班固《東都賦》(12)(奢りをさける)このため宮城の内では、官室はくもりなく清らかにひかり輝き、宮殿のお庭は神々しきまでの美しさなれば、奢れるものは、礼をこえてまで贅沢できず、つづまやかなものは、いまさら派手にしたくともできない。宮城の外では、外苑を作るにしても原野をそのまま利用し、沼を作るにしても流泉をそのまま利用する。


2014年1月19日 の紀頌之5つのブログ
●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場
Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
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●唐を代表する中唐の韓愈の儒家としての考えのよくわかる代表作の一つ
Ⅱ中唐詩・晩唐詩
 
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Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2ブログ 259 《秋懐詩十一首之九(9)》 韓愈kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 3621 (01/19)
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班孟堅(班固)《東都賦》(12)#6(奢りを避ける) 文選 賦<1131018分割55回 Ⅱ李白に影響を与えた詩1014 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3618

 

 

(12)#6(奢りを避ける)

於是皇城之,宮室光明,闕庭神麗。

(奢りをさける)このため宮城の内では、官室はくもりなく清らかにひかり輝き、宮殿のお庭は神々しきまでの美しさなれば、

奢不可踰,儉不能侈。

奢れるものは、礼をこえてまで贅沢できず、つづまやかなものは、いまさら派手にしたくともできない。

外則因原野以作苑,填流泉而為沼。

宮城の外では、外苑を作るにしても原野をそのまま利用し、沼を作るにしても流泉をそのまま利用する。

發蘋藻以潛魚,豐圃草以毓獸。

水草をしげらせて魚をひそませてやり、広大な畑に草を茂らせて獣をそだてる。

制同乎梁鄒,誼合乎靈囿。

その作り方は、古の天子の狩り場という「梁都」と同じょうにされ、その道理は、生きものが楽しんだという周の文王の霊園の心にぴたりと合う。

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(奢りを避ける)

『東都賦』 現代語訳と訳註

(本文) #6

於是皇城之,宮室光明,闕庭神麗。

奢不可踰,儉不能侈。

外則因原野以作苑,填流泉而為沼。

發蘋藻以潛魚,豐圃草以毓獸。

制同乎梁鄒,誼合乎靈囿。

 

(下し文)

是に於て皇城の,宮室光明にして,闕庭神麗す。

奢も踰ゆ可からず,儉も侈【おご】る能わず。

外は則ち原野に因りて以って苑と作し,填流泉に【したが】って沼と為す。

蘋藻【ひんそう】を發して以って魚を潛め,圃草を豐かにして以て獸を毓【やしな】う。

制 梁鄒【りょうすう】に同じく,誼 靈囿に合【かな】えり。

 

 

(現代語訳)

(奢りをさける)このため宮城の内では、官室はくもりなく清らかにひかり輝き、宮殿のお庭は神々しきまでの美しさなれば、

奢れるものは、礼をこえてまで贅沢できず、つづまやかなものは、いまさら派手にしたくともできない。

宮城の外では、外苑を作るにしても原野をそのまま利用し、沼を作るにしても流泉をそのまま利用する。

水草をしげらせて魚をひそませてやり、広大な畑に草を茂らせて獣をそだてる。

その作り方は、古の天子の狩り場という「梁都」と同じょうにされ、その道理は、生きものが楽しんだという周の文王の霊園の心にぴたりと合う。

漢魏隋唐の洛陽城 

 

(訳注)

於是皇城之,宮室光明,闕庭神麗。

(奢りをさける)このため宮城の内では、官室はくもりなく清らかにひかり輝き、宮殿のお庭は神々しきまでの美しさなれば、

光明 光明正大の意をふくむ。誰が見ても隠すべきものがなく、くもりなく光り、清潔であり、礼法にかなうさま。

闕庭 闕は宮闕、宮殿。

 

奢不可踰,儉不能侈。

奢れるものは、礼をこえてまで贅沢できず、つづまやかなものは、いまさら派手にしたくともできない。

 

外則因原野以作苑,填流泉而為沼。

宮城の外では、外苑を作るにしても原野をそのまま利用し、沼を作るにしても流泉をそのまま利用する。

填 順の意。李善は「昭明(『文選』の作者)諱は順、故に改めて填と為す」という。

 

發蘋藻以潛魚,豐圃草以毓獸。

水草をしげらせて魚をひそませてやり、広大な畑に草を茂らせて獣をそだてる。

蘋藻 水草の名。『毛伝』に「蘋は大洴なり。藻は聚藻なり」という。

圃 李注では博の意とする。『韓詩』では圃草に作り、『後漢書』李賢注も同じであるが、『毛詩』の車攻篇には甫に作り、その伝に「甫は大なり」とある。

毓 育と同音同義。

 

制同乎梁鄒,誼合乎靈囿。

その作り方は、古の天子の狩り場という「梁都」と同じょうにされ、その道理は、生きものが楽しんだという周の文王の霊園の心にぴたりと合う。

梁鄒 魯詩伝に「古、梁鄒あり、梁都とは天子の田(猟)なり」。狩り場の名。

誼 義と同音同義。道理。

霊囿 周の文王の囿。囿は禽獣の類を養うところ。『毛詩』大雅の霊台篇に「王霊囿」に在り。麀鹿の伏す攸」とある。
珠櫻001