司馬相如 《上林賦 》(3上林苑は、東は葺悟、西は西極まで広がり、丹水が南側を流れ、紫淵が北側を通っている。㶚水と滻水は、苑内に包括され、涇水と渭水が横切って流れる。酆水・鎬水・潦水・潏水が、うねうねと、苑内に巡り流れている。

 

2013年10月5日  同じ日の紀頌之5つのブログ
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司馬相如 《上林賦 》(3)#2-1 文選 賦<110-#1-3>13分割52回 Ⅱ李白に影響を与えた詩908 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3088

 

 

(3)#2-1

「且夫齊楚之事又烏足道乎!

それに、斉や楚の事物など、論ずるに値するものでもあるまい。

君未覩夫巨麗也,獨不聞天子之上林乎?

あなた方は、あの壮大な、天子の狩り場たる上林苑のことを、見聞きしたことがないのだろうか。

左蒼梧,右西極,

上林苑は、東は葺悟、西は西極まで広がり、

丹水更其南,紫淵徑其北。

丹水が南側を流れ、紫淵が北側を通っている。

終始灞滻,出入涇渭;

㶚水と滻水は、苑内に包括され、涇水と渭水が横切って流れる。

酆鎬潦潏,紆餘委蛇,經營乎其

酆水・鎬水・潦水・潏水が、うねうねと、苑内に巡り流れている。

 

(3)#2-1

「且つ夫れ齊楚の事 又烏【いず】くんぞ道うに足らんや!

君未だ夫れ巨麗を覩ざるや,獨り天子の上林を聞かずや?

蒼梧を左にし,西極を右にせり。

丹水 其の南を更て,紫淵 其の北に徑れり。

灞滻【はさん】を終始し,涇渭【けいい】を出入す;

酆鎬【ほうこう】潦潏【ろうけつ】,紆餘【うよ】委蛇【いい】として,乎其の經營す

 (4)#2-2

蕩蕩乎八川分流,相背而異態,

東西南北,馳騖往來;

出乎椒丘之闕,行乎洲淤之浦;

經乎桂林之中,過乎泱漭之野。

汨乎混流,順阿而下。

(5)#2-3

赴隘陜之口,觸穹石,

激堆埼,怫乎暴怒,洶涌滂湃;

滭弗汨,偪側泌

橫流逆折,轉騰洌,滂濞沆

穹隆雲橈,宛潬膠戾,

踰波趨浥,蒞蒞下瀨;

批巖衝擁,犇揚滯沛;

臨坻注壑,瀺霣墜;

(6)#2-4

沉沉隱隱,砰磅訇磕;

潏潏淈淈,潗鼎沸;

馳波跳沫,汨漂疾;

悠遠長懷,寂漻無聲,肆乎永歸。

然後灝潢漾,安翔徐徊,

翯乎滈滈,東注太湖,衍溢陂池。

長安付近図00 

 

 

『上林賦』 現代語訳と訳註

(本文) (3)#2-1

「且夫齊楚之事又烏足道乎!

君未覩夫巨麗也,獨不聞天子之上林乎?

左蒼梧,右西極,

丹水更其南,紫淵徑其北。

終始灞滻,出入涇渭;

酆鎬潦潏,紆餘委蛇,經營乎其

 

 

(下し文) (3)#2-1

「且つ夫れ齊楚の事 又烏【いず】くんぞ道うに足らんや!

君未だ夫れ巨麗を覩ざるや,獨り天子の上林を聞かずや?

蒼梧を左にし,西極を右にせり。

丹水 其の南を更て,紫淵 其の北に徑れり。

灞滻【はさん】を終始し,涇渭【けいい】を出入す;

酆鎬【ほうこう】潦潏【ろうけつ】,紆餘【うよ】委蛇【いい】として,乎其のに經營す。

 

 

(現代語訳)

それに、斉や楚の事物など、論ずるに値するものでもあるまい。

あなた方は、あの壮大な、天子の狩り場たる上林苑のことを、見聞きしたことがないのだろうか。

上林苑は、東は葺悟、西は西極まで広がり、

丹水が南側を流れ、紫淵が北側を通っている。

㶚水と滻水は、苑内に包括され、涇水と渭水が横切って流れる。

酆水・鎬水・潦水・潏水が、うねうねと、苑内に巡り流れている。

 

 

(訳注) (3)#2-1

「且夫齊楚之事又烏足道乎!

それに、斉や楚の事物など、論ずるに値するものでもあるまい。

 

君未覩夫巨麗也,獨不聞天子之上林乎?

あなた方は、あの壮大な、天子の狩り場たる上林苑のことを、見聞きしたことがないのだろうか。

 

左蒼梧,右西極,

上林苑は、東は葺悟、西は西極まで広がり、

 

丹水更其南,紫淵徑其北。

丹水が南側を流れ、紫淵が北側を通っている。

 

終始灞滻,出入涇渭;

㶚水と滻水は、苑内に包括され、涇水と渭水が横切って流れる。

・灞滻 㶚水と滻水 長安の東を北流して渭水にそそぐ。

・涇渭 涇水と渭水 渭水は長安の北側を西から東へながれ、清流であり、涇水は長安の東で渭水に合流する濁流の河川である。

 

 

酆鎬潦潏,紆餘委蛇,經營乎其

酆水・鎬水・潦水・潏水が、うねうねと、苑内に巡り流れている。

・酆鎬潦潏 長安の西側終南山、秦嶺山脈を源流にして北流して渭水に注ぐ四水を云う。・酆水・鎬水・潦水・潏水 である。
Ta唐 長安近郊圖  新02