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為焦仲卿妻作-其十二(30) 漢詩<173>古詩源 巻三 女性詩613 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1669


#30為焦仲卿妻作-其十二(12)
其日牛馬嘶,新婦入青廬。
その日折しも牛や馬がいなないた、蘭芝は婚姻の始りの禊ぎをする廬にはいった。
暗暗黃昏後,寂寂人定初。
暮色に包まれるたそがれ時が過ぎると、ひっそりとして人々の静まりかえったころである。
我命絕今日,魂去屍長留。
蘭芝は今日こそ自分の命の絶えるときとして、屍こそこの世にとどまるけれど、魂は黄泉の国に去るのだと思い定めるのであった。
攬裙脫絲履,舉身赴清池。
襦袢のすそをつまみ、絹の履をぬぎそろえ、身を跳らして池の中へと飛び込むにいたった。
府吏聞此事,心知長別離。
府吏もこの仔細を聞き、自分の心を長の別れだとさとるのであった。
徘徊庭樹下,自掛東南枝。
そして、庭をさまようように歩いて大樹のもとに立った。そして自らの手で枝ぶりのしっかりした東南の枝に首をつったのである。

其の日 牛馬嘶【いなな】き,新婦 青廬【せいろ】に入る。
暗暗たる黃昏の後,寂寂として人定まるの初め。
我が命は今日に絕ち,魂去りて屍のみ長く留まる。
裙【くん】を攬【と】りて絲履【しり】を脫し,身を舉げて清池に赴【おもむ】く。
府吏此の事を聞き,心に長き別離を知る。
徘徊して庭樹の下,自ら東南の枝に掛る。


『為焦仲卿妻作』-其十二 現代語訳と訳註
(本文)
其日牛馬嘶,新婦入青廬。暗暗黃昏後,寂寂人定初。我命絕今日,魂去屍長留。攬裙脫絲履,舉身赴清池。府吏聞此事,心知長別離。徘徊庭樹下,自掛東南枝。


(下し文)
其の日 牛馬嘶【いなな】き,新婦 青廬【せいろ】に入る。
暗暗たる黃昏の後,寂寂として人定まるの初め。
我が命は今日に絕ち,魂去りて屍のみ長く留まる。
裙【くん】を攬【と】りて絲履【しり】を脫し,身を舉げて清池に赴【おもむ】く。
府吏此の事を聞き,心に長き別離を知る。
徘徊して庭樹の下,自ら東南の枝に掛る。


(現代語訳)
その日折しも牛や馬がいなないた、蘭芝は婚姻の始りの禊ぎをする廬にはいった。
暮色に包まれるたそがれ時が過ぎると、ひっそりとして人々の静まりかえったころである。
蘭芝は今日こそ自分の命の絶えるときとして、屍こそこの世にとどまるけれど、魂は黄泉の国に去るのだと思い定めるのであった。
襦袢のすそをつまみ、絹の履をぬぎそろえ、身を跳らして池の中へと飛び込むにいたった。
府吏もこの仔細を聞き、自分の心を長の別れだとさとるのであった。
そして、庭をさまようように歩いて大樹のもとに立った。そして自らの手で枝ぶりのしっかりした東南の枝に首をつったのである。


(訳注)
其日牛馬嘶,新婦入青廬。
その日折しも牛や馬がいなないた、蘭芝は婚姻の始りの禊ぎをする廬にはいった。
・青廬 五行思想で物事の始まりを示す青の幔幕をあずまやのようなところに張って庵をつくる。その部屋にいて体を清めた。


暗暗黃昏後,寂寂人定初。
暮色に包まれるたそがれ時が過ぎると、ひっそりとして人々の静まりかえったころである。


我命絕今日,魂去屍長留。
蘭芝は今日こそ自分の命の絶えるときとして、屍こそこの世にとどまるけれど、魂は黄泉の国に去るのだと思い定めるのであった。


攬裙脫絲履,舉身赴清池。
襦袢の裾をつまみ、絹の履をぬぎそろえ、身を跳らして池の中へと飛び込むにいたった。


府吏聞此事,心知長別離。
府吏もこの仔細を聞き、自分の心を長の別れだとさとるのであった。


徘徊庭樹下,自掛東南枝。
そして、庭をさまようように歩いて大樹のもとに立った。そして自らの手で枝ぶりのしっかりした東南の枝に首をつったのである。
徘徊庭樹下,自掛東南枝 若干のためらいを示すけれども、北向きの枝で折れてはいけないので、ためらわずにしっかりした枝ぶりの方に首を掻けたということで、府吏の意志をあらわすものである。