同じ日のブログ   
    1563古怨歌 竇玄妻 漢詩<142>古詩源 巻三 女性詩581 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1560
    1564陸渾山火和皇甫湜用其韻(湜時為陸渾尉) 韓退之(韓愈)詩<93-#2>Ⅱ中唐詩495 漢文委員会kanbuniinkai 紀頌之の漢詩ブログ1564
    1565“同谷紀行(10)” 積草嶺 杜甫 1000<329>#2 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1565 杜甫詩 1500- 486
 
 ■今週の人気記事(漢詩の3部門ランキング)
 ■主要詩人の一覧・詩目次・ブログindex  
 謝靈運index謝靈運詩古詩index漢の無名氏  
孟浩然index孟浩然の詩韓愈詩index韓愈詩集
杜甫詩index杜甫詩 李商隠index李商隠詩
李白詩index 李白350首女性詩index女性詩人 
 上代・後漢・三国・晉南北朝・隋初唐・盛唐・中唐・晩唐北宋の詩人  
 
古怨歌 竇玄妻 漢詩<142>古詩源 巻三 女性詩581 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1560
竇玄妻『古詩源』


古怨歌
煢煢白兎,東走西顧。
こんなにもほおっておかれている白兎はけいけいと寂しいものであります。東に向かって走っていく、こんどは西を振り返ってみたりするのです。
衣不如新,人不如故。
肌着は新しいものがよく、古いものはとても及ばないものでしょう。でも、人というものは古くから知り合った者のほうがよいというものでしょう。
 
古怨歌
煢煢【けいけい】たる  白兎,東に 走り  西に 顧【かへり】る。
衣は  新しきに 不如【しか】ず,人は  故【ふる】きに 不如【しか】ず。


現代語訳と訳註
(本文)
古怨歌
煢煢白兎,東走西顧。
衣不如新,人不如故。


(下し文)
古怨歌【こえんか】
煢煢【けいけい】たる  白兎,東に 走り  西に 顧【かへり】る。
衣は  新しきに 不如【しか】ず,人は  故【ふる】きに 不如【しか】ず。


(現代語訳)
こんなにもほおっておかれている白兎はけいけいと寂しいものであります。東に向かって走っていく、こんどは西を振り返ってみたりするのです。
肌着は新しいものがよく、古いものはとても及ばないものでしょう。でも、人というものは古くから知り合った者のほうがよいというものでしょう。


(訳注)
古怨歌

竇玄妻 『古詩源』。
古註に「玄状貌絶異,天子使出其妻,妻以公主。妻悲怨寄書及歌玄。時人憐之。」
(玄状 貌は絶異にして,天子 使して 其の妻を出でしむ,妻するに公主を以てす。(古くからの)妻 悲しみ怨みて 書及び歌を玄に寄す。時の人 之を憐む。)
古怨歌 棄てられた妻の怨みのうた。竇玄は容貌が優れ、時の帝は(皇女を竇玄の嫁とするため)、竇玄の(古くからの)妻を離縁させた。これはその離縁された妻の怨みの歌。なお、『後漢書』で調べているが、まだ見つけていない。


煢煢白兎,東走西顧。
こんなにもほおっておかれている白兎はけいけいと寂しいものであります。東に向かって走っていく、こんどは西を振り返ってみたりするのです。
煢煢 孤独なさま。 
白兎 白い兎。離縁された妻を謂う。基本となる詩は以下である。
『詩経、国風、周南』兔罝
肅肅兔罝、椓之丁丁。
赳赳武夫、公侯干城。
肅肅(しゅくしゅく)たる兔罝(としゃ) 、之を椓(たく)すること丁丁たり。
赳赳(きゅうきゅう)たる武夫(もののふ)は、公侯の干城(かんじょう)。
・東…西… あちらこちらへ行くさま。うろうろするさま。 ・東走:東の方へにげる。 ・西顧:西の方をふり返る。妻の未練がましさを表現する。


衣不如新,人不如故。
肌着は新しいものがよく、古いものはとても及ばないものでしょう。でも、人というものは古くから知り合った者のほうがよいというものでしょう。
衣 ころも。衣服。
人不如故 人は古くから知り合った者のほうがい。・人 ここでは人であり妻のことでもある。・不如 …に及ばない。…にしかず。
A不如B AはBに及ばない。Bの方が優れているということ。


blogram投票ボタン