司馬相如《上林賦 (40) もっぱら自分だけ楽しむことにつとめ、民衆のことなど頚になく、国家の政務を忘れ、雉や兎を多く捕まえようとする、そういった狩りの在り方は、仁者の行わないものである。

 

2013年11月11日 の紀頌之5つのブログ
●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場
Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
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●唐を代表する中唐の韓愈の儒家としての考えのよくわかる代表作の一つ
Ⅱ中唐詩・晩唐詩
 
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●杜甫の全作品1141首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"
Ⅲ杜甫詩1000詩集  LiveDoorブログ687 《登牛頭山亭子》 蜀中転々 杜甫 <593>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3275 杜甫詩1000-593-849/1500
●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている
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孟浩然の詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/209mokonen01.html 孟浩然の詩盛唐初期の詩人であるが謝霊運の詩に傾倒して山水詩人としてとてもきれいな詩を書いている。特に山水画のような病者の中で細やかな部分に動態を感じさせる表現力は素晴らしい。
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司馬相如 《上林賦

(40)#13-4  文選 賦<110-13413分割41回 Ⅱ李白に影響を与えた詩945 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3273

 

 

(39)#13-3

於斯之時,天下大

この時に至って、万民は大いに喜び、

向風而聽,隨流而化;

風になびくように従い、流れにのるように感化される。

芔然興道而遷義,刑錯而不用;

盛んな勢いで、道に志し、義に向かったのであった。その結果、刑罰は捨て置かれて用いられず、

德隆於三皇,而功羨於五帝:

天子の徳は、三皇より高く、功業は、五帝よりも大きいものとなった。

若此,故獵乃可喜也。

こういう次第であるからこそ、はじめて、天子の狩猟は喜ばしいものといえるのである

 

(40)#13-4

若夫終日馳騁,勞神苦形,

それにひきかえ、終日馬を走らせ、精神と肉体を疲れさせ、

疲車馬之用,抏士卒之精,

車馬を使いものにならなくさせ、兵士の気力を損ない、

費府庫之財,而無德厚之恩;

倉庫の財産を浪費し、一方、君主の厚い恩沢が下に及ぶわけでもなく、

務在獨樂,不顧衆庶。

もっぱら自分だけ楽しむことにつとめ、民衆のことなど頚になく、

忘國家之政,貪雉兔之獲,則仁者不由也。

国家の政務を忘れ、雉や兎を多く捕まえようとする、そういった狩りの在り方は、仁者の行わないものである。

 

(41)#13-5

從此觀之,齊、楚之事,豈不哀哉!

地方不過千里,而囿居九百,

是草木不得墾辟,而人無所食也。

夫以諸侯之細,而樂萬乘之侈,僕恐百姓被其尤也。」

 

於是二子愀然改容,超若自失,

逡巡避席曰:「鄙人固陋,不知忌諱,

乃今日見教,謹受命矣。

 Ta唐 長安近郊圖  新02

 

『上林賦』 現代語訳と訳註

(本文) (40)#13-4

若夫終日馳騁,勞神苦形,

疲車馬之用,抏士卒之精,

費府庫之財,而無德厚之恩;

務在獨樂,不顧衆庶。

忘國家之政,貪雉兔之獲,

則仁者不由也。

 

 

(下し文) (40)#13-4

若し夫れ終日 馳騁【ちてい】して,神を勞やし形を苦しめ,

車馬の用を疲らし,士卒の精を抏【そこ】ない

府庫の財を費し,而も德厚の恩無く、

務め獨樂に在りて,衆庶【しゅうしょ】を顧みず。

國家の政を忘れて,雉兔【ちと】の【えもの】を【むさぼ】ることは,則ち仁者は由らざるなり。

 

 

(現代語訳)

それにひきかえ、終日馬を走らせ、精神と肉体を疲れさせ、

車馬を使いものにならなくさせ、兵士の気力を損ない、

倉庫の財産を浪費し、一方、君主の厚い恩沢が下に及ぶわけでもなく、

もっぱら自分だけ楽しむことにつとめ、民衆のことなど頚になく、

国家の政務を忘れ、雉や兎を多く捕まえようとする、そういった狩りの在り方は、仁者の行わないものである。

終南山03 

 

(訳注) (40)#13-4

若夫終日馳騁,勞神苦形,

それにひきかえ、終日馬を走らせ、精神と肉体を疲れさせ、

・馳騁 1 馬を走らせること。2 奔走すること。また、思いのままに動きまわること。

 

疲車馬之用,抏士卒之精,

車馬を使いものにならなくさせ、兵士の気力を損ない、

抏 損なう。

 

費府庫之財,而無德厚之恩;

倉庫の財産を浪費し、一方、君主の厚い恩沢が下に及ぶわけでもなく、

 

務在獨樂,不顧衆庶。

もっぱら自分だけ楽しむことにつとめ、民衆のことなど頚になく、

 

忘國家之政,貪雉兔之獲,則仁者不由也。

国家の政務を忘れ、雉や兎を多く捕まえようとする、そういった狩りの在り方は、仁者の行わないものである。上林苑01