揚雄 《甘泉賦 (7)#3-1 甘泉官にはまだ到着しないが、早くも高大な通天台の姿が見えてくる。その下の方は薄暗くて、さむざむとしているが、上の方は壮大で複雑な姿をしている。

 

2013年8月18日  同じ日の紀頌之5つのブログ
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揚雄 《甘泉賦 (7)#3-1 文選 賦<108-(7)#3-19分割26回 Ⅱ李白に影響を与えた詩860 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2848

 

 

(7)#3-1

是時未轃夫甘泉也,迺望通天之繹繹。

甘泉官にはまだ到着しないが、早くも高大な通天台の姿が見えてくる。

下陰潛以慘廩兮,上洪紛而相錯。

その下の方は薄暗くて、さむざむとしているが、上の方は壮大で複雑な姿をしている。

嶢嶢以造天兮,厥高慶而不可虖疆度。

まっすぐにそびえて天に達しており、その高さは測り知ることができない。

平原唐其壇曼兮,列新雉於林薄。

平原の広い道を通って行くと、こぶしが林間にまばらに並んで植えている。

 (8)#3-2

攢幷閭與茇兮,紛被麗其亡鄂。崇丘陵之駊騀兮,深溝嶔巖而為谷。𨓹𨓹離宮般以相燭兮,封巒石關施靡乎延屬。

 

甘泉賦(7)#3-1

是の時 未だ夫の甘泉に轃【いた】らずなり,迺【すなわ】ち通天の繹繹【えきえき】たるを望む。

下は陰潛【いんせん】以て慘廩【さんりん】たり,上は洪紛【こうふん】として相錯【あいまじ】わる。

直ちに嶢嶢【ぎょうぎょう】として以て天に造【いた】り,厥の高きこと慶【まこと】に虖疆【きわ】め度【はか】る可からず。

平原 唐【みち】其れ壇曼【たんまん】として,新雉【しんち】を林薄【りんぱく】に列ぬ。

DCF00011 














 

『甘泉賦』 現代語訳と訳註

(本文)

是時未轃夫甘泉也,迺望通天之繹繹。

下陰潛以慘廩兮,上洪紛而相錯。

直嶢嶢以造天兮,厥高慶而不可虖疆度。

平原唐其壇曼兮,列新雉於林薄。

 

(下し文)

是の時 未だ夫の甘泉に轃【いた】らずなり,迺【すなわ】ち通天の繹繹【えきえき】たるを望む。

下は陰潛【いんせん】以て慘廩【さんりん】たり,上は洪紛【こうふん】として相錯【あいまじ】わる。

直ちに嶢嶢【ぎょうぎょう】として以て天に造【いた】り,厥の高きこと慶【まこと】に虖疆【きわ】め度【はか】る可からず。

平原 唐【みち】其れ壇曼【たんまん】として,新雉【しんち】を林薄【りんぱく】に列ぬ。

 

 

(現代語訳)

甘泉官にはまだ到着しないが、早くも高大な通天台の姿が見えてくる。

その下の方は薄暗くて、さむざむとしているが、上の方は壮大で複雑な姿をしている。

まっすぐにそびえて天に達しており、その高さは測り知ることができない。

平原の広い道を通って行くと、こぶしが林間にまばらに並んで植えている。

 

 

(訳注)

是時未轃夫甘泉也,迺望通天之繹繹。

甘泉官にはまだ到着しないが、早くも高大な通天台の姿が見えてくる。

・甘泉/甘泉宮 中国,秦の始皇帝が前220年に首都咸陽(かんよう)の北西の甘泉山(陝西省淳化県)に築いた離宮の林光宮に始まる。漢の武帝が建元年間(140‐前135)に高光宮,迎風館,通天台などを増築し,周囲19(7.7km)12宮,11台などを甘泉宮と総称した。別に山谷に沿って雲陽に至る周囲540(219km)の甘泉苑を設け,仙人,石闕(せきけつ),封巒(ほうらん),鳷鵲(しじやく)諸観など宮殿台閣100ヵ所以上があった。

 

下陰潛以慘廩兮,上洪紛而相錯。

その下の方は薄暗くて、さむざむとしているが、上の方は壮大で複雑な姿をしている。

・陰潛 かげにひそんでいる。薄暗い。

・慘廩 ひさんでおそろしい。さむざむとしている。

 

直嶢嶢以造天兮,厥高慶而不可虖疆度。

まっすぐにそびえて天に達しており、その高さは測り知ることができない。

・嶢嶢 急峻に聳えている。

 

平原唐其壇曼兮,列新雉於林薄。

平原の広い道を通って行くと、こぶしが林間にまばらに並んで植えている。