司馬相如 《上林賦 》(7ひれを立て、尾を揺らし、鱗をふるわせ、胸びれを動かし、岩根の底深くひそんでいる。魚や亀や、多くの生物が集まり、ザワザワと声をたてている。

 

2013109

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司馬相如 《上林賦 》(7#3-1 文選 賦<110-#3-19分割26回 Ⅱ李白に影響を与えた詩912 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3108

 

7#3-1 

「於是乎蛟龍赤螭,䱎䲛漸離,

この河には、鮫・龍・赤い螭・䱎䲛(まぐろの類)・漸離。

鰬魠,禺禺鰨.

(大うなぎ)・・禺禺・・鰨(山椒魚)が棲んでおり、

揵鰭掉尾,振鱗奮翼,潛處乎深巖。

ひれを立て、尾を揺らし、鱗をふるわせ、胸びれを動かし、岩根の底深くひそんでいる。

魚鱉讙聲,萬物衆夥.

魚や亀や、多くの生物が集まり、ザワザワと声をたてている。

明月珠子,的皪江靡.
明月のような真珠が、川辺に輝きをあげ、
蜀石黃碝,水玉磊砢/

蜀石・黄碝・水晶が、積み重なっている。

磷磷爛爛,采色澔汗,叢積乎其中。

きらきらと光り、色とりどりに照り輝き、川の中に重なり集まっている。

 

8#3-2

鴻鷫鵠鴇,鵞屬玉,交精旋目,煩鶩庸渠,箴疵鵁盧,羣浮乎其上。汎淫泛濫,隨風澹淡,與波搖蕩,掩薄水渚,唼喋菁藻,咀嚼菱藕。

7#3-1 

「是に於いてか蛟龍赤螭【せきち】,䱎䲛【こうぼう】漸離【ざんり】

【ぎょうよう】鰬魠【けんたく】,禺禺【ぎょうぎょう】【きょとう】あり。

【ひれ】を【あ】げ尾を掉【うご】かし,鱗を振るい翼を奮い,深巖に潛處す。

魚鱉【ぎょべつ】讙聲【かんせい】あり,萬物 衆夥【しゅうか】なり;。

明月の珠子,的皪江の靡【ほとり】に【てきれき】たり。

蜀石 黃碝【こうぜん】,水玉 磊砢【らいら】たり。

磷磷【りんりん】爛爛【らんらん】として,采色澔汗【こうかん】たりて,其の中に叢積す。

 

8#3-2 

鴻鷫【こうしゅく】鵠鴇【こくほう】,【かが】屬玉【しょくぎょく】

交精 旋目,煩鶩【はんぼく】庸渠【ようきょ】

箴疵【しんし】鵁盧【こうろ】ありて,其の上に羣浮【ぐんふ】す。汎淫【はんいん】泛濫【はんらん】し,風に隨いて澹淡【たんたん】たり。

波と搖蕩して,水渚に掩薄【えんおあく】す。

菁藻を唼喋【そうとう】し,菱藕【りょうごう】を咀嚼【そしゃく】す

 Ta唐 長安近郊圖  新02

 

 

『上林賦』(7#3-1  現代語訳と訳註

(本文) 7#3-1 

「於是乎蛟龍赤螭,䱎䲛漸離,鰬魠,禺禺鰨;揵鰭掉尾,振鱗奮翼,潛處乎深巖。魚鱉讙聲,萬物衆夥;明月珠子,的皪江靡;蜀石黃碝,水玉磊砢;磷磷爛爛,采色澔汗,叢積乎其中。

 

 

(下し文)

7#3-1 

「是に於いてか蛟龍赤螭【せきち】,䱎䲛【こうぼう】漸離【ざんり】

【ぎょうよう】鰬魠【けんたく】,禺禺【ぎょうぎょう】【きょとう】あり。

【ひれ】を【あ】げ尾を掉【うご】かし,鱗を振るい翼を奮い,深巖に潛處す。

魚鱉【ぎょべつ】讙聲【かんせい】あり,萬物 衆夥【しゅうか】なり;。

明月の珠子,的皪江の靡【ほとり】に【てきれき】たり。

蜀石 黃碝【こうぜん】,水玉 磊砢【らいら】たり。

磷磷【りんりん】爛爛【らんらん】として,采色澔汗【こうかん】たりて,其の中に叢積す。

 

 

 

(現代語訳)

この河には、鮫・龍・赤い螭・䱎䲛(まぐろの類)・漸離。

(大うなぎ)・・禺禺・・鰨(山椒魚)が棲んでおり、

ひれを立て、尾を揺らし、鱗をふるわせ、胸びれを動かし、岩根の底深くひそんでいる。

魚や亀や、多くの生物が集まり、ザワザワと声をたてている。

明月のような真珠が、川辺に輝きをあげ、
蜀石・黄碝・水晶が、積み重なっている。

きらきらと光り、色とりどりに照り輝き、川の中に重なり集まっている。

 

 

(訳注) 7#3-1

「於是乎蛟龍赤螭,䱎䲛漸離,

この河には、鮫・龍・赤い蛸・䱎䲛(まぐろの類)・漸離。

漸離 司馬彪が「魚の名なり」と注するのみ。マグロの類い。

 

鰬魠,禺禺鰨。

(大うなぎ)・・禺禺・・鰨(山椒魚)が棲んでおり、

禺禺 郭嘆は、「禺禺魚は、皮に毛が有り、貴地に黒文がある。鮭は比日魚で、状は牛の肝に似、細かい鱗で紫色、両つながら相合して乃ち行くことを得。鰯は鮨魚なり。鮎〈醗Jに似て四足有り。声は嬰児の如し」と言う。

 

揵鰭掉尾,振鱗奮翼,潛處乎深巖。

ひれを立て、尾を揺らし、鱗をふるわせ、胸びれを動かし、岩根の底深くひそんでいる。

 

魚鱉讙聲,萬物衆夥;

魚や亀や、多くの生物が集まり、ザワザワと声をたてている。

 

明月珠子,的皪江靡;

明月のような真珠が、川辺に輝きをあげ、

 

蜀石黃碝,水玉磊砢;

蜀石・黄碝・水晶が、積み重なっている。

○蜀石黃碝、水玉磊砢 蜀石は石の玉に次ぐもの。黄碝は、黄色い碝石(氷のように白く、半ば赤味を帯びた石。「子虚の賦」に既出)。水玉は、水精のこと。森村は、石が積み重なる形容の双声語。

 

磷磷爛爛,采色澔汗,叢積乎其中。

きらきらと光り、色とりどりに照り輝き、川の中に重なり集まっている。

○澔汗 照り輝く形容の双声語。
DCF00003