揚雄 《甘泉賦 (11)4-3 天帝の住む県圃の山が配置されたようであり、神の中でも最も尊い泰一神の住む紫微宮にも見まごうはかりだ。

 

2013年8月22日  同じ日の紀頌之5つのブログ
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孟浩然の詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/209mokonen01.html 孟浩然の詩 盛唐初期の詩人であるが謝霊運の詩に傾倒して山水詩人としてとてもきれいな詩を書いている。特に山水画のような病者の中で細やかな部分に動態を感じさせる表現力は素晴らしい。

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李商隠詩 華やかな時はほんの1年余り、残りは不遇であった。それが独特な詩を生み出した。この詩人の詩は物語であり、詩を単発で見ては面白くなく、数編から十数編のシリーズになっているのでそれを尊重して読まれることを進める。   
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孟郊詩 
http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/328_moukou001.html 「文章得其微,物象由我裁。」詩人が作り出す文章は細やかなる描写表現を得ているものだ、万物の事象をも作り出すことさえも詩人自身の裁量でもってするのである。   
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揚雄 《甘泉賦 (11)4-3 文選 賦<108-#109分割26回 Ⅱ李白に影響を与えた詩864 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2868

 

 

(9)#4-1

於是大廈雲譎波詭,嶊而成觀。

甘泉宮の大屋根が見えてくるが、それは雲のごとく、波のごとく、奇怪な形をしており、高く組みあげられた楼観が造られている。

仰撟首以高視兮,目冥眴而亡見。

首を上に向けて高く望めば、目がくらんで何も見えない。

正瀏濫以弘惝兮,指東西之漫漫。

実に清らかで巨大な建造物が、東西に限りなく広がっている。

徒徊徊以徨徨兮,魂眇眇而昏亂。

ただいたずらにうろうろとさまよう他はなく、見る者の魂は消えいりそうに乱れる。

 

 (10)#4-2

據軨軒而周流兮,忽軮圠而亡垠。

欄干にそって巡り歩くと・遠くまでかすんで、果てもなく続いている。

翠玉樹之青蔥兮,璧馬犀之瞵

青々と茂った樹が縁の玉で造られており、美しく飾られた馬や犀も璧玉から成っている。

金人仡仡其承鍾虡兮,嵌巖巖其龍鱗。

黄金の人物像が、勇壮な様で鐘の否を捧げ持ち、その重なり合うさまは、竜の鱗のようである。

揚光曜之燎燭兮,垂景炎之炘炘。

その輝きは燃えたつようであり、巨人な炎が勢いよく吹き出しているかと思われる。

 

(11)#4-3

配帝居之縣圃兮,象泰壹之威神。

天帝の住む県圃の山が配置されたようであり、神の中でも最も尊い泰一神の住む紫微宮にも見まごうはかりだ。

洪臺崛其獨出兮,北極之嶟嶟。

大きな優れた建物がひとつ抜きん出てそびえ、高く輝く北極星に届くほどである。

列宿迺施於上榮兮,日月纔經於柍桭

天空に連なる星座はようやくそのひさしをかすめ、日月もやっとその屋根を越える。

雷鬱律於巖突兮,電倐忽於牆藩。

雷鳴は、遥か下の岩盤のすみで小さな音になっていき、電光も、低い垣根の辺りでひらめくばかりである。

 

(11)#4-3

帝居の縣圃に配し,泰壹【たいいつ】の威神に象【かたど】る。

洪臺【こうだい】崛【くつ】として其れ獨り出でて,北極の嶟嶟【しゅんしゅん】たるに【いた】る

列宿【れつしゅつ】【すなわ】ち上榮を施き,日月纔【わずか】に柍桭

雷は巖突に鬱律【うつりつ】として,電は牆藩【しょうばん】に倐忽【しゅくこつ】たり

 岳陽楼00

 













 

『甘泉賦』 現代語訳と訳註

(本文) (11)#4-3

配帝居之縣圃兮,象泰壹之威神。洪臺崛其獨出兮,北極之嶟嶟。列宿迺施於上榮兮,日月纔經於柍桭雷鬱律於巖突兮,電倐忽於牆藩。

 

 

 

(下し文)(11)#4-3

帝居の縣圃に配し,泰壹【たいいつ】の威神に象【かたど】る。

洪臺【こうだい】崛【くつ】として其れ獨り出でて,北極の嶟嶟【しゅんしゅん】たるに【いた】る。

列宿【れつしゅつ】迺【すなわ】ち上榮を施き,日月纔【わずか】に柍桭を經る。

雷は巖突に鬱律【うつりつ】として,電は牆藩【しょうばん】に倐忽【しゅくこつ】たり。

 

 

(現代語訳)

天帝の住む県圃の山が配置されたようであり、神の中でも最も尊い泰一神の住む紫微宮にも見まごうはかりだ。

大きな優れた建物がひとつ抜きん出てそびえ、高く輝く北極星に届くほどである。

天空に連なる星座はようやくそのひさしをかすめ、日月もやっとその屋根を越える。

雷鳴は、遥か下の岩盤のすみで小さな音になっていき、電光も、低い垣根の辺りでひらめくばかりである。

 

 

(訳注)

(11)#4-3

配帝居之縣圃兮,象泰壹之威神。

天帝の住む県圃の山が配置されたようであり、神の中でも最も尊い泰一神の住む紫微宮にも見まごうはかりだ。

・泰一神 古くは「太一」「泰一」と記されている。史記封禅書によると、泰一・天一・地一は、古代における最高の三神である。漢の武帝は長安の郊外に泰一壇を造って三神を祭ったという。天一は陽神、地一は陰神であり、泰一は陰陽二神が分かれてくる根源の神であるから、三神の中でも最も尊い。

 

洪臺崛其獨出兮,北極之嶟嶟。

大きな優れた建物がひとつ抜きん出てそびえ、高く輝く北極星に届くほどである。

・洪台 大きな優れた建物。(朝廷、中央官庁)1 おおみず。「洪水・洪積層」2 広く大きい。「洪恩・洪業・洪大・洪図」

・崛 (1) (山などが)にょっきり聳える,(平地から急に)高く盛上る.(2) (おこ),立上る新制度正在崛起新しい体制が興りつつある.

・嶟 そばだつ.

 

列宿迺施於上榮兮,日月纔經於柍桭

天空に連なる星座はようやくそのひさしをかすめ、日月もやっとその屋根を越える。

・列宿 天空に連なる星座。

柍桭 中国の高楼建築の屋根の勾配のそりあがったもの。

 

雷鬱律於巖突兮,電倐忽於牆藩。

雷鳴は、遥か下の岩盤のすみで小さな音になっていき、電光も、低い垣根の辺りでひらめくばかりである。

・牆藩 垣根の内側領地。1 垣根と壁。囲い。2 隔てるもの。へだて。

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