班固《東都賦》(35)古くから伝えられる大切な河図洛書をひらき、もったいなくも瑞応図をくりひろげ、白き雉を獲え、白き烏を献上いたす。めでたきしるしは、盛んに現れ出で、みかどの都にすべて集まってくる。真白な強く大きな羽をひろげ、白玉のように輝く長い羽でもって羽ばたきすれば、すがたは清く、まことにけがれなく、ああ純白の極みである。


2014年2月11日 の紀頌之5つのブログ
●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場
Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
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班孟堅(班固)《東都賦》(35)(白雉の詩) 文選 賦 賦<113―35>18分割35回 Ⅱ李白に影響を与えた詩1037kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3733 (35)(白雉の詩)
●唐を代表する中唐の韓愈の儒家としての考えのよくわかる代表作の一つ
Ⅱ中唐詩・晩唐詩
 
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《別趙子》#3韓愈(韓退之) Ⅱ中唐詩 <950>  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3734韓愈詩-245
●杜甫の全作品1141首を取り上げて訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"
Ⅲ杜甫詩1000詩集  LiveDoorブログ 廣徳2年764-26 《草堂 #5》 ふたたび成都 杜甫<666> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3735 杜甫詩1000-666-941/1500760
●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている
Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2ブログ 282 《遊城南十六首:風折花枝》 韓愈kanbuniinkai 紀 頌之の詩詞 fc2ブログ 3736 (02/11)
●●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩。唐から五代詩詞。花間集
Ⅴ.唐五代詞詩・宋詞詩・女性 LiveDoor 12 -11 望梅花一首  和學士凝(和凝【わぎょう】)二十首ⅩⅫ唐五代詞・「花間集」 Gs-438-12-#11  漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3737
 
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謝靈運が傲慢で磊落だったというが彼の詩からはそれを感じさせるということは微塵もない。謝靈運、謝朓、孟浩然は好きな詩人である。
登永嘉緑嶂山詩 #1 謝霊運 <20> 詩集 386ーhttp://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67474554.html
登池上樓 #1 謝霊運<25>#1  ー http://blog.livedoor.jp/kanbuniinkai10/archives/67502196.html
孟浩然の詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/209mokonen01.html 孟浩然の詩盛唐初期の詩人であるが謝霊運の詩に傾倒して山水詩人としてとてもきれいな詩を書いている。特に山水画のような病者の中で細やかな部分に動態を感じさせる表現力は素晴らしい。
李商隠詩 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/3991_rishoin000.html 
李商隠詩 華やかな時はほんの1年余り、残りは不遇であった。それが独特な詩を生み出した。この詩人の詩は物語であり、詩を単発で見ては面白くなく、数編から十数編のシリーズになっているのでそれを尊重して読まれることを進める。
女性詩人 http://www10.plala.or.jp/kanbuniinkai/0josei00index.html 女性詩人古代から近世に至るまで女性の詩は書くことを許されない環境にあった。貴族の子女、芸妓だけである。残されている詩のほとんどは詞、楽府の優雅、雅なものへの媚の詞である。しかしその中に針のような痛みを感じさせるものがあるのである。
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班孟堅(班固)《東都賦》(35)(白雉の詩) 文選 賦 賦<1133518分割35回 Ⅱ李白に影響を与えた詩1037kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ3733 (35)(白雉の詩)

 


(31) 16

明堂詩

けがれなき、政教を明らかにされるところ、明堂の詩

於昭明堂,明堂孔陽。

ああ、明堂というものはけがれなき、政教を明らかにされるところであり、明堂は国をとても鮮明にしていくところである。

聖皇宗祀,穆穆煌煌。

聖徳なる天子は祖先を最も大切なものとしてまつり、これほどに威儀多く、つつましくして美しく立派なこととされる。

上帝宴饗,五位時序。

地上の主宰者である天子も郊祀楽,儀礼の宴饗楽をおこなう、東西南北と中央の五方に分け、それぞれ五神とさだめられた席にならびたまう。

誰其配之,世祖光武。

神に配されし人は誰であろうか、それは世祖光武の帝その人である。

普天率土,各以其職。

大地をあまねくおおっている広大な天が陸地と海との接する果てまでの国土、その天下国土より、その職司をもって祭りに当たる。

猗歟緝熙,允懷多福。 

ああ、徳があり広く知れわたることとなり、まことにこれほどの多福が来るのである。

 

