班固《東都賦》(24) 誰もが心ゆたかに、まよう心もなくなって、玉の光沢あるように美しく、鉦鐘の鳴るような道義の言を吐く。されば中国大陸の端から端までの行政区の中心には学校を林立し、村には塾があって、その門には人がみちあふれる。


2014年1月31日 の紀頌之5つのブログ
●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場
Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
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●唐を代表する中唐の韓愈の儒家としての考えのよくわかる代表作の一つ
Ⅱ中唐詩・晩唐詩
 
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《潮州刺史謝上表》(7)韓愈(韓退之) Ⅱ中唐詩 <939>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3679韓愈詩-242-(7)
●杜甫の全作品1141首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"
Ⅲ杜甫詩1000詩集  LiveDoorブログ 廣徳2年764-8-2 《贈別賀蘭銛》 蜀中転々 杜甫 <658-2>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3680 杜甫詩1000-658-2-930/1500752-2
●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている
Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2ブログ
●●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩。唐から五代詩詞。花間集
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謝靈運が傲慢で磊落だったというが彼の詩からはそれを感じさせるということは微塵もない。謝靈運、謝朓、孟浩然は好きな詩人である。
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孟浩然の詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/209mokonen01.html 孟浩然の詩盛唐初期の詩人であるが謝霊運の詩に傾倒して山水詩人としてとてもきれいな詩を書いている。特に山水画のような病者の中で細やかな部分に動態を感じさせる表現力は素晴らしい。
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班孟堅(班固)《東都賦》(24) 文選 賦 賦<1132418分割38回 Ⅱ李白に影響を与えた詩1026 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3678

 

 

(24) 13-1

於是百姓滌瑕盪穢,而鏡至清。

(百官の役割) さて百官のもろ人は、過去の過失を清め、面目を一新し、天子のけがれなき明徳に範を仰いで光明正大、卓越した知徳に導かれる。

形神寂漠,耳目弗營。

身心は不安動揺もなく平静、耳目は外物にまどわされぬ。

嗜欲之源滅,廉恥之心生。

財貨富貴をたしなむ欲も消えていき、廉恥の心が生まれる。

莫不優游而自得,玉潤而金聲。

誰もが心ゆたかに、まよう心もなくなって、玉の光沢あるように美しく、鉦鐘の鳴るような道義の言を吐く。

是以四海以,學校如林,庠序盈門。

されば中国大陸の端から端までの行政区の中心には学校を林立し、村には塾があって、その門には人がみちあふれる。

 (25) #132

獻酬交錯,俎豆莘莘。

下舞上歌,蹈德詠仁。

登降飫宴之禮既畢,因相與嗟歎玄德,讜言弘

咸含和而吐氣,頌曰:盛哉乎斯世!」

 

(26)14-1

「今論者但知誦虞夏之書,詠殷周之詩。

講羲文之易,論孔氏之春秋。

罕能精古今之清濁,究漢德之所由。

唯子頗識舊典,又徒馳騁乎末流。

(27)  14-2

溫故知新已難,而知德者鮮矣!

且夫僻界西戎,險阻四塞,脩其防禦。

孰與處乎土中,平夷洞達,萬方輻湊?

秦嶺九嵕,涇渭之川。

(28)  14-3

曷若四瀆五嶽,帶河泝洛,圖書之淵?

建章甘泉,館御列仙。

孰與靈臺明堂,統和天人?

太液昆明,鳥獸之囿。

曷若辟雍海流,道德之富?

(29)  14-4

游俠踰侈,犯義侵禮。

孰與同履法度,翼翼濟濟也?

