班固《東都賦》(16)(狩りの作法) 程なく上林苑に到着し、集合すると、軍勢を整列させ集団を案内する。大小の部と曲との二組に分けて列をそろえる。部曲あわせて五百人単位の校と、百人単位の隊とを整列させる。それから中軍・左軍・右軍の三軍を編成統率し、将帥に号令を下す。その後で烽火をうちあげ、陣太鼓をうち鳴らし、命令を反復し伝達して、三駆の礼法どおり、三度を限りとして獲物を追いかける。小まわりの利く軽率は迅雷のように宙を飛んで走り、駿馬にまたがる勇猛果敢の騎兵は稲妻のごとく疾走する。

2014年1月23日 の紀頌之5つのブログ
●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場
Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
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班孟堅(班固) 《東都賦》(16)#9(狩りの作法)-1 文選 賦<113―16>18分割55回 Ⅱ李白に影響を与えた詩1018 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3638
●唐を代表する中唐の韓愈の儒家としての考えのよくわかる代表作の一つ
Ⅱ中唐詩・晩唐詩
 
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《答柳柳州食蝦蟆》韓愈(韓退之) Ⅱ中唐詩 <931>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3639韓愈詩-241-#3
●杜甫の全作品1141首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"
Ⅲ杜甫詩1000詩集  LiveDoorブログ 746廣徳2年764年―5-#1 《憶昔,二首之一》 蜀中転々 杜甫 <655-#1>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3640 杜甫詩1000-655-1-922/1500749-1
●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている
Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2ブログ 263 《招揚之罦一首》 韓愈  kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 3641 (01/23)
●●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩。唐から五代詩詞。花間集
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班孟堅(班固) 《東都賦》(16)#9(狩りの作法)-1 文選 賦<113―16>18分割55回 Ⅱ李白に影響を与えた詩1018 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3638


 

#9(狩りの作法)-1

遂集乎中囿,陳師按屯。

(狩りの作法) 程なく上林苑に到着し、集合すると、軍勢を整列させ集団を案内する。

駢部曲,列校隊。

大小の部と曲との二組に分けて列をそろえる。部曲あわせて五百人単位の校と、百人単位の隊とを整列させる。

勒三軍,誓將帥。

それから中軍・左軍・右軍の三軍を編成統率し、将帥に号令を下す。

然後舉烽伐鼓,申令三驅。

その後で烽火をうちあげ、陣太鼓をうち鳴らし、命令を反復し伝達して、三駆の礼法どおり、三度を限りとして獲物を追いかける。

輶車霆激,驍騎電騖。

小まわりの利く軽率は迅雷のように宙を飛んで走り、駿馬にまたがる勇猛果敢の騎兵は稲妻のごとく疾走する。

由基發射,范氏施御。

古ならば養由基といったところの弓の名射手が、矢をはなち、范氏といったところの名御者が、馬車を馭す。

 

弦不睼禽,轡不詭遇。

飛者未及翔,走者未及去。

指顧倏忽,獲車已實。

樂不極盤,殺不盡物。

馬踠餘足,士怒未

先驅復路,屬車案節。

 

遂に中囿【ちゅうゆう】に集り,師を陳【つら】ね屯を按じ。

部曲を駢【なら】べ,校隊を列ぬ。

三軍を勒して,將帥に誓う。

然る後 烽を舉げ鼓を伐ち,令を申【かさ】ねて三驅す。

輶車【ゆうしゃ】は霆【いかづち】のごとく激し,驍騎【ぎょうき】は電【いなずま】のごとく騖【は】す。

由基【ゆうき】射を發し,范氏 御を施す。 

 

弦は睼禽【ていきん】せず,轡は詭遇【きぐう】せず。

飛ぶ者は未だ翔【かけ】るに及ばず,走る者は未だ去るに及ばず。

指顧【しこ】倏忽【しゅくこつ】,獲車【かくしゃ】已に實【みつ】る。

樂しむも盤【たのし】みを極めず,殺すも物を盡さず。

馬は餘足を踠【あが】いて,士の怒り 未だ【つ】きざる。

先驅 路に復【かえ】り,屬車【ぞくしゃ】節を案ず。

 