(32) #17

辟雍詩

(天子が建てられた大学、辟雍の詩)

乃流辟雍,辟雍湯湯。

天子が建てられた辟雍は水面に浮んでいるようだ、辟雍をめぐって水はゆたかに滔滔と流れている。

聖皇蒞止,造舟為梁。

聖徳の天子はその場に儀礼、作法にのっとったふるまいされ、舟を造りて浮き橋となれた。

皤皤國老,乃父乃兄。

髪白き国老をうやまい、父とし兄として仕えるように教えられる。

抑抑威儀,孝友光明。

注意深く細心な起ち居振舞いをしなければいけないとし、孝悌の情についてもあきらかにし、かくすところなどあってはならない。

於赫太上,示我漢行。

ああ、かがやける天子よ、我が漢の国の歩む道を示すものである。

洪化惟神,永觀厥成。

天子の大いなる徳化は神のわざのようである、そして、それはとこしえにその成功、盛栄を見せられるのである。

 

(33) 18

靈臺詩

(靈臺の詩)

乃經靈臺,靈臺既崇。

そもそも文王の霊台はその仁徳を以ていとなまれるものであり、雲台ははやくも高くそびえる。

帝勤時登,爰考休徵。

明帝はつとめて時にあたってここに登られ、敬きめでたきしるしを問いただす。

三光宣精,五行布序。

日月星の三光は、くまなくかがやきわたり、水火金木土の五行は、順序のとおりめぐりゆく。

習習祥風,祁祁甘雨。

やんごとなきさいわいの風はそよそよとふきわたり、いつくしみの雨はひろく静かに降る。

百穀蓁蓁,庶草蕃廡。

百穀はのびそだち豊穣となり、もろもろの草木はしげりにしげる。

屢惟豊年,於皇樂胥。

豊穣の年はたびかさなり、ああ、いとも楽しきことにあふれる。 

hinode0100(34) 19

寶鼎詩

(王雒山から出土の鼎の詩)

嶽脩貢兮川效珍,吐金景兮歊浮雲。

王雒山のが貢の宝を献上され、川も珍宝を献げられた。それは黄金の光をはなち、ただよう雲を吹きあおる。

寶鼎見兮色紛縕。煥其炳兮被龍文。

出土された宝の鼎にして五彩の色が乱れかがやく。そのかがやきのひときわあかるきは、鼎をおおう龍の飾りの模様からはっせられる。

登祖廟兮享聖神。昭靈德兮彌億年。

光武帝の祖廟に上り供えられ、聖なる神を祭られる。そして億万年の後までも神霊の徳を昭らかされることだろう。 

白雉詩

(白き雉を獲え、白き烏を献上す詩)
靈篇兮披瑞圖,獲白雉兮效素烏。

古くから伝えられる大切な河図洛書をひらき、もったいなくも瑞応図をくりひろげ、白き雉を獲え、白き烏を献上いたす。

嘉祥阜兮集皇都。

めでたきしるしは、盛んに現れ出で、みかどの都にすべて集まってくる。

發皓羽兮奮翹英,容絜朗兮於純精。

真白な強く大きな羽をひろげ、白玉のように輝く長い羽でもって羽ばたきすれば、すがたは清く、まことにけがれなく、ああ純白の極みである。

皇德兮侔周成。永延長兮膺天慶。

天子の徳をあきらかにし、周の成王のためになされたことまったく同じようにする。とこしえに皇位はつづき、必ず天の多幸を受け賜うことなるであろう。

(白雉【はくち】の詩)

