司馬相如《上林賦 (35) さて、酒宴もたけなわにして、天子は、ぼんやりと考えこまれ、何かを失ったような様子であった。そしてこうおっしゃった。『ああ、これは贅沢が過ぎるというものだ。朕は、政務の余暇に、何もしなければ日を無駄にするかと思い、


2013年11月6日 の紀頌之5つのブログ
●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場
Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
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●唐を代表する中唐の韓愈の儒家としての考えのよくわかる代表作の一つ
Ⅱ中唐詩・晩唐詩
 
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●杜甫の全作品1141首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"
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●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている
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登池上樓 #1 謝霊運<25>#1  ー http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67502196.html
孟浩然の詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/209mokonen01.html 孟浩然の詩盛唐初期の詩人であるが謝霊運の詩に傾倒して山水詩人としてとてもきれいな詩を書いている。特に山水画のような病者の中で細やかな部分に動態を感じさせる表現力は素晴らしい。
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李商隠詩 華やかな時はほんの1年余り、残りは不遇であった。それが独特な詩を生み出した。この詩人の詩は物語であり、詩を単発で見ては面白くなく、数編から十数編のシリーズになっているのでそれを尊重して読まれることを進める。
女性詩人 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/0josei00index.html 女性詩人古代から近世に至るまで女性の詩は書くことを許されない環境にあった。貴族の子女、芸妓だけである。残されている詩のほとんどは詞、楽府の優雅、雅なものへの媚の詞である。しかしその中に針のような痛みを感じさせるものがあるのである。
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司馬相如《上林賦 (35)#12-1 文選 賦<110-12113分割40回 Ⅱ李白に影響を与えた詩940 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3248

 

 

12-1

「於是酒中樂酣,天子芒然而思,

さて、酒宴もたけなわにして、天子は、ぼんやりと考えこまれ、

似若有亡曰:『嗟乎,此大奢侈!

何かを失ったような様子であった。そしてこうおっしゃった。『ああ、これは贅沢が過ぎるというものだ。

朕以覽聽餘閒,無事棄日,

朕は、政務の余暇に、何もしなければ日を無駄にするかと思い、

順天道以殺伐,時休息於此;

天の働きに従って、狩猟という殺傷を行い、時にはここに休息をしたわけであるが、

恐後世靡麗,遂往而不返,

もしかすると、我が子孫たちは、さらに嬌奢に流れ、限度を忘れて遊楽にふけり、政治を顧みなくなってしまうかもしれない。

非所以為繼嗣創業垂統也。』

これは、子孫のために、基礎を築き、継承させて行く正しいやり方ではない。

 

「是に於いて酒中ば樂しみ酣【たけなわ】にして,天子 芒然として思い,

亡えること有るが若くに似たり、曰く:『嗟乎【ああ】,此れ大【はなは】だ奢【おご】り侈【おご】れり!

朕 覽聽【らんちょう】の餘閒,事無くして日を棄つるを以て,

天道に順いて以て殺伐し,時に此に於いて休息す。

恐るらくは後の世の靡麗【びれい】にして,遂に往きて返らざらんことを。

繼嗣の為に業を創【はじ】め統う垂るる所以に非ず。』と。

12-2

於是乎乃解酒罷獵,而命有司曰:『地可墾闢,

悉為農郊,以贍氓隸;

隤墻填塹,使山澤之人得至焉。

實陂池而勿禁,虛宮館而勿仞。

發倉廩以救貧窮,補不足;

恤鰥寡,存孤獨。

出德號,省刑罰;

改制度,易服色;

革正朔,與天下為始。』

花蕊夫人006 

 

『上林賦』 現代語訳と訳註

(本文) 12

「於是酒中樂酣,天子芒然而思,

似若有亡曰:『嗟乎,此大奢侈!

朕以覽聽餘閒,無事棄日,

順天道以殺伐,時休息於此;

恐後世靡麗,遂往而不返,

非所以為繼嗣創業垂統也。』

 

 

(下し文) 12

「是に於いて酒中ば樂しみ酣【たけなわ】にして,天子 芒然として思い,

亡えること有るが若くに似たり、曰く:『嗟乎【ああ】,此れ大【はなは】だ奢【おご】り侈【おご】れり!

朕 覽聽【らんちょう】の餘閒,事無くして日を棄つるを以て,

天道に順いて以て殺伐し,時に此に於いて休息す。

恐るらくは後の世の靡麗【びれい】にして,遂に往きて返らざらんことを。

繼嗣の為に業を創【はじ】め統う垂るる所以に非ず。』と。

 1781180

 

(現代語訳)

さて、酒宴もたけなわにして、天子は、ぼんやりと考えこまれ、

何かを失ったような様子であった。そしてこうおっしゃった。『ああ、これは贅沢が過ぎるというものだ。

朕は、政務の余暇に、何もしなければ日を無駄にするかと思い、

天の働きに従って、狩猟という殺傷を行い、時にはここに休息をしたわけであるが、

もしかすると、我が子孫たちは、さらに嬌奢に流れ、限度を忘れて遊楽にふけり、政治を顧みなくなってしまうかもしれない。

これは、子孫のために、基礎を築き、継承させて行く正しいやり方ではない。

 

 

(訳注) 12

「於是酒中樂酣,天子芒然而思,

さて、酒宴もたけなわにして、天子は、ぼんやりと考えこまれ、

○芒然而思 #11で妖艶な女性に目を奪われていることから、ここでは見とれて考えもつかないことを云う。

 

似若有亡曰:『嗟乎,此大奢侈!

何かを失ったような様子であった。そしてこうおっしゃった。『ああ、これは贅沢が過ぎるというものだ。

 

朕以覽聽餘閒,無事棄日,

朕は、政務の余暇に、何もしなければ日を無駄にするかと思い、

 

順天道以殺伐,時休息於此、

天の働きに従って、狩猟という殺傷を行い、時にはここに休息をしたわけであるが、

○順天道以殺伐 郭環が「秋気に困るなり」と言うように、秋冬は生気が衰え、殺気が盛んになる時期と考えられたので、それに順って狩猟を行ったことをいう。

 

恐後世靡麗,遂往而不返,

もしかすると、我が子孫たちは、さらに嬌奢に流れ、限度を忘れて遊楽にふけり、政治を顧みなくなってしまうかもしれない。

○靡麗 嬌奢に流れ、限度を忘れて遊楽にふけること。

 

非所以為繼嗣創業垂統也。』

これは、子孫のために、基礎を築き、継承させて行く正しいやり方ではない。

○創業垂統 『孟子、梁恵王章下』「君子創業垂統、為可継」(君子は業を創め銃を垂れ継ぐ可きと為すなり)の表現を用いたもの。

 魚玄機が宮島に