班固《西都賦》(2) 貴殿はそのいきさつを耳にされたか、またその都づくりを目にされたか。」東都の主人がいう、「まだですよ。願うなら、客人よ、旧都の長安を慕うその積もる思いのたけを、開陳してほしい、古きことを忘れない深い心情をうち明けてほしいのです。


2013年11月22日  の紀頌之5つのブログ
●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場
Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
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班孟堅(班固)《西都賦》(2)#1-2 文選 賦<112―2>18分割55回 Ⅱ李白に影響を与えた詩956 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3328
●唐を代表する中唐の韓愈の儒家としての考えのよくわかる代表作の一つ
Ⅱ中唐詩・晩唐詩
 
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《晚秋郾城夜會聯句〔韓愈、李正封〕》(22)-#20韓愈(韓退之) Ⅱ中唐詩 <869>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3329韓愈詩-220-#20
●杜甫の全作品1141首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"
Ⅲ杜甫詩1000詩集  LiveDoorブログ 697 《警急〔自注:時高公適領西川節度。〕》 蜀中転々 杜甫 <604>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3330 杜甫詩1000-604-860/1500
●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている
Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2ブログ 81諸葛亮 《梁甫吟》 漢詩  kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 3331 (11/22)
●●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩
Ⅴ.唐五代詞詩・宋詞詩・女性 LiveDoor 江城子 二首 其一 張泌ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」 Gs-357-7-#19  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3332
 
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謝靈運が傲慢で磊落だったというが彼の詩からはそれを感じさせるということは微塵もない。謝靈運、謝朓、孟浩然は好きな詩人である。
登永嘉緑嶂山詩 #1 謝霊運 <20> 詩集 386ーhttp://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67474554.html
登池上樓 #1 謝霊運<25>#1  ー http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67502196.html
孟浩然の詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/209mokonen01.html 孟浩然の詩盛唐初期の詩人であるが謝霊運の詩に傾倒して山水詩人としてとてもきれいな詩を書いている。特に山水画のような病者の中で細やかな部分に動態を感じさせる表現力は素晴らしい。
李商隠詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/3991_rishoin000.html 
李商隠詩 華やかな時はほんの1年余り、残りは不遇であった。それが独特な詩を生み出した。この詩人の詩は物語であり、詩を単発で見ては面白くなく、数編から十数編のシリーズになっているのでそれを尊重して読まれることを進める。
女性詩人 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/0josei00index.html 女性詩人古代から近世に至るまで女性の詩は書くことを許されない環境にあった。貴族の子女、芸妓だけである。残されている詩のほとんどは詞、楽府の優雅、雅なものへの媚の詞である。しかしその中に針のような痛みを感じさせるものがあるのである。
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班孟堅(班固)《西都賦》(2)1-2 文選 賦<112218分割55回 Ⅱ李白に影響を与えた詩956 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3328

 

 

西都賦#1-1

有西都賓問於東都主人曰:

東都に現れた西都の客人が、東都の主人に尋ねていう、

「蓋聞皇漢之初經營也,嘗有意乎都河洛矣。

「たしか聞くところによれば、漢が初め計画をたて都を営むに当たり、高祖は一時河洛の地洛陽に都したいと思われたことがあったという、

輟而弗康,寔用西遷,作我上都。

落ち着かぬと中止され、そこで西の長安にうつり、我が帝都を作られたという。

西都の賦  (1)-#1-1

西都の賓有り東都の主人に於て問いて曰く:

「蓋し、聞く皇漢の初め、經營するや,嘗て 河洛に都にするに意有りしか。

輟【や】めて康かる弗【まじ】として,寔【ここ】を用て西に遷り,我が上都を作れりと。

唐長安城図2)#1-2

主人聞其故而睹其制乎?」主人曰:

貴殿はそのいきさつを耳にされたか、またその都づくりを目にされたか。」東都の主人がいう、

「未也。願賓攄懷舊之蓄念,發思古之幽情。

「まだですよ。願うなら、客人よ、旧都の長安を慕うその積もる思いのたけを、開陳してほしい、古きことを忘れない深い心情をうち明けてほしいのです。

博我以皇道,弘我以漢京。」

古えよりの帝王の道を語られ、私の足らぬ知識をひろげることになるので、漢の旧都を語っていただき、私のせまい心をひろくしてください。」

賓曰:「唯唯。」

客人はいう、「はいはい。」と二つ返事をする。

主人 其の故を聞き 其の制を睹【み】たるか?」と。主人曰く:

「未し也。願わくば賓、舊【むかし】を懷うの蓄念【ちくねん】を攄【の】べ,古を思うの幽情【ゆうじょう】を發す。

我を博【ひろ】うするに皇道を以てし,我を弘うするに漢京を以てせよ。」とと

賓 曰く:「唯唯。」と。

長安付近図00
『西都賦』 現代語訳と訳註

(本文) 2)#1-2

主人聞其故而睹其制乎?」主人曰:

「未也。願賓攄懷舊之蓄念,發思古之幽情。

博我以皇道,弘我以漢京。」

賓曰:「唯唯。

 

(下し文) 2)#1-2

主人 其の故を聞き 其の制を睹【み】たるか?」と。主人曰く:

「未し也。願わくば賓、舊【むかし】を懷うの蓄念【ちくねん】を攄【の】べ,古を思うの幽情【ゆうじょう】を發す。

我を博【ひろ】うするに皇道を以てし,我を弘うするに漢京を以てせよ。」とと

賓 曰く:「唯唯。」と。

 

(現代語訳)

貴殿はそのいきさつを耳にされたか、またその都づくりを目にされたか。」東都の主人がいう、

「まだですよ。願うなら、客人よ、旧都の長安を慕うその積もる思いのたけを、開陳してほしい、古きことを忘れない深い心情をうち明けてほしいのです。

古えよりの帝王の道を語られ、私の足らぬ知識をひろげることになるので、漢の旧都を語っていただき、私のせまい心をひろくしてください。」

客人はいう、「はいはい。」と二つ返事をする。

 

(訳注) 2)#1-2

主人聞其故而睹其制乎?」主人曰:

貴殿はそのいきさつを耳にされたか、またその都づくりを目にされたか。」東都の主人がいう、

 

「未也。願賓攄懷舊之蓄念,發思古之幽情。

「まだですよ。願うなら、客人よ、旧都の長安を慕うその積もる思いのたけを、開陳してほしい、古きことを忘れない深い心情をうち明けてほしいのです。

 抒と同じ意。口に出してのべる。

 つもる思い。

 

博我以皇道,弘我以漢京。」

古えよりの帝王の道を語られ、私の足らぬ知識をひろげることになるので、漢の旧都を語っていただき、私のせまい心をひろくしてください。」

○博我 『論語』に「我を博むるに文を以てす」(顔淵篇)。○皇道 帝王の道。

 

賓曰:「唯唯。」

客人はいう、「はいはい。」と二つ返事をする。

漢魏隋唐の洛陽城