司馬相如 《上林賦 》(13また北部では、真夏でも地面が凍って裂け、川に氷がはった上を歩いて渡れる。そこに棲む獣は、麒麟(きりん)・角端(むじな)・騊駼(野馬)・橐駝(らくだ)・蛩蛩(野馬)・驒騱(うま)・駃騠(ろば)・驢騾(らば)である。

 

2013年10月15日 同じ日の紀頌之5つのブログ
●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場
Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
   
LiveDoor
司馬相如 《上林賦 》(13)#5-2 文選 賦<110-#5-2>13分割38回 Ⅱ李白に影響を与えた詩918 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3138
●唐を代表する中唐の韓愈の儒家としての考えのよくわかる代表作の一つ
Ⅱ中唐詩・晩唐詩
 
 LiveDoor
《閒遊,二首之一》韓愈(韓退之) Ⅱ中唐詩 <831>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3139韓愈詩-203
●杜甫の全作品1141首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"
Ⅲ杜甫詩1000詩集  LiveDoor664 《閬州東樓筵奉送十一舅往青城縣,得昏字》 蜀中転々 杜甫 <570>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3140 杜甫詩1000-570-822/1500
●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている
Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2
●●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩
Ⅴ.唐五代詞詩・宋詞詩・女性 LiveDoor夢江南二首 其一 牛嶠【ぎゅうきょう】 ⅩⅫ唐五代詞、「花間集」 Gs-319-6-#6  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3142
 
 ■最近の人気の文・賦・詩・詞(漢詩の5ブログ各部門)
 ■主要詩人の一覧・詩目次・ブログindex
 

『楚辞・九歌』東君 屈原詩<78-#1505 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1332
http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67664757.html
『楚辞』九辯 第九段―まとめ 宋玉  <00-#35> 664 漢文委員会kanbuniinkai 紀頌之の漢詩ブログ2304
http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10-rihakujoseishi/archives/6471825.html
安世房中歌十七首(1) 唐山夫人 漢詩 http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67710265.html 
為焦仲卿妻作 序 漢詩<143>古詩源 巻三 女性詩http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67729401.html
於凊河見輓船士新婚別妻一首 曹丕(魏文帝) 魏詩http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67759129.html
朔風 (一章) 曹植 魏詩<25-1>文選雑詩 上 http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67780868.html
謝靈運詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/1901_shareiun000.html 謝靈運詩六朝期の山水詩人。この人の詩は上品ですがすがしい男性的な深みのある詩である。後世に多大な影響を残している。
謝靈運が傲慢で磊落だったというが彼の詩からはそれを感じさせるということは微塵もない。謝靈運、謝朓、孟浩然は好きな詩人である。
登永嘉緑嶂山詩 #1 謝霊運 <20> 詩集 386
http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67474554.html
登池上樓 #1 謝霊運<25>#1  ー http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67502196.html
孟浩然の詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/209mokonen01.html 孟浩然の詩盛唐初期の詩人であるが謝霊運の詩に傾倒して山水詩人としてとてもきれいな詩を書いている。特に山水画のような病者の中で細やかな部分に動態を感じさせる表現力は素晴らしい。

李商隠詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/3991_rishoin000.html 
李商隠詩 華やかな時はほんの1年余り、残りは不遇であった。それが独特な詩を生み出した。この詩人の詩は物語であり、詩を単発で見ては面白くなく、数編から十数編のシリーズになっているのでそれを尊重して読まれることを進める。
女性詩人 
http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/0josei00index.html 女性詩人古代から近世に至るまで女性の詩は書くことを許されない環境にあった。貴族の子女、芸妓だけである。残されている詩のほとんどは詞、楽府の優雅、雅なものへの媚の詞である。しかしその中に針のような痛みを感じさせるものがあるのである。
孟郊詩 
http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/328_moukou001.html 「文章得其微,物象由我裁。」詩人が作り出す文章は細やかなる描写表現を得ているものだ、万物の事象をも作り出すことさえも詩人自身の裁量でもってするのである。
李商隠詩 
http://kanbuniinkai7.dousetsu.com/99_rishoinn150.html Ⅰ李商隠150

魚玄機 詩 全首130賦得江邊柳 魚玄機  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-65-1-#五言律詩  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1876

薛濤 詩詞全首100 井梧吟 薛濤 唐五代詞・宋詩 薛濤-136-8-#1  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2227

主に花間集から

温庭筠 70『菩薩蠻 一』温庭筠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-1-1-#1 花間集 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1620

韋荘 50首 菩薩蠻 一 韋荘  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩花間集Gs-247-5-#1  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ2617

皇甫松 10首 採蓮子二首  其一 皇甫松  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-307-5-#61  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3082

牛嶠  20首 女冠子四首 其一 牛嶠  ⅩⅫ唐五代詞・宋詩Gs-312-5-#66  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3107

 


『花間集』継続中

 

司馬相如 《上林賦 》(13#5-2 文選 賦<110-#5-213分割38回 Ⅱ李白に影響を与えた詩918 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3138

 

 

12#5-1

「於是乎、周覽泛觀,

さてここで、上林苑の全体を、あまねく見物してまわってみる。

縝紛軋芴,芒芒怳忽,

すると、色々な物がいり乱れ、見極めることもできず、ぼうっとして、目もくらむようである。

視之無端,察之無涯。

ここを眺めるとどこまであるのが、端がなく、そしてここを考察してみても端の崖もないのである。

日出東沼,入乎西陂。

その広大さは、太陽が、苑内の東の沼から上り、西の池に沈むほどである。

其南則隆冬生長,涌水躍波;

