司馬相如《上林賦 》(22 猿たちは、高いところに梁のようにかかった枝を渡り、ひときわ高い樹に登ってゆき、垂れた枝につかまりながら、枝のすき間を跳びぬけて行く。やがて、高い所でばらばらに散らばり、群れを乱して遠くへ去っていく。このような離宮・別館がこんな輩のために、数百どころか数千箇所に設けられ、

 

2013年10月24日 同じ日の紀頌之5つのブログ
●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場
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司馬相如《上林賦

》(22)#8-2 文選 賦<110-8213分割38回 Ⅱ李白に影響を与えた詩927 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3183

 

 

21)#8-1 

「於是乎玄猿素雌,蜼玃飛𧕫,蛭蜩蠼猱,

この樹々のつくる林には、黒い猿・白い雌猿、蜼(くもざる)・玃(おおざる)・飛𧕫(むささび)・蛭蜩(とびざる)・蠼猱(きいろいさる)といろんなさるがいる。

豰蛫,棲息乎其間。

漸胡・穀といろんな猿が、ここの林にひっそりと棲んでいる。

長嘯哀鳴,翩幡互經,

長く声をひいて、悲しげに鳴き、幡が翻るように身軽に飛び回ってすれちがっている。

夭蟜枝格,偃蹇杪顛。

枝の間や梢の先で、きままに体を屈伸させ、猿歩行したかと思うとこぬれで転車をする。

21)#8-1 

「是に於てか 玄猿【げんえん】素雌【そし】,蜼玃【いかく】飛𧕫【ひるい】,蛭蜩【てつちょう】蠼猱【かくどう】,

【ざんこ】豰蛫【こくき】,其の間に棲息す。

長く嘯【うそぶ】き哀しみ鳴いて,翩幡【へんぱん】として互いに經。

枝格【しかく】に夭蟜【ようきょう】し,杪顛【びょうてん】に偃蹇【えんけん】す

22)#8-2 

梁,騰殊榛;

猿たちは、高いところに梁のようにかかった枝を渡り、ひときわ高い樹に登ってゆき、

捷垂條,掉希間。

垂れた枝につかまりながら、枝のすき間を跳びぬけて行く。

牢落陸離,爛漫遠遷。

やがて、高い所でばらばらに散らばり、群れを乱して遠くへ去っていく。

若此輩者,數百千處。

このような離宮・別館がこんな輩のために、数百どころか数千箇所に設けられ、

遊往來,宮宿館舍;

天子はその間を、楽しみながら往来し、それぞれの離宮・別館に宿をとられる。

庖廚不徙,後宮不移,百官備具。

調理場の役人も、後宮の宮女も、それぞれの場所にそなわっているので、天子について移り歩く必要がない。どの場所にも、天子の世話をする百官がそろって待機しているのである。

22)#8-2 

梁を隃【こ】え,殊榛【しゅしん】に【のぼ】り。

垂條【すいじょう】を【と】り,希間に掉【つ】く

牢落 陸離として,爛漫 遠く遷る。

此の若き輩者,數百 千處あり。

【ごゆう】往來して,宮に宿り館に舍【やど】る。

庖廚【ほうちゅう】【うつ】さず,後宮 移らず,百官備わり具【そな】われり

花蕊夫人006 

 

『上林賦』(22) 現代語訳と訳註

(本文) 22)#8-2 

梁,騰殊榛;

捷垂條,掉希間。

牢落陸離,爛漫遠遷。

若此輩者,數百千處。

遊往來,宮宿館舍;

庖廚不徙,後宮不移,百官備具。

 

 

(下し文) 22)#8-2 

梁を隃【こ】え,殊榛【しゅしん】に騰【のぼ】り。

垂條【すいじょう】を捷【と】り,希間に掉【つ】く。

牢落 陸離として,爛漫 遠く遷る。

此の若き輩者,數百 千處あり。

遊【ごゆう】往來して,宮に宿り館に舍【やど】る。

庖廚【ほうちゅう】徙【うつ】さず,後宮 移らず,百官備わり具【そな】われり。

 

 

(現代語訳)

猿たちは、高いところに梁のようにかかった枝を渡り、ひときわ高い樹に登ってゆき、

垂れた枝につかまりながら、枝のすき間を跳びぬけて行く。

やがて、高い所でばらばらに散らばり、群れを乱して遠くへ去っていく。

このような離宮・別館がこんな輩のために、数百どころか数千箇所に設けられ、

天子はその間を、楽しみながら往来し、それぞれの離宮・別館に宿をとられる。

調理場の役人も、後宮の宮女も、それぞれの場所にそなわっているので、天子について移り歩く必要がない。どの場所にも、天子の世話をする百官がそろって待機しているのである。

 

 

(訳注) 22)#8-2 

梁,騰殊榛;

猿たちは、高いところに梁のようにかかった枝を渡り、ひときわ高い樹に登ってゆき、

 

捷垂條,掉希間。

垂れた枝につかまりながら、枝のすき間を跳びぬけて行く。

 

牢落陸離,爛漫遠遷。

やがて、高い所でばらばらに散らばり、群れを乱して遠くへ去っていく。

○牢落陸離 牢落も陸離も、ばらばらに分散する形容の双声語で、互いに双声の関係にもある。牢落:⒈廖落;荒。⒉稀疏。⒊孤寂;无所寄托。

○爛漫 群れを乱して走る形容の畳韻語。

 

若此輩者,數百千處。

このような離宮・別館がこんな輩のために、数百どころか数千箇所に設けられ、

 

遊往來,宮宿館舍;

天子はその間を、楽しみながら往来し、それぞれの離宮・別館に宿をとられる。

 

庖廚不徙,後宮不移,百官備具。

調理場の役人も、後宮の宮女も、それぞれの場所にそなわっているので、天子について移り歩く必要がない。どの場所にも、天子の世話をする百官がそろって待機しているのである。

miyajima596