木蘭02 

 (狩りの作法)-1

『東都賦』 現代語訳と訳註

(本文) #9

遂集乎中囿,陳師按屯。

駢部曲,列校隊。

勒三軍,誓將帥。

然後舉烽伐鼓,申令三驅。

輶車霆激,驍騎電騖。

由基發射,范氏施御。

 

(下し文) #9

遂に中囿【ちゅうゆう】に集り,師を陳【つら】ね屯を按じ。

部曲を駢【なら】べ,校隊を列ぬ。

三軍を勒して,將帥に誓う。

然る後 烽を舉げ鼓を伐ち,令を申【かさ】ねて三驅す。

輶車【ゆうしゃ】は霆【いかづち】のごとく激し,驍騎【ぎょうき】は電【いなずま】のごとく騖【は】す。

由基【ゆうき】射を發し,范氏 御を施す。

 

(現代語訳)

(狩りの作法) 程なく上林苑に到着し、集合すると、軍勢を整列させ集団を案内する。

大小の部と曲との二組に分けて列をそろえる。部曲あわせて五百人単位の校と、百人単位の隊とを整列させる。

それから中軍・左軍・右軍の三軍を編成統率し、将帥に号令を下す。

その後で烽火をうちあげ、陣太鼓をうち鳴らし、命令を反復し伝達して、三駆の礼法どおり、三度を限りとして獲物を追いかける。

小まわりの利く軽率は迅雷のように宙を飛んで走り、駿馬にまたがる勇猛果敢の騎兵は稲妻のごとく疾走する。

古ならば養由基といったところの弓の名射手が、矢をはなち、范氏といったところの名御者が、馬車を馭す。

 

(訳注) #9

遂集乎中囿,陳師按屯。

(狩りの作法) 程なく上林苑に到着し、集合すると、軍勢を整列させ集団を案内する。

遂 ついで、程なく。

中囿 上林中。

師 軍勢。

案屯 兵の集団を考えて分ける。

 

駢部曲,列校隊。

大小の部と曲との二組に分けて列をそろえる。部曲あわせて五百人単位の校と、百人単位の隊とを整列させる。

駢部曲 兵を部と、その小わけの曲とに分け、大小の部隊を設ける。駢はその列をそろえてならべる。

校隊 校は五百人の兵員、隊は百人ないし、二百人、『後漢書』の百官志に「将軍皆部あり。大将の軍営は五部、部に校尉一人あり。部の下に曲あり・曲に軍侯(敵情偵察の武官)一人あり」とある。校尉軍候は部曲の長。

 

勒三軍,誓將帥。

それから中軍・左軍・右軍の三軍を編成統率し、将帥に号令を下す。

勒三軍 三軍を編成する。三軍は軍隊の全体をいう。『周礼』の大司馬によれば「王は六軍‥二軍は一万二千五百人」という。六軍で七万五千人、これを三つに分け、中軍・左軍・右軍とする。

 

然後舉烽伐鼓,申令三驅。

その後で烽火をうちあげ、陣太鼓をうち鳴らし、命令を反復し伝達して、三駆の礼法どおり、三度を限りとして獲物を追いかける。

三駆 天子は四面を囲んで狩猟しない。一面だけあけて、三両を囲む。一面をあけて逃げ道をこしらえる。動物をとり尽くさぬ仁心から生まれたという。その他三度これを射れば後は逃がすのが軍礼という。駆は狩猟の意。

 

輶車霆激,驍騎電騖。

小まわりの利く軽率は迅雷のように宙を飛んで走り、駿馬にまたがる勇猛果敢の騎兵は稲妻のごとく疾走する。

輶車 軽車の一種で駆逆の車。禽獣を追い出してこれを迎えとらえる車。軽は行動自由自在の意。

 

由基發射,范氏施御。

古ならば養由基といったところの弓の名射手が、矢をはなち、范氏といったところの名御者が、馬車を馭す。

由基 養由基、古の名射手。「養由基甲をあつめて之を射り、七札を徹す」。

范氏 禹の時の御車。「夏の徳盛んなる時、二龍降る。禹范氏をして之を御せしめ、以て南方を経(ゆ〉く」(括地図)。
木蘭00