班固《東都賦》(18)(神を敬いと仁徳の施政) つぎに、天・地・宗廟を祭り、三つの生贅をささげ、五種の犠牲をたてまつる。天神地神をうやまい、もろもろの神々を心におもい、なぐさめられる。群臣たちを明堂に召して謁見し、天子の辟雍大学に臨席される。陰陽天文を観察する霊台に登って、陰陽の気のよきしるしを観察なされる。


2014年1月25日 の紀頌之5つのブログ
●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場
Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
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班孟堅(班固)《東都賦》(18)#10(神を敬うと仁徳の施政)―1 文選 賦<113―18>18分割55回 Ⅱ李白に影響を与えた詩1020 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3648
●唐を代表する中唐の韓愈の儒家としての考えのよくわかる代表作の一つ
Ⅱ中唐詩・晩唐詩
 
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《潮州刺史謝上表》韓愈(韓退之) Ⅱ中唐詩 <933>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3649韓愈詩-242-1
●杜甫の全作品1141首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"
Ⅲ杜甫詩1000詩集  LiveDoorブログ 746廣徳2年764年―6-#1 《憶昔,二首之二》 蜀中転々 杜甫 <656-1>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3650 杜甫詩1000-656-1-924/1500 750-1
●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている
Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2ブログ 265 《調張籍》 韓愈  kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 3651 (01/25)
●●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩。唐から五代詩詞。花間集
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孟浩然の詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/209mokonen01.html 孟浩然の詩盛唐初期の詩人であるが謝霊運の詩に傾倒して山水詩人としてとてもきれいな詩を書いている。特に山水画のような病者の中で細やかな部分に動態を感じさせる表現力は素晴らしい。
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女性詩人 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/0josei00index.html 女性詩人古代から近世に至るまで女性の詩は書くことを許されない環境にあった。貴族の子女、芸妓だけである。残されている詩のほとんどは詞、楽府の優雅、雅なものへの媚の詞である。しかしその中に針のような痛みを感じさせるものがあるのである。
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班孟堅(班固)《東都賦》(18)#10(神を敬うと仁徳の施政)―1 文選 賦<1131818分割55回 Ⅱ李白に影響を与えた詩1020 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3648
(18)#10
(神を敬うと仁徳の施政)―1

 

 

(18)#10(神を敬うと仁徳の施政)―1

於是薦三犧,效五牲。

(神を敬いと仁徳の施政) つぎに、天・地・宗廟を祭り、三つの生贅をささげ、五種の犠牲をたてまつる。

禮神祇,懷百靈。

天神地神をうやまい、もろもろの神々を心におもい、なぐさめられる。

覲明堂,臨辟雍。

群臣たちを明堂に召して謁見し、天子の辟雍大学に臨席される。

揚緝熙,宣皇風。

明徳のくもりなき光を高くかかげ、天子の教えをひろめなさる。

登靈臺,考休徵。

陰陽天文を観察する霊台に登って、陰陽の気のよきしるしを観察なされる。

俯仰乎乾坤,參象乎聖躬。

上は天のキザシを見、下は地のキザシを見て、聖なる御身をこれにくらべ合わせ、天地と徳を同じように形取り、ならびたつようにしたいと思われる。

目中夏而布德,瞰四裔而抗稜。

中国をよく見て教えを施し、四海のはてを望見して御稜威【みいず】をふるわれる。

 (19)#10(神を敬うと仁徳の施政)―2

西盪河源,東澹海漘。

北動幽崖,南燿朱垠。

殊方別區,界而不鄰。

自孝武之所不征,孝宣之所未臣。

莫不陸讋水慄,奔走而來賓。

遂綏哀牢,開永昌。

春王三朝,會同漢京。

 

(18)#101

是に於いて三犧を薦め,效五牲を【いた】す。

神祇を禮して,百靈を懷【なず】く。

明堂に覲【ぎん】し,辟雍【へきよう】に臨む。

緝熙【しんき】を揚げ,皇風を宣ぶ。

靈臺に登り,休徵【きゅうちょう】を考う。

乾坤【けんこん】を俯仰【ふぎょう】し,聖躬【せいきゅう】を參象【さんしょう】す。

中夏を目して德を布き,四裔【しえい】を瞰【み】て稜【みいず】を抗【あ】ぐ。

(19)#10(神を敬うと仁徳の施政)―2

西のかた河源を盪【とろか】し,東のかた海漘【かいしん】に澹【ただよ】わす。

北のかた幽崖を動し,南のかた朱垠【しゅぎん】に燿【かがや】かす。

殊方 別區,界 えて鄰【ちか】からず。

孝武 征せざりし所に自り,孝宣 之れ未だ臣とせざりし所による。

陸に讋【おのの】き水に慄【おそ】れ,奔走して來賓せざるは莫し。

遂に哀牢【あいろう】を綏【やす】んじて,永昌を開く。

春 王は三朝し,漢京に會同す。

茶苑 

 