上林苑の南部では、真冬でも草木が生良し、川は凍りもせずに波立って流れる。

12#5-1

「是に於てか、周【あまね】く覽て泛【あまね】く觀るに,

縝紛【ちんふん】軋芴【あつふつ】として,芒芒怳忽【えつこつ】たり,

之を視るに端【はし】無く,之を察る涯【はて】無し。

日 東沼より出で,西陂に入る。

其の南には則ち隆冬に生長して,涌水躍波【やくは】あり。

 

13#5-2

其獸則旄貘犛,沈牛麈麋;

そこに棲む獣は、(野牛)・旄牛(からうし)・貘(白豹)・犛(黒牛)・沈牛(水牛)・塵(おおじか)・麋(なれじか);

赤首圜題,窮奇象犀。

赤首・園題・窮奇・象・犀である。

其北則盛夏含凍裂地,涉冰揭河;

また北部では、真夏でも地面が凍って裂け、川に氷がはった上を歩いて渡れる。

其獸則麒麟角端,騊駼橐駝,

そこに棲む獣は、麒麟(きりん)・角端(むじな)・騊駼(野馬)・橐駝(らくだ)・

蛩蛩驒騱,駃騠驢騾。

蛩蛩(野馬)・驒騱(うま)・駃騠(ろば)・驢騾(らば)である。

 

13#5-2

其の獸は則ち【ようぼう】貘犛【ばくり】,沈牛 麈麋【しゅび】

赤首 圜題【えんだい】,窮奇 象犀【ぞうさい】

其の北には則ち盛夏に凍を含みて地を裂き,冰を涉りて河を揭【わた】り。

其の獸は則ち麒麟 角端,騊駼【とうと】橐駝【たくだ】

蛩蛩 驒騱【てんけい】,駃騠【けつてい】驢騾【ろら】あり

 

駿馬04 

『上林賦』 現代語訳と訳註

(本文) 13#5-2

其獸則旄貘犛,沈牛麈麋;

赤首圜題,窮奇象犀。

其北則盛夏含凍裂地,涉冰揭河;

其獸則麒麟角端,騊駼橐駝,

蛩蛩驒騱,駃騠驢騾。

 

 

 

(下し文) 13#5-2

其の獸は則ち旄【ようぼう】貘犛【ばくり】,沈牛【ちんぎゅう】麈麋【しゅび】;

赤首【せきしゅ】圜題【えんだい】,窮奇【きゅうき】象犀【ぞうさい】あり。

其の北には則ち盛夏に凍を含みて地を裂き,冰を涉りて河を揭【わた】る。

其の獸は則ち麒麟【きりん】角端【かくたん】,騊駼【とうと】橐駝【たくだ】,

蛩蛩【きょうきょう】驒騱【てんけい】,駃騠【けつてい】驢騾【ろら】あり。

 

 

 

(現代語訳)

そこに棲む獣は、(野牛)・旄牛(からうし)・貘(白豹)・犛(黒牛)・沈牛(水牛)・塵(おおじか)・麋(なれじか);

赤首・園題・窮奇・象・犀である。

また北部では、真夏でも地面が凍って裂け、川に氷がはった上を歩いて渡れる。

そこに棲む獣は、麒麟(きりん)・角端(むじな)・騊駼(野馬)・橐駝(らくだ)・

蛩蛩(野馬)・驒騱(うま)・駃騠(ろば)・驢騾(らば)である。

 

(訳注) 13#5-2

其獸則旄貘犛,沈牛麈麋;

そこに棲む獣は、(野牛)・旄牛(からうし)・貘(白豹)・犛(黒牛)・沈牛(水牛)・塵(おおじか)・麋(なれじか);

 

 

赤首圜題,窮奇象犀。

赤首・園題・窮奇・象・犀である。

○赤首題 赤首は、『山海経』「東山経」に「北号の山に獣有り、其の状狼の如く、赤首鼠目、名を猫狙と臼ふ」とあるものか、同じく「中山経」に「即公の山に獣有り、其の状亀の如くして白身赤首」とあるものが、可能性としてあげられる。園題について、「題は額なり」と言う。額の円い動物ということ。

○窮奇 窮奇は、状は牛に似て、はりねずみのような毛が生え、吠える犬のように鳴き、人を食うという。また、『山海経』「海内北経」によれは、「状は虎の如く巽有り、人を食ふに首より始む」という。

 

其北則盛夏含凍裂地,涉冰揭河;

また北部では、真夏でも地面が凍って裂け、川に氷がはった上を歩いて渡れる。

 

其獸則麒麟角端,騊駼橐駝,

そこに棲む獣は、麒麟(きりん)・角端(むじな)・騊駼(野馬)・橐駝(らくだ)・

○麒麟角端 麒麟はに似た一角の霊獣。角のないのが麒、あるのがとも、牡が麒で牝がともいう。角端はむじな、あるいはこぶたに似て、角が鼻の上にあり、弓とすることができる。

騊駼 騊駼は「子虚の賦」の騊駼と同じ野馬の類。

 

蛩蛩驒騱,駃騠驢騾。

蛩蛩(野馬)・驒騱(うま)・駃騠(ろば)・驢騾(らば)である。

蛩蛩驒騱 蛩蛩は「子虚の賦」に見えた野馬の類。驒騱騠驢(牡馬と牝の子)の類い。

駃騠驢騾 駃騠は牡馬と牝の子。は、ろば。は、らば(牝馬と牡の子)。

 長安付近図00