揚雄 《甘泉賦 》(24)三巒を通り過ぎ、棠黎館に休息された。こうした祭祀の祭りの結果、天の門は開き、地の境界は無くなり、辺境まで平和となり、万国が太平を謳歌したのである。


2013年9月4日  同じ日の紀頌之5つのブログ
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揚雄 《甘泉賦 》(24)8 文選 賦<108-#239分割26回 Ⅱ李白に影響を与えた詩877 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2933

 

 

(24)#8

於是事畢功弘,回車而歸。

こうして祭祀終わり、成果があがったところで、天子は、車をめぐらしてお帰りになった。

度三巒兮偈棠黎。

三巒を通り過ぎ、棠黎館に休息された。

天閫決兮地垠開,八荒協兮萬國諧。

こうした祭祀の祭りの結果、天の門は開き、地の境界は無くなり、辺境まで平和となり、万国が太平を謳歌したのである。

登長平兮雷鼓磕,天聲起兮勇士厲。

行列は長平の坂を登っていく、それに雷鼓をとどろかせていて、天にも響くその音に、勇士たちは奮いたった。

雲飛揚兮雨滂沛,于胥德兮麗萬世。

雲が湧きおこって飛び、雨が沛然として降りそそいだ。かくて万民あまねく徳がゆきわたり、万世までも輝くこととなった。

 

(24)#8

是に於いて事畢【お】わり功弘【ひろ】まり,車を回【めぐ】らして歸える。

三巒を度りて棠黎【とうり】に偈【いこ】う。

天閫【てんこん】決【ひら】けて地垠【ちぎん】開け,八荒【はっこう】協【かな】いて萬國諧【やわら】。ぐ

長平の登りて雷鼓【らいこ】磕【とどろ】き,天聲【てんせい】起こりて勇士厲【はげ】む。

雲飛【うんぴ】揚して 雨 滂沛【ほうはい】たり,于【ここ】に胥【みな】德あり萬世に麗【うるわ】し。

 華山000











 

『甘泉賦』 現代語訳と訳註

(本文) (24)#8

於是事畢功弘,回車而歸。

度三巒兮偈棠黎。

天閫決兮地垠開,八荒協兮萬國諧。

登長平兮雷鼓磕,天聲起兮勇士厲。

雲飛揚兮雨滂沛,于胥德兮麗萬世。

 

 

(下し文) (24)#8

是に於いて事畢【お】わり功弘【ひろ】まり,車を回【めぐ】らして歸える。

三巒を度りて棠黎【とうり】に偈【いこ】う。

天閫【てんこう】決【ひら】けて地垠【ちぎん】開け,八荒【はっこう】協【かな】いて萬國諧【やわら】。ぐ

長平の登りて雷鼓【らいこ】磕【とどろ】き,天聲【てんせい】起こりて勇士厲【はげ】む。

雲飛【うんぴ】揚して 雨 滂沛【ほうはい】たり,于【ここ】に胥【みな】德あり萬世に麗【うるわ】し。

 

 

(現代語訳)

こうして祭祀終わり、成果があがったところで、天子は、車をめぐらしてお帰りになった。

三巒を通り過ぎ、棠黎館に休息された。

こうした祭祀の祭りの結果、天の門は開き、地の境界は無くなり、辺境まで平和となり、万国が太平を謳歌したのである。

行列は長平の坂を登っていく、それに雷鼓をとどろかせていて、天にも響くその音に、勇士たちは奮いたった。

雲が湧きおこって飛び、雨が沛然として降りそそいだ。かくて万民あまねく徳がゆきわたり、万世までも輝くこととなった。

 

 

(訳注) (24)#8

於是事畢功弘,回車而歸。

こうして祭祀終わり、成果があがったところで、天子は、車をめぐらしてお帰りになった。

 

度三巒兮偈棠黎。

三巒を通り過ぎ、棠黎館に休息された。

・三巒 遠巒(遠くに連なって見える山々。)翆巒(みどりの山。みどり色の連山。)峰巒(山の峰。また、山。)重巒(重なりあって連なる山。重嶺。)

・棠黎 棠黎館。

 

天閫決兮地垠開,八荒協兮萬國諧。

こうした祭祀の祭りの結果、天の門は開き、地の境界は無くなり、辺境まで平和となり、万国が太平を謳歌したのである。

・天閫 天への門。

・八荒 国の八方の果て。国の隅々。八極。

 

登長平兮雷鼓磕,天聲起兮勇士厲。

行列は長平の坂を登っていく、それに雷鼓をとどろかせていて、天にも響くその音に、勇士たちは奮いたった。

 

雲飛揚兮雨滂沛,于胥德兮麗萬世。

yamanoki02

雲が湧きおこって飛び、雨が沛然として降りそそいだ。かくて万民あまねく徳がゆきわたり、万世までも輝くこととなった。


・滂沛
 ①雨が盛んに降るさま。②水のひろびろとしてゆたかなさま。③意気の盛んなさま。④恩沢のあまねく行き渡っていく