班固《西都賦》(45) はこ舟はこれをつないで並ばせたり、走らせはせまわり、片時の間も心ゆくまで舟遊びを楽しまれる。ついにはなんと風のようにふわりとあがり、雲のようにただよいうごく、そして、あてもなくぶらぶら歩きして、すみずみまで見てまわる。
 

2014年1月4日  の紀頌之5つのブログ
●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場
Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
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班孟堅(班固)《西都賦》(45)#17-2 文選 賦<112―45>18分割55回 Ⅱ李白に影響を与えた詩999 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3543
●唐を代表する中唐の韓愈の儒家としての考えのよくわかる代表作の一つ
Ⅱ中唐詩・晩唐詩
 
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《瀧吏》嶺南行(4)-7韓愈(韓退之) Ⅱ中唐詩 <912>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3544韓愈詩-237
●杜甫の全作品1141首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"
Ⅲ杜甫詩1000詩集  LiveDoorブログ 740 《惠義寺園送辛員外》 蜀中転々 杜甫 <647>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3545 杜甫詩1000-647-903/1500〔草堂逸詩拾遺-(16)〕
●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている
Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2ブログ 244  《東都遭春》 韓愈  kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 3546 (01/04)
●●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩。唐から五代詩詞。花間集
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班孟堅(班固)《西都賦》(45)172 文選 賦<1124518分割55回 Ⅱ李白に影響を与えた詩999 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3543

 

 

(44)17(狩猟後の饗宴と昆明地ⅱ)-1

於是後宮乘輅,登龍舟,

さて、後宮の后妃や官女は、車を乗りものにして、龍の形を画く舟にあがりこむ。

張鳳蓋,建華旗。

鳳凰をぬいとりした蓋を張り、五彩の色の旗を建てる。

袪黼帷,鏡清流。

刺繍模様の帳をかかげて、清流に影を写す奢侈をする。

靡微風,澹淡浮。

それらは微風の吹くままに、静かにゆれて浮かんでいる。

櫂女謳,鼓吹震。

櫂をとる女たちは声をそろえて唱い、鼓笛は鳴りひびかせる。

聲激越,謍厲天。

声ははげしくわき揚がり、大きくこだまして天にまでとどくものだ。

 

(45)172

鳥群翔,魚窺淵。

鳥はおどろき群れをなして旋回し、魚はおそれて淵に隠れようとする。

招白鷴,下雙鵠。

空に向かい白鷴の弩をひけば、つがいの白鳥が落ちてくる。

揄文竿,出比目。

水に浮かぶ窮翠の羽根飾りの竿をひきあげると、珍しい比目の魚を釣りあげる。

撫鴻罿,御繒繳。

方舟並騖,俛仰極樂

はこ舟はこれをつないで並ばせたり、走らせはせまわり、片時の間も心ゆくまで舟遊びを楽しまれる。

遂乃風舉雲搖,浮遊溥覽。

ついにはなんと風のようにふわりとあがり、雲のようにただよいうごく、そして、あてもなくぶらぶら歩きして、すみずみまで見てまわる。

 

(46)#173

前乘秦嶺,後越九嵕。

東薄河華,西涉岐雍。

宮館所歷,百有餘區,

行所朝夕,儲不改供。

禮上下而接山川,究休祐之所用。

采遊童之讙謠,第從臣之嘉頌。

 

(44)17(狩猟後の饗宴と昆明地ⅱ)-1

是に於いて後宮 輅【さんろ】に乘り,龍舟に登り,

鳳蓋【ほうがい】を張り,建華旗をてる。

黼帷【ほる】を袪【かか】げ,清流に鏡【かんが】む。

微風に靡【なび】き,澹淡【たんたん】として浮ぶ。

櫂女【とうじょ】謳いて,鼓吹【こすい】震う。

聲 激越【げきえつ】し,謍【こう】として天に厲【いた】り。

(45)

鳥は群り翔【かけ】り,魚は淵に窺【うか】ぶ。

白鷴【はくかん】を招【あ】げ,雙鵠【そうこく】を下【おと】す。

文竿【ぶんかん】を揄【ひ】き,比目【ひもく】を出す。

鴻罿【おおとりあみ】を撫【と】り,繒繳【そうしゃく】を御す。

方舟 並べて騖【は】せ,俛仰【ふぎょう】して樂を極む

遂に乃ち風のごとく舉り雲のごとく搖【うご】く,浮遊して溥【あまね】く覽る。

(46)

