班固《東都賦》(25) 師弟の礼をとって酒をくみかわし、いけにえの肉をのせる俎豆の器はいくつも並ぶ。堂の下では舞、堂の上では歌がひびく、天子の徳をたたえて足を踏んで天子の仁をたたえて歌詞を詠う。堂を登り降りし酒宴の儀礼もすでに皆終わる。そのついでに共々に天子の高徳をいたく感じ入り、美言をならべて大いに弁じたてる。みながみな親愛の情をこめて快心の声をあげ、「盛大なるかな。今の御世。」とたたえたてまつる。


2014年2月1日 の紀頌之5つのブログ
●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場
Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
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班孟堅(班固)《東都賦》(25) 文選 賦 賦<113―25>18分割35回 Ⅱ李白に影響を与えた詩1027 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3683
●唐を代表する中唐の韓愈の儒家としての考えのよくわかる代表作の一つ
Ⅱ中唐詩・晩唐詩
 
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《潮州刺史謝上表》(8)韓愈(韓退之) Ⅱ中唐詩 <940>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3684韓愈詩-242-(8)
●杜甫の全作品1141首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"
Ⅲ杜甫詩1000詩集  LiveDoorブログ 廣徳2年764-9-1 《別唐十五誡因寄禮部賈侍郎》 蜀中転々 杜甫 <659-1>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3685 杜甫詩1000-659-1-931/1500753-1 4分割
●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている
Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2ブログ 272 《嘲魯連子》 韓愈  kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 3686 (02/01)
●●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩。唐から五代詩詞。花間集
Ⅴ.唐五代詞詩・宋詞詩・女性 LiveDoor 12 -1 小重山二首其一 和學士凝二十首ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」 Gs-428-12-#1  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3687
 
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班孟堅(班固)《東都賦》(25) 文選 賦 賦<1132518分割35回 Ⅱ李白に影響を与えた詩1027 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3683

 

 

(24) 13-1

於是百姓滌瑕盪穢,而鏡至清。

(百官の役割) さて百官のもろ人は、過去の過失を清め、面目を一新し、天子のけがれなき明徳に範を仰いで光明正大、卓越した知徳に導かれる。

形神寂漠,耳目弗營。

身心は不安動揺もなく平静、耳目は外物にまどわされぬ。

嗜欲之源滅,廉恥之心生。

財貨富貴をたしなむ欲も消えていき、廉恥の心が生まれる。

莫不優游而自得,玉潤而金聲。

誰もが心ゆたかに、まよう心もなくなって、玉の光沢あるように美しく、鉦鐘の鳴るような道義の言を吐く。

是以四海以,學校如林,庠序盈門。

されば中国大陸の端から端までの行政区の中心には学校を林立し、村には塾があって、その門には人がみちあふれる。

 (25) #132

獻酬交錯,俎豆莘莘。

師弟の礼をとって酒をくみかわし、いけにえの肉をのせる俎豆の器はいくつも並ぶ。

下舞上歌,蹈德詠仁。

堂の下では舞、堂の上では歌がひびく、天子の徳をたたえて足を踏んで天子の仁をたたえて歌詞を詠う。

登降飫宴之禮既畢,因相與嗟歎玄德,讜言弘

堂を登り降りし酒宴の儀礼もすでに皆終わる。そのついでに共々に天子の高徳をいたく感じ入り、美言をならべて大いに弁じたてる。

咸含和而吐氣,頌曰:盛哉乎斯世!」

みながみな親愛の情をこめて快心の声をあげ、「盛大なるかな。今の御世。」とたたえたてまつる。

 

(26)14-1

「今論者但知誦虞夏之書,詠殷周之詩。

講羲文之易,論孔氏之春秋。

罕能精古今之清濁,究漢德之所由。

唯子頗識舊典,又徒馳騁乎末流。

(27)  14-2

溫故知新已難,而知德者鮮矣!

且夫僻界西戎,險阻四塞,脩其防禦。

孰與處乎土中,平夷洞達,萬方輻湊?

秦嶺九嵕,涇渭之川。

(28)  14-3

曷若四瀆五嶽,帶河泝洛,圖書之淵?

建章甘泉,館御列仙。

孰與靈臺明堂,統和天人?

太液昆明,鳥獸之囿。

曷若辟雍海流,道德之富?

(29)  14-4

游俠踰侈,犯義侵禮。

孰與同履法度,翼翼濟濟也?

