班固《東都賦》(20) 儀礼を盛大にし、音楽を演奏する。宴席のため張りまわした幔幕を、洛陽雲龍門のある庭にすえる。百官を次々に配置して、万国の君主をみちびかせて引見なさり、天子は盛大な礼義のきわみを尽くして、帝王の威容を示される。この時、庭一面に陳列する責物の品は千という数、美酒の鋼壺は万という数である。黄金の酒樽をずらりとならべ、玉のサカズキを一人一人に分けられる。八種の珍味をすすめ、牛、羊と豚の三品そろった料理でもてなされる。


2014年1月27日 の紀頌之5つのブログ
●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場
Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
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●唐を代表する中唐の韓愈の儒家としての考えのよくわかる代表作の一つ
Ⅱ中唐詩・晩唐詩
 
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《潮州刺史謝上表》韓愈(韓退之) Ⅱ中唐詩 <935>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3659韓愈詩-242-(3)
●杜甫の全作品1141首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"
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●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている
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●●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩。唐から五代詩詞。花間集
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孟浩然の詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/209mokonen01.html 孟浩然の詩盛唐初期の詩人であるが謝霊運の詩に傾倒して山水詩人としてとてもきれいな詩を書いている。特に山水画のような病者の中で細やかな部分に動態を感じさせる表現力は素晴らしい。
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班孟堅(班固)《東都賦》(20)11(有徳の餐宴)-1 文選 賦<1132018分割55回 Ⅱ李白に影響を与えた詩1022 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3658

 

 

(20)11(有徳の餐宴)-1

是日也,天子受四海之圖籍,膺萬國之貢珍。

(有徳の饗宴) その日は、天子は四海の地図と戸籍とを掌にうけとられ、万国のみつぐ珍宝を嘉納される。

撫諸夏,外綏百蠻。

内は中華の国をいたわられ、外は百蛮の異国を安らかにされる。

爾乃盛禮興樂,供帳置乎雲龍之庭。

かくて儀礼を盛大にし、音楽を演奏する。宴席のため張りまわした幔幕を、洛陽雲龍門のある庭にすえる。

陳百寮而贊群后,究皇儀而展帝容。

百官を次々に配置して、万国の君主をみちびかせて引見なさり、天子は盛大な礼義のきわみを尽くして、帝王の威容を示される。

於是庭實千品,旨酒萬鍾。

この時、庭一面に陳列する責物の品は千という数、美酒の鋼壺は万という数である。

列金罍,班玉觴。

黄金の酒樽をずらりとならべ、玉のサカズキを一人一人に分けられる。

嘉珍御,太牢饗。

八種の珍味をすすめ、牛、羊と豚の三品そろった料理でもてなされる。

爾乃食舉雍徹,太師奏樂。

かくして、饗宴の音楽に「食挙」と「雍徹」の二つあり、宮廷音楽長が音楽を演奏する。

陳金石,布絲竹。

鐘と磬とをならべ、琴や瑟、笛や簫の管絃を配置する。

 

 (21)11(有徳の餐宴)-2

鐘鼓鏗鍧,管絃燁煜。

抗五聲,極六律。

歌九功,舞八佾。

韶武備,泰古畢。

四夷間奏,德廣所及。

僸佅兜離,罔不具集。

萬樂備,百禮

皇歡浹,群臣醉。

降煙熅,調元氣。

然後撞鐘告罷,百寮遂退。」

 

(20)11(有徳の餐宴)-1

是の日や,天子 四海の圖籍を受け,萬國の貢珍を膺【う】く。

には諸夏を撫で,外には百蠻を綏んず。

爾して乃ち禮を盛んにして樂を興し,供帳して乎雲龍の庭に置く。

百寮を陳【つら】ねて群后を贊【たす】け,皇儀【こうぎ】を究めて帝容を展ぶ。

是に於いて庭實【ていじつ】千品あり,旨酒【ししゅ】萬鍾【ばんしょう】あり。

金罍【きんらい】を列ね,玉觴【ぎょくしょう】を班【わか】つ。

嘉珍【かちん】御【すす】めて,太牢饗【う】く。

爾して乃ち食舉【しょくきょ】雍徹【ようてつ】,太師 樂を奏す。

金石を陳ね,絲竹を布く。

 

 (21)11(有徳の餐宴)-2

鐘鼓【しょうこ】鏗鍧【こうこう】として,管絃 燁煜【よういく】たり。

五聲を抗【あ】げ,六律を極む。

歌九功をい,八佾【はちいつ】を舞う。

韶武【しょうぶ】備りて,泰古 畢【おわ】る。

四夷 間に奏し,德廣 及ぶ所。

僸佅【きんばい】兜離【とうり】,具【つぶさ】に集【いた】らざる罔【な】し。

萬樂 備りて,百禮 【いた】る。

皇歡 浹【あまね】く,群臣 醉う。

煙熅【えんいん】を降【くだ】して,元氣を調【ととの】う。

然る後 鐘を撞【つ】いて罷めんことを告げ,百寮 遂に退【しりぞ】く。」

唐時代 韓愈関連01漢魏隋唐の洛陽城 

『東都賦』 現代語訳と訳註

(本文) (20)11(有徳の餐宴)-1

是日也,天子受四海之圖籍,膺萬國之貢珍。

撫諸夏,外綏百蠻。

爾乃盛禮興樂,供帳置乎雲龍之庭。

陳百寮而贊群后,究皇儀而展帝容。

於是庭實千品,旨酒萬鍾。

列金罍,班玉觴。

嘉珍御,太牢饗。

爾乃食舉雍徹,太師奏樂。

陳金石,布絲竹。

 

