司馬相如《上林賦 》(17そしてまた、ここには、夏に熟する盧橘をはじめ、黄柑(こうじみかん)・橙()だいだい・楱(橘の類)・枇杷(びわ)・橪(こなつめ)・柿・亭(やまなし)・柰(からなし)・厚朴(ほおのき)・棗(さるがき)・楊梅(やまもも)・桜桃(ゆすらめ)・蒲陶(ぶどう)・隠夫・薁(にわうめ)棣(にわうめ)荅遝離支(れいし)が植えられている。

 


2013年10月19日 同じ日の紀頌之5つのブログ
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司馬相如 《上林賦

 

 

#7-1

「於是乎盧橘夏熟,黃甘橙楱;

そしてまた、ここには、夏に熟する盧橘をはじめ、黄柑(こうじみかん)・橙()だいだい・楱(橘の類)・

枇杷橪柿,奈厚朴;

枇杷(びわ)・橪(こなつめ)・柿・亭(やまなし)・柰(からなし)・厚朴(ほおのき)・

棗楊梅,櫻桃蒲陶;

棗(さるがき)・楊梅(やまもも)・桜桃(ゆすらめ)・蒲陶(ぶどう)

隱夫薁棣,荅遝離支;

隠夫・薁(にわうめ)棣(にわうめ)荅遝離支(れいし)が植えられている。

羅乎後宮,列乎北園;

後宮につらなり、北の園に列をなしている。

丘陵,下平原;

その後は外の丘陵につづいてひろがり、平原にも及んでいる。

#7-2

揚翠葉,扤紫莖;

發紅華,垂朱榮;

煌煌扈扈,照曜鉅野。

沙棠櫟櫧,華楓枰櫨;

留落胥邪,仁頻並閭,

欃檀木蘭,豫章女貞。

#7-3

長千仞,大連抱;

誇條直暢,實葉葰楙。

攢立叢倚,連卷欐佹;

崔錯骪,坑衡砢;

垂條扶疎,落英幡纚。

#7-4

紛溶蔘,猗柅從風;

瀏蒞芔歙,蓋象金石之聲,

管籥之音,池茈虒,旋還乎後宮。

雜襲纍輯,被山緣谷,

循坂下隰,視之無端,究之無窮。

終南山04 

 

『上林賦』 現代語訳と訳註

(本文) #7-1

「於是乎盧橘夏熟,黃甘橙楱;

枇杷橪柿,奈厚朴;

棗楊梅,櫻桃蒲陶;

隱夫薁棣,荅遝離支;

羅乎後宮,列乎北園;

丘陵,下平原;

 

 

 

(下し文) #7-1

「是に於てか、盧橘【ろきつ】夏に熟して,黃甘 橙楱【とうそう】、

枇杷【びわ】橪柿【えんし】,【ていだい】厚朴【こうはく】、

【えいそう】楊梅【ようばい】,櫻桃【おうとう】蒲陶【ぶどう】、

隱夫【いんぷ】薁棣【いくてい】,荅遝【とうとう】離支あり。

後宮に羅【つら】なり,北園に列なる。

丘陵に【はびこ】りて,平原に下る。

 

 

(現代語訳)

そしてまた、ここには、夏に熟する盧橘をはじめ、黄柑(こうじみかん)・橙()だいだい・楱(橘の類)・

枇杷(びわ)・橪(こなつめ)・柿・亭(やまなし)・柰(からなし)・厚朴(ほおのき)・

棗(さるがき)・楊梅(やまもも)・桜桃(ゆすらめ)・蒲陶(ぶどう)

隠夫・薁(にわうめ)棣(にわうめ)荅遝離支(れいし)が植えられている。

後宮につらなり、北の園に列をなしている。

その後は外の丘陵につづいてひろがり、平原にも及んでいる。

 

 

(訳注) #7-1

「於是乎盧橘夏熟,黃甘橙楱;

そしてまた、ここには、夏に熟する盧橘をはじめ、黄柑(こうじみかん)・橙()だいだい・楱(橘の類)・

○盧橘夏熟 応邵の引く『伊尹書』に「箕山の東、青鳥(あるいは青馬)の有する所、盧き橘夏に熟す」とある。『史記索隠』の引く『広州記』によれば、盧橘は皮が厚く、九月に実を結ぶ時は真っ赤で、翌年二月に青黒くなり、その夏に熟すという。金柑のこと。

 

枇杷橪柿,奈厚朴;

枇杷(びわ)・橪(こなつめ)・柿・亭(やまなし)・柰(からなし)・厚朴(ほおのき)・

 

棗楊梅,櫻桃蒲陶;

棗(さるがき)・楊梅(やまもも)・桜桃(ゆすらめ)・蒲陶(ぶどう)

 

隱夫薁棣,荅遝離支;

隠夫・薁(にわうめ)棣(にわうめ)荅遝離支(れいし)が植えられている。

○隱夫 夫移のことで、棠棣(にわうめ)の類という。

○荅遝 李に似て、蜀に産すという。

 

羅乎後宮,列乎北園;

後宮につらなり、北の園に列をなしている。

 

丘陵,下平原;

その後は外の丘陵につづいてひろがり、平原にも及んでいる。
 楊梅ヤマモモ000

》(17)#7-1 文選 賦<110-#7-19分割26回 Ⅱ李白に影響を与えた詩922 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3158