子徒習秦阿房之造天,而不知京洛之有制也;

識函谷之可關,而不知王者之無外也。

 

(24) #13

是に於いて百姓 瑕【きず】を滌【すす】ぎ穢【けがれ】を盪【とろ】かして,至清に鏡む。

形神 寂漠として,耳目 營わず。

嗜欲【しよく】の源 滅【き】え,廉恥【れんち】の心生ず。

優游【ゆうゆう】して自得し,玉のごとく潤うて金のごとく聲ならざるは莫し。

是を以て四海の以,學校 林の如く,庠序【しょうじょ】門に盈つ。

(25) 

獻酬【けんしゅう】交錯し,俎豆【そとう】莘莘【しんしん】たり。

下に舞い 上に歌う,德を蹈【ふ】み仁を詠ず。

登降 飫宴【ようえん】の禮 既に畢【おわ】り,因って相い與【とも】に玄德を嗟歎【さたん】し,讜言【とうげん】【こうぜい】す。

咸【ことごと】く和を含みて氣を吐き,頌して曰く:盛んなる哉 斯の世!」と。

hinode0100 

 

『東都賦』 現代語訳と訳註

(本文) (25) #132

獻酬交錯,俎豆莘莘。

下舞上歌,蹈德詠仁。

登降飫宴之禮既畢,因相與嗟歎玄德,讜言弘

咸含和而吐氣,頌曰:盛哉乎斯世!」

 

(下し文) (26) 

獻酬【けんしゅう】交錯し,俎豆【そとう】莘莘【しんしん】たり。

下に舞い 上に歌う,德を蹈【ふ】み仁を詠ず。

登降 飫宴【ようえん】の禮 既に畢【おわ】り,因って相い與【とも】に玄德を嗟歎【さたん】し,讜言【とうげん】【こうぜい】す。

咸【ことごと】く和を含みて氣を吐き,頌して曰く:盛んなる哉 斯の世!」と。

 

(現代語訳)

師弟の礼をとって酒をくみかわし、いけにえの肉をのせる俎豆の器はいくつも並ぶ。

堂の下では舞、堂の上では歌がひびく、天子の徳をたたえて足を踏んで天子の仁をたたえて歌詞を詠う。

堂を登り降りし酒宴の儀礼もすでに皆終わる。そのついでに共々に天子の高徳をいたく感じ入り、美言をならべて大いに弁じたてる。

みながみな親愛の情をこめて快心の声をあげ、「盛大なるかな。今の御世。」とたたえたてまつる。

魚玄機2長安洛陽中原地図 

(訳注) (25) #132

獻酬交錯,俎豆莘莘。

師弟の礼をとって酒をくみかわし、いけにえの肉をのせる俎豆の器はいくつも並ぶ。

献酬 先ず主人が賓客に酒を酌むを献、賓客が主人にそれをかえすを酢、主人が飲んでまた賓客に酒を酌むを献、主人

にそれをかえすを酢、主人がまた飲んで賓客に酌むを酬という。

交錯 東西を交、ななめを錯という。

俎豆 祭礼饗燕に犠牲をのせる俎と椒黍を盛る高杯。中国の祭器の名。俎と豆。俎はいけにえの肉をのせるまないた、豆は菜を盛るたかつき。転じて、礼法。

莘莘 衆多のさま。

 

下舞上歌,蹈德詠仁。

堂の下では舞、堂の上では歌がひびく、天子の徳をたたえて足を踏んで天子の仁をたたえて歌詞を詠う。

下舞上歌 『礼記』の郊特性に 「歌ふ者上に在り、砲(用)竹下に在るは、人声を貴ぶなり」(鞄は笠と竿)。

 

登降飫宴之禮既畢,因相與嗟歎玄德,讜言弘

堂を登り降りし酒宴の儀礼もすでに皆終わる。そのついでに共々に天子の高徳をいたく感じ入り、美言をならべて大いに弁じたてる。

登降 上り下りる。

飫宴 立食を飫、坐食を宴という。履のまま堂に升り食するのが立食、す足で坐るを坐食という。酒宴の儀礼。

玄徳 奥の深い徳、高徳。

讜言 美言のこと。

弘説 大いに弁舌で説きふせる。

 

咸含和而吐氣,頌曰:盛哉乎斯世!」

みながみな親愛の情をこめて快心の声をあげ、「盛大なるかな。今の御世。」とたたえたてまつる。

含和 和は親愛の情があること。

吐気 ここは快心の声をあげること。

頌 美徳をたたえる文辞をのべる。
漢魏隋唐の洛陽城 唐長安城図