靈篇【れいへん】を【ひら】きて瑞圖【ずいと】を披【ひら】き、白雉を獲て素烏【そう】を效す。

嘉祥 阜【ゆた】かにして皇都に集まる。

皓羽【こうう】を發し、翹英【ぎょうえい】を奮い、容は絜朗にして於【ああ】純精なり。

皇徳を彰すこと周成に侔【ひと】しく、永く延長して天慶を膺【う】けん。

幻日環01 

『東都賦、白雉詩』 現代語訳と訳註

(本文) (35) 20

白雉詩

靈篇兮披瑞圖,獲白雉兮效素烏。

嘉祥阜兮集皇都。

發皓羽兮奮翹英,容絜朗兮於純精。

彰皇德兮侔周成。永延長兮膺天慶。

 

(下し文) (35) 20

(白雉【はくち】の詩)

靈篇【れいへん】を【ひら】きて瑞圖【ずいと】を披【ひら】き、白雉を獲て素烏【そう】を效す。

祥 阜【ゆた】かにして皇都に集まる。

皓羽【こうう】をし、英【ぎょうえい】を奮い、容は絜朗にして於【ああ】純精なり。

皇徳を彰すこと周成に【ひと】しく、永く延長して天慶を【う】けん。

 

(現代語訳)

(白き雉を獲え、白き烏を献上す詩)
古くから伝えられる大切な河図洛書をひらき、もったいなくも瑞応図をくりひろげ、白き雉を獲え、白き烏を献上いたす。

めでたきしるしは、盛んに現れ出で、みかどの都にすべて集まってくる。

真白な強く大きな羽をひろげ、白玉のように輝く長い羽でもって羽ばたきすれば、すがたは清く、まことにけがれなく、ああ純白の極みである。

天子の徳をあきらかにし、周の成王のためになされたことまったく同じようにする。とこしえに皇位はつづき、必ず天の多幸を受け賜うことなるであろう。

 

 

(訳注) (35) 20

白雉詩

(白き雉を獲え、白き烏を献上す詩)

靈篇兮披瑞圖,獲白雉兮效素烏。

古くから伝えられる大切な河図洛書をひらき、もったいなくも瑞応図をくりひろげ、白き雉を獲え、白き烏を献上いたす。

霊篇 古くから伝えられる大切な河図洛書。

瑞園 めでたき図、もったいなくも瑞応図の類(『隋書』経籍志)。

白雉 永平十一年(68)、また蘆江の太守は澡湖から出た黄金の鼎を献上。この時麒麟、白雉、醴泉、嘉禾などが出た(『後漢書』明帝紀)。

效 献ず。

素烏 明帝には記録なく、章帝、元和二年の詔に白鳥あり。また李賢によれは班固集ではこれを「自雉素烏の歌」とすという。

 

嘉祥阜兮集皇都。

めでたきしるしは、盛んに現れ出で、みかどの都にすべて集まってくる。

嘉祥 めでたいしるし。瑞祥(ずいしょう)

 

發皓羽兮奮翹英,容絜朗兮於純精。

真白な強く大きな羽をひろげ、白玉のように輝く長い羽でもって羽ばたきすれば、すがたは清く、まことにけがれなく、ああ純白の極みである。

英 長き羽、英は玉英(白玉の一種)。英とすべきを韻の関係で逆にする。

 

彰皇德兮侔周成。永延長兮膺天慶。

天子の徳をあきらかにし、周の成王のためになされたことまったく同じようにする。とこしえに皇位はつづき、必ず天の多幸を受け賜うことなるであろう。

 周の成王。『韓詩外伝』に「成王の時、越裳氏白雉を周公に献ず」とある。

 助辞。語勢をのばし、歌のリズムを調え、もったいをつける。『説文』に「詩歌の余声なり」とある。
辟雍00