司馬相如 《上林賦 》(12ここを眺めるとどこまであるのが、端がなく、そしてここを考察してみても端の崖もないのである。その広大さは、太陽が、苑内の東の沼から上り、西の池に沈むほどである。上林苑の南部では、真冬でも草木が生良し、川は凍りもせずに波立って流れる。

 

2013年10月14日 同じ日の紀頌之5つのブログ
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司馬相如 《上林賦

》(12#5-1 文選 賦<110-#5-19分割26回 Ⅱ李白に影響を与えた詩917 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3133

 

 

12#5-1

「於是乎、周覽泛觀,

さてここで、上林苑の全体を、あまねく見物してまわってみる。

縝紛軋芴,芒芒怳忽,

すると、色々な物がいり乱れ、見極めることもできず、ぼうっとして、目もくらむようである。

視之無端,察之無涯。

ここを眺めるとどこまであるのが、端がなく、そしてここを考察してみても端の崖もないのである。

日出東沼,入乎西陂。

その広大さは、太陽が、苑内の東の沼から上り、西の池に沈むほどである。

其南則隆冬生長,涌水躍波;

上林苑の南部では、真冬でも草木が生良し、川は凍りもせずに波立って流れる。

13#5-2

其獸則旄貘犛,沈牛麈麋;

赤首圜題,窮奇象犀。

其北則盛夏含凍裂地,涉冰揭河;

其獸則麒麟角端,騊駼橐駝,

蛩蛩驒騱,駃騠驢騾。

 

12#5-1

「是に於てか、周【あまね】く覽て泛【あまね】く觀るに,

縝紛【ちんふん】軋芴【あつふつ】として,芒芒怳忽【えつこつ】たり,

之を視るに端【はし】無く,之を察る涯【はて】無し。

日 東沼より出で,西陂に入る。

其の南には則ち隆冬に生長して,涌水躍波【やくは】あり。

13#5-2

其の獸は則ち【ようぼう】貘犛【ばくり】,沈牛 麈麋【しゅび】

赤首 圜題【えんだい】,窮奇 象犀【ぞうさい】

其の北には則ち盛夏に凍を含みて地を裂き,冰を涉りて河を揭【わた】り。

其の獸は則ち麒麟 角端,騊駼【とうと】橐駝【たくだ】

蛩蛩 驒騱【てんけい】,駃騠【けつてい】驢騾【ろら】あり

終南山03

 

『上林賦』 現代語訳と訳註

(本文) 12#5-1

「於是乎、周覽泛觀,

縝紛軋芴,芒芒怳忽,

視之無端,察之無涯。

日出東沼,入乎西陂。

其南則隆冬生長,涌水躍波;

 

 

(下し文) 12#5-1

「是に於てか、周【あまね】く覽て泛【あまね】く觀るに,

縝紛【ちんふん】軋芴【あつふつ】として,芒芒怳忽【えつこつ】たり,

之を視るに端【はし】無く,之を察る涯【はて】無し。

日 東沼より出で,西陂に入る。

其の南には則ち隆冬に生長して,涌水躍波【やくは】あり。

 

 

(現代語訳)

さてここで、上林苑の全体を、あまねく見物してまわってみる。

すると、色々な物がいり乱れ、見極めることもできず、ぼうっとして、目もくらむようである。

ここを眺めるとどこまであるのが、端がなく、そしてここを考察してみても端の崖もないのである。

その広大さは、太陽が、苑内の東の沼から上り、西の池に沈むほどである。

上林苑の南部では、真冬でも草木が生良し、川は凍りもせずに波立って流れる。

 

 

(訳注) 12#5-1

「於是乎、周覽泛觀,

さてここで、上林苑の全体を、あまねく見物してまわってみる。

〇周覽泛觀 上林苑のことをいう。長安の西方にあった大庭園。秦の始皇帝が創設し、漢の武帝が拡張した。周囲約150キロに及び、内に苑36、宮12、観25を設け、世界の珍獣・奇草を集めたという。

 

縝紛軋芴,芒芒怳忽,

すると、色々な物がいり乱れ、見極めることもできず、ぼうっとして、目もくらむようである。

〇縝紛軋芴 物がいり乱れて見極められない形容。

 

視之無端,察之無涯。

ここを眺めるとどこまであるのが、端がなく、そしてここを考察してみても端の崖もないのである。

 

日出東沼,入乎西陂。

その広大さは、太陽が、苑内の東の沼から上り、西の池に沈むほどである。

 

其南則隆冬生長,涌水躍波;

上林苑の南部では、真冬でも草木が生良し、川は凍りもせずに波立って流れる。

〇其南則 上林苑の南部をいう。漢の長安と終南山との間の場所を云う。
長安付近図00