前は秦嶺に乘【のぼ】り,後は九嵕【きゅうそう】を越える。

東は河華に薄【せま】り,西は岐雍【きよう】を涉る。

宮館の歷【ふ】る所,百有餘區あり,

行の朝夕する所,儲【たくわえ】供を改めず。

上下を禮して山川を接【まつ】り,休祐【きゅうゆう】の用うる所を究める。

遊童の讙謠【かんよう】を【と】り,從臣の嘉頌【かしょう】を第づ。

漢長安図

 

『西都賦』 現代語訳と訳註

(本文) (45)172

鳥群翔,魚窺淵。

招白鷴,下雙鵠。

揄文竿,出比目。

撫鴻罿,御繒繳。

方舟並騖,俛仰極樂

遂乃風舉雲搖,浮遊溥覽。

 

(下し文) (45)

鳥は群り翔【かけ】り,魚は淵に窺【うか】ぶ。

白鷴【はくかん】を招【あ】げ,雙鵠【そうこく】を下【おと】す。

文竿【ぶんかん】を揄【ひ】き,比目【ひもく】を出す。

鴻罿【おおとりあみ】を撫【と】り,繒繳【そうしゃく】を御す。

方舟 並べて騖【は】せ,俛仰【ふぎょう】して樂を極む

遂に乃ち風のごとく舉り雲のごとく搖【うご】く,浮遊して溥【あまね】く覽る。

 

(現代語訳)

鳥はおどろき群れをなして旋回し、魚はおそれて淵に隠れようとする。

空に向かい白鷴の弩をひけば、つがいの白鳥が落ちてくる。

水に浮かぶ窮翠の羽根飾りの竿をひきあげると、珍しい比目の魚を釣りあげる。

はこ舟はこれをつないで並ばせたり、走らせはせまわり、片時の間も心ゆくまで舟遊びを楽しまれる。

ついにはなんと風のようにふわりとあがり、雲のようにただよいうごく、そして、あてもなくぶらぶら歩きして、すみずみまで見てまわる。

 

(訳注) (45)172

大明宮-座標02鳥群翔,魚窺淵。

鳥はおどろき群れをなして旋回し、魚はおそれて淵に隠れようとする。

窺 みょうとして見る。

 

招白鷴,下雙鵠。

空に向かい白鷴の弩をひけば、つがいの白鳥が落ちてくる。

招 挙ぐ。とりあげる。

白鷴 とび、しらきじの弓。弓弩の類(『後漢書』李賢注)。

下 落とす

 

揄文竿,出比目。

水に浮かぶ窮翠の羽根飾りの竿をひきあげると、珍しい比目の魚を釣りあげる。

 引きよせる。

竿 翡翠の羽飾りのついた釣り竿。

比目 比目魚【ひもくぎょ】とは。意味や解説。1 一つ目の魚で、2匹並んではじめて泳ぐことができるという、中国の伝説上の魚。仲のよい夫婦のたとえ。2 ヒラメやカレイのこと。「東方に比目魚有り。比はずんは行かず。其の名これを鰈と謂ふ」(『爾雅』)。左側に目のあるひらめと、右側に目のあるかれいと並んで始めておよぐ。「隻鵠」に対し、「比目」と対句にする。

 

撫鴻罿,御繒繳。

大きな鳥網を手にとったり、繒繳を使ったりする。

撫 手にもつ。

鴻 大の意。

罿 ショウ。むそう網、鳥網。

繒繳 【そうしゃく】いぐるみ。しかけ。

御 使いこなす。

 

方舟並騖,俛仰極樂

はこ舟はこれをつないで並ばせたり、走らせはせまわり、片時の間も心ゆくまで舟遊びを楽しまれる。

方舟 両船をならべる。謝靈運『擬魏太子鄴中集詩八首』「並載游鄴京,方舟泛河廣。」かくて公子とともに車を並べて乗って鄴京に遊んだり、舟をならべて広い河に浮べたりする。 曹植『盤石篇』「方舟尋高價,珍寶麗以通。」高価な珍しい品物をさがしもとめ舟をたくさんならべてたくさん積みこむ。その中に珍宝があり、それはきれいなものであり、国の流通を良くするものである。

騖 馬を走らせること。かけまわること。はたらくこと。

 

遂乃風舉雲搖,浮遊溥覽。

ついにはなんと風のようにふわりとあがり、雲のようにただよいうごく、そして、あてもなくぶらぶら歩きして、すみずみまで見てまわる。

溥覽 すみずみまで見てまわる。
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