八首
冉冉孤生竹,結根泰山阿。
すくっとしなやかに伸びてゆく一本の竹がある、泰山の入り組んだところに根を張っている。
與君為新婚,兔絲附女蘿。
あなたとはじめて結婚することになるというのは、女蘿であるあなたに兔絲「ねなしかつら」のわたしがまつわりつくようなものです。
兔絲生有時,夫婦會有宜。
この「ねなしかつら」には生える時節があります、夫婦の交じり合うにも適切な時期があるものだ。
千里遠結婚,悠悠隔山陂。
あなたとははるか千里も離れていて結婚をすることにした、はるばるとはなれている間はいくつもの山阪に隔てられている。
思君令人老,軒車來何遲!
あなたを思うと身の老い衰えるような気持ちなる、お迎えの車が来るのがなんと遅いのであろうか。
傷彼蕙蘭花,含英揚光輝。
あの蕙や蘭の花も心痛めている、咲き出そうするのを内に秘めてあざやかな色を示している。
過時而不采,將隨秋草萎。
その花をとらないままでときを過ごしている、まさにこのままでは秋草ともどもしぼんでしまうということです。
君亮執高節,賤妾亦何為!

あなたが高貴な節操で操を固く守っているなら、このわたしはいつまでもお待ちするだけどうしようもないのです。


現代語訳と訳註
(本文)
第八首
冉冉孤生竹,結根泰山阿。與君為新婚,兔絲附女蘿。兔絲生有時,夫婦會有宜。千里遠結婚,悠悠隔山陂。
思君令人老,軒車來何遲!傷彼蕙蘭花,含英揚光輝。過時而不采,將隨秋草萎。君亮執高節,賤妾亦何為!


(下し文) 第八首
冉冉たる孤生の竹,根を泰山の阿【くま】に結ぶ。
君と新婚を爲すは、兎絲の女羅に附くなり。
免絲生ずるに時有り、夫婦会するに宜有り。
千里遠く婿を結び、悠悠山陂を隔つ。
君を思へば人をして老いしむ、軒車何ぞ乗ること遲き。
傷む彼の恵蘭の花、英を含みて光輝を揚ぐ。
時を過ぎて采らずんは、將に秋草の萎むに随はんとするを。
君亮に高節を執らば、賤妾亦何をか焉さん。


(現代語訳)
すくっとしなやかに伸びてゆく一本の竹がある、泰山の入り組んだところに根を張っている。
あなたとはじめて結婚することになるというのは、女蘿であるあなたに兔絲「ねなしかつら」のわたしがまつわりつくようなものです。
この「ねなしかつら」には生える時節があります、夫婦の交じり合うにも適切な時期があるものだ。
あなたとははるか千里も離れていて結婚をすることにした、はるばるとはなれている間はいくつもの山阪に隔てられている。
あなたを思うと身の老い衰えるような気持ちなる、お迎えの車が来るのがなんと遅いのであろうか。
あの蕙や蘭の花も心痛めている、咲き出そうするのを内に秘めてあざやかな色を示している。
その花をとらないままでときを過ごしている、まさにこのままでは秋草ともどもしぼんでしまうということです。
あなたが高貴な節操で操を固く守っているなら、このわたしはいつまでもお待ちするだけどうしようもないのです。


(訳注)
第八首

結婚の約束をしたままで迎えに来てくれない、待つ身の娘、遅いことに心を痛める娘心を詠う。結婚の遅いことに心を痛める娘心を詠う。この詩も一定以上の地位ある男性が女性のことを撃ったものである。


冉冉孤生竹,結根泰山阿。
すくっとしなやかに伸びてゆく一本の竹がある、泰山の入り組んだところに根を張っている。
再再 次第に進むさま。また、炉と同義に見て、弱表の義、なよなよとのひている意。
 山の隈、入りくんだところ。


與君為新婚,兔絲附女蘿。
あなたとはじめて結婚することになるというのは、女蘿であるあなたに兔絲「ねなしかつら」のわたしがまつわりつくようなものです。
・免糸・女蘿 共に蔓草、木に附くを女羅といい、草にまとうを免糸という。


兔絲生有時,夫婦會有宜。
この「ねなしかつら」には生える時節があります、夫婦の交じり合うにも適切な時期があるものだ。


千里遠結婚,悠悠隔山陂。
あなたとははるか千里も離れていて結婚をすることにした、はるばるとはなれている間はいくつもの山阪に隔てられている。
・山陂 山阪。


思君令人老,軒車來何遲!
あなたを思うと身の老い衰えるような気持ちなる、お迎えの車が来るのがなんと遅いのであろうか。
軒車 大夫以上の乗用車。轅が上方に反って前高になっている。


傷彼蕙蘭花,含英揚光輝。
あの蕙や蘭の花も心痛めている、咲き出そうするのを内に秘めてあざやかな色を示している。
蕙、蘭 共に香草、婦人自らにたとえる。


過時而不采,將隨秋草萎。
その花をとらないままでときを過ごしている、まさにこのままでは秋草ともどもしぼんでしまうということです。


君亮執高節,賤妾亦何為!
あなたが高貴な節操で操を固く守っているなら、このわたしはいつまでもお待ちするだけどうしようもないのです。
高節 心を他に移さず、独身を守る意。