司馬相如 《子虚賦 》(23つまり、主君の欠点を言いたてたことになるか、御自身の信義を失うことになるかのいずれかである。いずれにしても、あなたにとって良いことではありません。私の正義もきずつく、この二つのことが一つにすべきではない。



2013年9月29日  同じ日の紀頌之5つのブログ
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司馬相如 《子虚賦 》(23#9-3 文選 賦<109-#9-39分割26回 Ⅱ李白に影響を与えた詩902 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3058

 

 

(21)#9-1

烏有先生曰:「是何言之過也!

烏有先生は、子虛の言葉を聞き終わると、こう言った。「あなたは、何と誤ったことをおっしゃるのか。!

足下不遠千里,來況齊國,

あなたが、千里先も遠くないという距離より足を運ばれて、斉に贈り物をもたらされたのだ。

悉境之士,備車騎之眾,

斉王は、国中の兵士を動員され、多くの車馬を整え準備された。

與使者出田,乃欲戮力致獲,

使者であるあなたと共に、狩猟を催されたのです。これはつまり、力を尽くして収穫をあげる。

 

(22)#9-2

左右也,何名為夸哉!

あなたを楽しませようという意図です。どうして「自慢した」などといえましょうか。

問楚地之有無者,願聞大國之風烈,

また、王が楚国のありさまについて質問されたのは、大国の教化功業の跡をうかがわれた。

先生之餘論也。

それにあわせてあなたのご高説をもうかがおうとされたものです。

今足下不稱楚王之德厚,而盛推雲夢以為驕,

ところが、あなたは、楚王の高徳をたたえもせず、盛んに雲夢沢の自慢話をし、

奢言淫樂而顯侈靡,竊為足下不取也。

楚王の度を越した贅沢な狩猟について吹聴されました。私としては、あなたのためを考えると、感心できません。


 (23) #9-3

必若所言,固非楚國之美也。

もし、あなたのおっしゃることが真実だとすれば、実際のところ、楚国を褒めたことになりません。

有而言之,是章君之惡也,

有りもしないことを述ベられたのだとしたら、これであなたの信用が傷つくでしょう。

無而言之,是害足下之信也。

つまり、主君の欠点を言いたてたことになるか、御自身の信義を失うことになるかのいずれかである。

章君惡,傷私義,二者無一可,

いずれにしても、あなたにとって良いことではありません。私の正義もきずつく、この二つのことが一つにすべきではない。

而先生行之,必且輕於齊而累於楚矣。

にもかかわらず、あなたはこのようなことをなさった。必ずや、斉国には侮られ、楚國にも害を及ぼすでしょう。

#9-1

烏有先生曰わく:「是れ何ぞ言の過【あやま】てるや!

足下 千里を遠しとせずして,來りて齊國に況【たまもの】せり,

王 悉【ことごと】く境士,車騎の眾を備えり,

使者と出でて田【かり】し,乃ち力を戮【あわ】せて獲を致す。

#9-2

以って左右を【たのし】ませんと欲すや,何くんぞ名づけて夸【ほこ】ると為さんや!

楚地の有無を問うは,大國の風烈,先生の餘論【よろん】を聞かんことを願いてなり。

今 足下 楚王の德の厚さを稱せずして,盛んに雲夢を推して以て驕と為す。

【ひろ】く淫樂【いんらく】をい而侈靡【しび】を【あらわ】す,竊【ひそか】に足下の為に取らざるなり。

#9-3

必ず言う所の若【ごと】くんば,固【まこと】に楚國の美に非ず。

有りて之を言わば,是れ君の惡を章【あらわ】すなり

無くして之を言わば,是れ足下の信を害するなり。

君の惡を章【あらわ】して,私の義を傷【やぶ】るは,二の者 一も可なること無し,

而うして先生之を行う,必ず且【まさ】に齊に輕んじられて 楚を累【わずら】わさんとす

錦雞鳥00 

 

『子虛賦』 現代語訳と訳註

(本文) #9-3

必若所言,固非楚國之美也。

有而言之,是章君之惡也,

無而言之,是害足下之信也。

章君惡,傷私義,二者無一可,

而先生行之,必且輕於齊而累於楚矣。

 

 

 

(下し文)

必ず言う所の若【ごと】くんば,固【まこと】に楚國の美に非ず。

有りて之を言わば,是れ君の惡を章【あらわ】すなり,

無くして之を言わば,是れ足下の信を害するなり。

君の惡を章【あらわ】して,私の義を傷【やぶ】るは,二の者 一も可なること無し,

而うして先生之を行う,必ず且【まさ】に齊に輕んじられて 楚を累【わずら】わさんとす。

 

 

(現代語訳)

もし、あなたのおっしゃることが真実だとすれば、実際のところ、楚国を褒めたことになりません。

有りもしないことを述ベられたのだとしたら、これであなたの信用が傷つくでしょう。

つまり、主君の欠点を言いたてたことになるか、御自身の信義を失うことになるかのいずれかである。

いずれにしても、あなたにとって良いことではありません。私の正義もきずつく、この二つのことが一つにすべきではない。

にもかかわらず、あなたはこのようなことをなさった。必ずや、斉国には侮られ、楚國にも害を及ぼすでしょう。

 

 

(訳注) #9-3

必若所言,固非楚國之美也。

もし、あなたのおっしゃることが真実だとすれば、実際のところ、楚国を褒めたことになりません。

 

有而言之,是章君之惡也,

有りもしないことを述ベられたのだとしたら、これであなたの信用が傷つくでしょう。

 

無而言之,是害足下之信也。

つまり、主君の欠点を言いたてたことになるか、御自身の信義を失うことになるかのいずれかである。

 

章君惡,傷私義,二者無一可,

いずれにしても、あなたにとって良いことではありません。私の正義もきずつく、この二つのことが一つにすべきではない。

 

而先生行之,必且輕於齊而累於楚矣。

にもかかわらず、あなたはこのようなことをなさった。必ずや、斉国には侮られ、楚國にも害を及ぼすでしょう。
haqro04