揚雄 《甘泉賦 (17) しかし、大体には天子は、この美しくて閑静な楼閣の中で、たるきの端に美玉が輝き、曲がりくねった彫刻が施されたその中に、他日を期待して静かに座られているのであろう。

 

2013年8月28日  同じ日の紀頌之5つのブログ
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孟浩然の詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/209mokonen01.html 孟浩然の詩 盛唐初期の詩人であるが謝霊運の詩に傾倒して山水詩人としてとてもきれいな詩を書いている。特に山水画のような病者の中で細やかな部分に動態を感じさせる表現力は素晴らしい。

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李商隠詩 華やかな時はほんの1年余り、残りは不遇であった。それが独特な詩を生み出した。この詩人の詩は物語であり、詩を単発で見ては面白くなく、数編から十数編のシリーズになっているのでそれを尊重して読まれることを進める。   
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http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/0josei00index.html 女性詩人 古代から近世に至るまで女性の詩は書くことを許されない環境にあった。貴族の子女、芸妓だけである。残されている詩のほとんどは詞、楽府の優雅、雅なものへの媚の詞である。しかしその中に針のような痛みを感じさせるものがあるのである。   
孟郊詩 
http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/328_moukou001.html 「文章得其微,物象由我裁。」詩人が作り出す文章は細やかなる描写表現を得ているものだ、万物の事象をも作り出すことさえも詩人自身の裁量でもってするのである。   
李商隠詩 
http://kanbuniinkai7.dousetsu.com/99_rishoinn150.html Ⅰ李商隠150

 

 

揚雄 《甘泉賦 (17)6-1 文選 賦<108-#169分割26回 Ⅱ李白に影響を与えた詩870 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2898

 

 

(17)#6-1

冬00於是事變物化,目駭耳回,

蓋天子穆然,珍臺閒館,琁題玉英,蜎蠖濩之中。

惟夫所以澄心清魂,儲精垂思,感動天地,逆釐三神者。

(18)#6-2

迺搜逑索偶,皋伊之徒冠倫魁能,

函甘棠之惠,挾東征之意,

相與齊乎陽靈之宮。

靡薜荔而為席兮,折瓊枝以為芳。

噏清雲之流瑕兮,飲若木之露英。

(19)#6-3

集虖禮神之囿,登虖頌祇之堂。

建光燿之長兮,昭華覆之威威。

攀琁璣而下視兮,行遊目虖三危。

陳衆車於東阬兮,肆玉釱而下馳。

(20)#6-4

漂龍淵而還九垠兮,窺地底而上回。

風傱傱而扶轄兮,鸞鳳紛其御蕤。

梁弱水之濎濙兮,躡不周之逶蛇。

想西王母欣然而上壽兮,屏玉女而卻虙妃。

(21)#6-5

玉女亡所眺其清矑兮,虙妃曾不得施其蛾眉。

方擥道德之精剛兮,眸神明與之為資。

 

是に於いて事変じ物化し、目駭き耳回る。

蓋し天子 ,珍臺【ちんだい】閒館【かんかん】,琁題【せんだい】玉英,蜎【えんえん】蠖濩【わくかく】の中に穆然【ぼくぜん】たり。

惟れ夫の心を澄まし魂を清くし,精を儲【たくわ】え思を垂れ,天地を感動せしめ,釐【わざわ】い三神に逆【むか】うる所以【ゆえん】の者なり。

(18)#6-2

【すなわ】ち【たぐい】を【えら】び【たぐい】を【もと】め,皋伊【こうい】の【ともがら】、【りん】に冠たり能に魁【かい】たり

甘棠【かんどう】の惠を函【ふく】み,東征の意を挾む,

相い與【とも】に陽靈の宮に齊【ものいみ】す

薜荔【へいれい】を靡かせて席【しきもの】と為し,瓊枝けいし】を折りて以て芳と為す。

清雲の流瑕【りゅうか】を【す】い,若木【じゃくぼく】の露英を飲む。

 

 

(17)#6-1

於是事變物化,目駭耳回,

ここでは、事物が変化に富んでおり、人の目を驚かせ、耳を惑わすのである。

蓋天子穆然,珍臺閒館,琁題玉英,蜎蠖濩之中。

しかし、大体には天子は、この美しくて閑静な楼閣の中で、たるきの端に美玉が輝き、曲がりくねった彫刻が施されたその中に、他日を期待して静かに座られているのであろう。

惟夫所以澄心清魂,儲精垂思,感動天地,逆釐三神者。

 これこそ、心を澄ませ、魂を清め、精神を集中し、思索をめぐらし、大地を感動させ、そして大・地・人の神々より幸福を授けられるためのやり方なのである。

 

『甘泉賦』 現代語訳と訳註

(本文) (17)#6-1

於是事變物化,目駭耳回,

蓋天子穆然,珍臺閒館,琁題玉英,蜎蠖濩之中。

惟夫所以澄心清魂,儲精垂思,感動天地,逆釐三神者。

 

 

(下し文)

是に於いて事変じ物化し、目駭き耳回る。

蓋し天子 ,珍臺【ちんだい】閒館【かんかん】,琁題【せんだい】玉英,蜎【えんえん】蠖濩【わくかく】の中に穆然【ぼくぜん】たり。

惟れ夫の心を澄まし魂を清くし,精を儲【たくわ】え思を垂れ,天地を感動せしめ,釐【わざわ】い三神に逆【むか】うる所以【ゆえん】の者なり。

 

 

(現代語訳)

ここでは、事物が変化に富んでおり、人の目を驚かせ、耳を惑わすのである。

しかし、大体には天子は、この美しくて閑静な楼閣の中で、たるきの端に美玉が輝き、曲がりくねった彫刻が施されたその中に、他日を期待して静かに座られているのであろう。

これこそ、心を澄ませ、魂を清め、精神を集中し、思索をめぐらし、大地を感動させ、そして大・地・人の神々より幸福を授けられるためのやり方なのである。

 

 

(訳注) (17)#6-1

於是事變物化,目駭耳回,

ここでは、事物が変化に富んでおり、人の目を驚かせ、耳を惑わすのである。

 

蓋天子穆然,珍臺閒館,

琁題玉英,蜎蠖濩之中。

しかし、大体には天子は、この美しくて閑静な楼閣の中で、たるきの端に美玉が輝き、曲がりくねった彫刻が施されたその中に、他日を期待して静かに座られているのであろう。

・琁題 たるきの端

・珍臺 めずらしく美しい楼閣。

閒館 しずかな館。

 屋内居室のおくふかいところでひろくひろがっているひろい部屋。 蜎:ぼうふら。たわむ。くっきょくする。

・蠖濩 人が他日を期待してじっと実を屈していること。蠖:尺取虫、濩:しく。

 

惟夫所以澄心清魂,儲精垂思,

感動天地,逆釐三神者。

これこそ、心を澄ませ、魂を清め、精神を集中し、思索をめぐらし、大地を感動させ、そして大・地・人の神々より幸福を授けられるためのやり方なのである。

 4岳陽樓詩人003