(下し文)

是の日や,天子 四海の圖籍を受け,萬國の貢珍を膺【う】く。

には諸夏を撫で,外には百蠻を綏んず。

爾して乃ち禮を盛んにして樂を興し,供帳して乎雲龍の庭に置く。

百寮を陳【つら】ねて群后を贊【たす】け,皇儀【こうぎ】を究めて帝容を展ぶ。

是に於いて庭實【ていじつ】千品あり,旨酒【ししゅ】萬鍾【ばんしょう】あり。

金罍【きんらい】を列ね,玉觴【ぎょくしょう】を班【わか】つ。

嘉珍【かちん】御【すす】めて,太牢饗【う】く。

爾して乃ち食舉【しょくきょ】雍徹【ようてつ】,太師 樂を奏す。

金石を陳ね,絲竹を布く。

 

(現代語訳)

(有徳の饗宴) その日は、天子は四海の地図と戸籍とを掌にうけとられ、万国のみつぐ珍宝を嘉納される。

内は中華の国をいたわられ、外は百蛮の異国を安らかにされる。

かくて儀礼を盛大にし、音楽を演奏する。宴席のため張りまわした幔幕を、洛陽雲龍門のある庭にすえる。

百官を次々に配置して、万国の君主をみちびかせて引見なさり、天子は盛大な礼義のきわみを尽くして、帝王の威容を示される。

この時、庭一面に陳列する責物の品は千という数、美酒の鋼壺は万という数である。

黄金の酒樽をずらりとならべ、玉のサカズキを一人一人に分けられる。

八種の珍味をすすめ、牛、羊と豚の三品そろった料理でもてなされる。

かくして、饗宴の音楽に「食挙」と「雍徹」の二つあり、宮廷音楽長が音楽を演奏する。

鐘と磬とをならべ、琴や瑟、笛や簫の管絃を配置する。

カンナ223 

(訳注) (20)11(有徳の餐宴)-1

是日也,天子受四海之圖籍,膺萬國之貢珍。

(有徳の饗宴) その日は、天子は四海の地図と戸籍とを掌にうけとられ、万国のみつぐ珍宝を嘉納される。

図籍 ここは地図と戸籍。『戦国策』に「九鼎により、国籍を按じ、天子を挟み以て天下に令す」(秦策)。

 受ける。

 

撫諸夏,外綏百蠻。

内は中華の国をいたわられ、外は百蛮の異国を安らかにされる。

 安んずる。『後漢書』は接(もてなす)に作る。

 

爾乃盛禮興樂,供帳置乎雲龍之庭。

かくて儀礼を盛大にし、音楽を演奏する。宴席のため張りまわした幔幕を、洛陽雲龍門のある庭にすえる。

供帳 帳(とばり)を設く。広義には一切の設備をすること。

雲龍 洛陽にある門の名。

 

陳百寮而贊群后,究皇儀而展帝容。

百官を次々に配置して、万国の君主をみちびかせて引見なきり、天子は盛大な礼義のきわみを尽くして、帝王の威容を示される。

皇儀 皇は大、儀は儀礼。

 

於是庭實千品,旨酒萬鍾。

この時、庭一面に陳列する責物の品は千という数、美酒の鋼壺は万という数である。

庭実 庭一ぱいにならべた貢物の類い。

 

列金罍,班玉觴。

黄金の酒樽をずらりとならべ、玉のサカズキを一人一人に分けられる。

 

嘉珍御,太牢饗。

八種の珍味をすすめ、牛、羊と豚の三品そろった料理でもてなされる。

嘉珍 格別珍しい食物。八珍といい八種ある。

大牢 牛・羊・豕の三牲をさす。・三犠 毛羽をつけたままの生贄の三種類。また雁・鶩(家鴨)雉ともいう。

・五牲 五種の生贄。馴鹿・鹿・クシカ・兔(『左氏伝』昭公二十五年の杜注)。またクジカ・鹿・熊・狼・野豕とも、牛・羊・豕・犬・鶏の説もある。

 

爾乃食舉雍徹,太師奏樂。

かくして、饗宴の音楽に「食挙」と「雍徹」の二つあり、宮廷音楽長が音楽を演奏する。

食挙 食事の最中の音楽。挙は音楽を奏すること。「『楽府詩集』に「殿中御飯食挙」七曲、「太楽食挙」十三曲とあり、漢代以後の歌辞をのせ、『宋書』の楽志に曲目の名あり。

雍徹 『詩経』の周頌の一篇雍の詩を歌い、食膳を下げること。

太帥 律呂を掌る楽官の長。

 

陳金石,布絲竹。

鐘と磬とをならべ、琴や瑟、笛や簫の管絃を配置する。

石 磬:中国古代の体鳴楽器。石あるいは玉の板に彫刻をほどこしたものを架につるして,木づちで打奏する。後には金属製となった。殷代には,大形の磬を一つつるした〈特磬〉が存在し,周代以来,雅楽で用いられた。

絲竹 絲:弦楽器、琴や瑟。竹:管楽器、笙笛、笛や簫。

花蕊夫人006