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為焦仲卿妻作-其十三(31) 漢詩<174>古詩源 巻三 女性詩614 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1673


#31為焦仲卿妻作-其十三(13)
兩家求合葬,合葬華山傍。
焦・劉の両家は仲卿と蘭芝との合葬を希望し許され、両家の合葬は滞りなく華山の傍に葬られた。
東西植松柏,左右種梧桐。
墓の東には松を西にはや柏が植えられ、桟道の左右には梧桐が植えられていた。
枝枝相覆蓋,葉葉相交通。
やがて枝と枝とを互いにおおいかぶさり、かさなりあい、葉と葉とはまさに互いに入りまじりあっていった。
中有雙飛鳥,自名為鴛鴦。
その墓苑の中に一つがいの飛ぶ鳥がいて、人々はそれは鴛鳶といぅ名の鳥だと名づけた。
仰頭相向鳴,夜夜達五更。
頭を上に向けて互いに向かいあって鳴き、夜な夜な夜明け近くまで鳴きつづけるのである。
行人駐足聽,寡婦起彷徨。
道行く人はその鳴き声に足をとめて耳を傾け、独り身になった女はそこへ来ると起ちあがってあたりをさまようになった。
多謝後世人,戒之慎勿忘。
こんなことがあるので後の世の人々に申しあげるが、よくこの物語の教訓にして、間違っても嫁いじめをされぬよう忘れないでいただき、又戒めてほしいということであります。

兩家 合葬を求め,華山の傍に合葬す。
東西に松柏を植え,左右に梧桐【ごとう】を種う。
枝枝 相い覆蓋【ふくがい】,葉葉 相い交通す。
中には雙の飛鳥有り,自ら名して鴛鴦【えんおう】と為す。
頭を仰いで相い向いて鳴き,夜夜 五更に達す。
行人 足を駐めて聽き,寡婦 起って彷徨【ぼうこう】す。
多謝するは後世の人なり,之を戒めて慎しんで忘るること勿れ。




『為焦仲卿妻作』-其十三(最終場面) 現代語訳と訳註
 (本文)
#31為焦仲卿妻作-其十三(13)
兩家求合葬,合葬華山傍。東西植松柏,左右種梧桐。枝枝相覆蓋,葉葉相交通。中有雙飛鳥,自名為鴛鴦。仰頭相向鳴,夜夜達五更。行人駐足聽,寡婦起彷徨。多謝後世人,戒之慎勿忘。


(下し文) #31
兩家 合葬を求め,華山の傍に合葬す。
東西に松柏を植え,左右に梧桐【ごとう】を種う。
枝枝 相い覆蓋【ふくがい】,葉葉 相い交通す。
中には雙の飛鳥有り,自ら名して鴛鴦【えんおう】と為す。
頭を仰いで相い向いて鳴き,夜夜 五更に達す。
行人 足を駐めて聽き,寡婦 起って彷徨【ぼうこう】す。
多謝するは後世の人なり,之を戒めて慎しんで忘るること勿れ。


(現代語訳)
焦・劉の両家は仲卿と蘭芝との合葬を希望し許され、両家の合葬は滞りなく華山の傍に葬られた。
墓の東には松を西にはや柏が植えられ、桟道の左右には梧桐が植えられていた。
やがて枝と枝とを互いにおおいかぶさり、かさなりあい、葉と葉とはまさに互いに入りまじりあっていった。
その墓苑の中に一つがいの飛ぶ鳥がいて、人々はそれは鴛鳶といぅ名の鳥だと名づけた。
頭を上に向けて互いに向かいあって鳴き、夜な夜な夜明け近くまで鳴きつづけるのである。
道行く人はその鳴き声に足をとめて耳を傾け、独り身になった女はそこへ来ると起ちあがってあたりをさまようになった。
こんなことがあるので後の世の人々に申しあげるが、よくこの物語の教訓にして、間違っても嫁いじめをされぬよう忘れないでいただき、又戒めてほしいということであります。


(訳注) #31為焦仲卿妻作-其十三(13)
兩家求合葬,合葬華山傍。
焦・劉の両家は仲卿と蘭芝との合葬を希望し許され、両家の合葬は滞りなく華山の傍に葬られた。
・崋山 安徽省 安慶市 樅陽県南京と九江の中間点の白蘯湖の傍にある山で、五岳の崋山とは異なる。
近くには仏教聖地の九崋山もあるが時代としてそこに墳墓を設けるほどの家系ではないし、両家が仏教徒という感じも見受けられない。


東西植松柏,左右種梧桐。
墓の東には松を西にはや柏が植えられ、桟道の左右には梧桐が植えられていた。
松柏 五行思想にもとずく墳墓には植えられる木である。松は青松で東、西は白で柏。
梧桐 夫唱婦随の木である。李白は「古風 其三十九」において、玄宗と楊貴妃の生活を示している。また、元代の戯曲「梧桐雨」がある。また、『荘子』秋水篇の故事を用いる。荘子が梁の国の宰相恵子を訪れようとすると、それは宰相の地位を奪い取ろうとしているのだという重言があった。恐れる恵子に向かって荘子はたとえ話を持ち出す。南方に「鴛雛」という鳥がいて、梧桐にしか止まらず、練実(竹の実)しか食べず、清浄な水しか飲まない。鶴が「腐鼠」を食べていたところに鴛雛が通りかかると、鶴はにらみつけて「嚇」と叫んだ。今あなたは梁の国を取られはしないか恐れて威嚇するのか、と恵子に言った。猜疑心を抱きつつの後宮生活を示すものである。

枝枝相覆蓋,葉葉相交通。
やがて枝と枝とを互いにおおいかぶさり、かさなりあい、葉と葉とはまさに互いに入りまじりあっていった。
・この二句は夫婦の睦愛をあらわすものである。


中有雙飛鳥,自名為鴛鴦。
その墓苑の中に一つがいの飛ぶ鳥がいて、人々はそれを鴛鳶という鳥だと名づけた。
・鴛鴦 オシドリ。仲むつまじい男女の象徴。


仰頭相向鳴,夜夜達五更。
頭を上に向けて互いに向かいあって鳴き、夜な夜な夜明け近くまで鳴きつづけるのである。
五更 日没から夜明けまでを5分割したその最後の時間、夜明けに近い4時ころ。杜甫「閣夜」李商隠「無題」「蝉」。

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蝉 李商隠  紀頌之の漢詩ブログ李商隠特集 29 清廉潔白な男の詩

無題(何處哀筝随急管) 李商隠21



行人駐足聽,寡婦起彷徨。
道行く人はその鳴き声に足をとめて耳を傾け、独り身になった女はそこへ来ると起ちあがってあたりをさまようになった。


多謝後世人,戒之慎勿忘。
こんなことがあるので後の世の人々に申しあげるが、よくこの物語の教訓にして、間違っても嫁いじめをされぬよう忘れないでいただき、又戒めてほしいということであります。