子徒習秦阿房之造天,而不知京洛之有制也;

識函谷之可關,而不知王者之無外也。

 

(24) #13

是に於いて百姓 瑕【きず】を滌【すす】ぎ穢【けがれ】を盪【とろ】かして,至清に鏡む。

形神 寂漠として,耳目 營わず。

嗜欲【しよく】の源 滅【き】え,廉恥【れんち】の心生ず。

優游【ゆうゆう】して自得し,玉のごとく潤うて金のごとく聲ならざるは莫し。

是を以て四海の以,學校 林の如く,庠序【しょうじょ】門に盈つ。

(25) 

獻酬【けんしゅう】交錯し,俎豆【そとう】莘莘【しんしん】たり。

下に舞い 上に歌う,德を蹈【ふ】み仁を詠ず。

登降 飫宴【ようえん】の禮 既に畢【おわ】り,因って相い與【とも】に玄德を嗟歎【さたん】し,讜言【とうげん】【こうぜい】す。

咸【ことごと】く和を含みて氣を吐き,頌して曰く:盛んなる哉 斯の世!」と。

 

宮島(8) 

『東都賦』 現代語訳と訳註

(本文) (24) #13

於是百姓滌瑕盪穢,而鏡至清。

形神寂漠,耳目弗營。

嗜欲之源滅,廉恥之心生。

莫不優游而自得,玉潤而金聲。

是以四海以,學校如林,庠序盈門。

 

(下し文)(24) #13

是に於いて百姓 瑕【きず】を滌【すす】ぎ穢【けがれ】を盪【とろ】かして,至清に鏡む。

形神 寂漠として,耳目 營わず。

嗜欲【しよく】の源 滅【き】え,廉恥【れんち】の心生ず。

優游【ゆうゆう】して自得し,玉のごとく潤うて金のごとく聲ならざるは莫し。

是を以て四海の以,學校 林の如く,庠序【しょうじょ】門に盈つ。

 

(現代語訳)

(百官の役割) さて百官のもろ人は、過去の過失を清め、面目を一新し、天子のけがれなき明徳に範を仰いで光明正大、卓越した知徳に導かれる。

身心は不安動揺もなく平静、耳目は外物にまどわされぬ。

財貨富貴をたしなむ欲も消えていき、廉恥の心が生まれる。

誰もが心ゆたかに、まよう心もなくなって、玉の光沢あるように美しく、鉦鐘の鳴るような道義の言を吐く。

されば中国大陸の端から端までの行政区の中心には学校を林立し、村には塾があって、その門には人がみちあふれる。

寒花004 

 

(訳注) (24) 13

於是百姓滌瑕盪穢,而鏡至清。

(百官の役割) さて百官のもろ人は、過去の過失を清め、面目を一新し、天子のけがれなき明徳に範を仰いで光明正大、卓越した知徳に導かれる。

百姓 百官のもろ人。

滌瑕盪穢 環は、玉のきず。秘は、垢と同じく外からついたよごれ。過失を改め面目を一新する。

鏡至清 『淮南子』の淑異訓に「太治に鏡みる者は大明に視る」とある。大明とは、『荘子』の在宥篇「智の照らすこと日月の如し」とあり、転じて卓越した知徳をいう。

 

形神寂漠,耳目弗營。

身心は不安動揺もなく平静、耳目は外物にまどわされぬ。

寂漠 音の止んだ後の静けさ。形神すなわち身心の不安動揺がなくなった後の平静、倫理的には潔白で清廉、光明正大の境地。実は漠にも作る。

営 惑う。

 

嗜欲之源滅,廉恥之心生。

財貨富貴をたしなむ欲も消えていき、廉恥の心が生まれる。

廉恥 『管子』の牧民篇に「国に四維あり。一に日く礼。二に日く義。三に日く廉。四に日く恥」とある。

 

莫不優游而自得,玉潤而金聲。

誰もが心ゆたかに、まよう心もなくなって、玉の光沢あるように美しく、鉦鐘の鳴るような道義の言を吐く。

優游 悠々自適。

自得 悠々と思いに任せて、自ら楽しむ。

王潤 玉の光沢があること。ここは美しい人格の比喩。

金声 鐘や鉦の音。ここは善言を吐く声。善言も道義ある言の意である。

 

是以四海以,學校如林,庠序盈門。

されば中国大陸の端から端までの行政区の中心には学校を林立し、村には塾があって、その門には人がみちあふれる。

四海以 中国大陸の端から端まで。

学校 教育の郡国以下村に至るまで普及することをいう。郷(大きな村)と聚(小村)の学校あるいは塾。
珠櫻001