『東都賦』 現代語訳と訳註

(本文) (18)#10(神を敬うと仁徳の施政)―1

於是薦三犧,效五牲。

禮神祇,懷百靈。

覲明堂,臨辟雍。

揚緝熙,宣皇風。

登靈臺,考休徵。

俯仰乎乾坤,參象乎聖躬。

目中夏而布德,瞰四裔而抗稜。

 

(下し文)(18)#10―1

是に於いて三犧を薦め,效五牲を【いた】す。

神祇を禮して,百靈を懷【なず】く。

明堂に覲【ぎん】し,辟雍【へきよう】に臨む。

緝熙【しんき】を揚げ,皇風を宣ぶ。

靈臺に登り,休徵【きゅうちょう】を考う。

乾坤【けんこん】を俯仰【ふぎょう】し,聖躬【せいきゅう】を參象【さんしょう】す。

中夏を目して德を布き,四裔【しえい】を瞰【み】て稜【みいず】を抗【あ】ぐ。

 

(現代語訳)

(神を敬いと仁徳の施政) つぎに、天・地・宗廟を祭り、三つの生贅をささげ、五種の犠牲をたてまつる。

天神地神をうやまい、もろもろの神々を心におもい、なぐさめられる。

群臣たちを明堂に召して謁見し、天子の辟雍大学に臨席される。

明徳のくもりなき光を高くかかげ、天子の教えをひろめなさる。

陰陽天文を観察する霊台に登って、陰陽の気のよきしるしを観察なされる。

上は天のキザシを見、下は地のキザシを見て、聖なる御身をこれにくらべ合わせ、天地と徳を同じように形取り、ならびたつようにしたいと思われる。

中国をよく見て教えを施し、四海のはてを望見して御稜威【みいず】をふるわれる。

漢魏隋唐の洛陽城 

(訳注)(18)#10(神を敬うと仁徳の施政)―1

於是薦三犧,效五牲。

(神を敬いと仁徳の施政) つぎに、天・地・宗廟を祭り、三つの生贅をささげ、五種の犠牲をたてまつる。

三犠 毛羽をつけたままの生贄の三種類。また雁・鶩(家鴨)雉ともいう。

五牲 五種の生贄。馴鹿・鹿・クシカ・兔(『左氏伝』昭公二十五年の杜注)。またクジカ・鹿・熊・狼・野豕とも、牛・羊・豕・犬・鶏の説もある。(『左氏伝』昭公十一年の杜注)。

 

禮神祇,懷百靈。

天神地神をうやまい、もろもろの神々を心におもい、なぐさめられる。

百霊 もろもろの神霊、百神。

 

覲明堂,臨辟雍。

群臣たちを明堂に召して謁見し、天子の辟雍大学に臨席される。

明堂 諸侯に謁見しその尊卑を明らかにする建物。宗廟を中心として合わせて九室ありという(『大戴礼』)。時代により異なる。月令、周礼の考工記などにみえる。

辟雍 天子の大学の名。辟は明、蕹は和という意とも、また学校のまわりを水沢でとりまくところから名づけたともいう。一説辟は壁、その玉の円形に象るともいう。『白虎通』に「天子辟雍を立つるは何ぞや。礼楽を行ひ、徳化を宣ぶる所以なり」とある。

 

揚緝熙,宣皇風。

明徳のくもりなき光を高くかかげ、天子の教えをひろめなさる。

緝熙 光明。照は光の末が広くひろがる。

皇風 大いなる教え。

 

登靈臺,考休徵。

陰陽天文を観察する霊台に登って、陰陽の気のよきしるしを観察なされる。

霊台 陰陽天文を観察する台。

考休教 休は美、徵はしるし。考は前の世の西漢と引きくらべる。

 

俯仰乎乾坤,參象乎聖躬。

上は天のキザシを見、下は地のキザシを見て、聖なる御身をこれにくらべ合わせ、天地と徳を同じように形取り、ならびたつようにしたいと思われる。

参象 天地の徳に象どり並び立つ(参)。

 

目中夏而布德,瞰四裔而抗稜。

中国をよく見て教えを施し、四海のはてを望見して御稜威【みいず】をふるわれる。

目 視と同じ、見たいと思ってみる。

中夏 中華。中國。

瞰 望む。

稜 威光。
唐時代 韓愈関連01