この国土は、南から北へ広々としてはるかで、際涯がない、自分の道が真っ直ぐであるほど、万事うまく成功しないものだ。街がこんな状態でさわがしいものであるから道を究めることなどできないから、自分としては青山のほとりに分け入り、雲門の竹林に掩われた書斎に静かに座りたいものだと思う。

 
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index-3*-3- 720年開元八年20

6

No.

詩題

詩文初句

 

1

上李邕

大鵬一日同風起,

卷八

2

酬宇文少府見贈桃竹書筒

桃竹書筒綺繡文,

巻十八

3

登錦城散花樓

日照錦城頭,

巻二十

4

登峨眉山

蜀國多仙山,

巻二十

5

冬日歸舊山

未洗染塵纓,

巻二十五

6

春感詩

茫茫南與北,

巻二十五

 

 

制作年:              720年開元八年20

卷別:    卷一八五              文體:    五言律詩

詩題:    春感詩〔白隱居戴天大匡山,往來旁郡,依潼江趙徵君蕤。蕤亦節士,任俠有氣,善為縱橫學,著書號長短經。白從學餘,去遊成都,賦此詩,益州刺史蘇頲見而異之。〕〔見《唐詩紀事》、《詩紀》。】

作地點:              錦城(劍南道北部 / 益州 / 錦城)

及地點:              雲門寺 (江南東道 越州 山陰)           

 

 

春感詩

(春になって思うこと)

茫茫南與北,道直事難諧。

この国土は、南から北へ広々としてはるかで、際涯がない、自分の道が真っ直ぐであるほど、万事うまく成功しないものだ。

莢錢生樹,楊花玉糝街。

今、春も終わり、漢の時代の錢の形をした楡の実が樹になっている、楊柳の花は散り乱れて宝玉を街中にしいたようである。

塵縈遊子面,蝶弄美人釵。

車馬が行き交う道路の上には、塵埃が旅人の顔面に降りかかるし、蛺蝶は美人の簪をもてあそんで、飛び廻っている。

卻憶青山上,雲門掩竹齋。

街がこんな状態でさわがしいものであるから道を究めることなどできないから、自分としては青山のほとりに分け入り、雲門の竹林に掩われた書斎に静かに座りたいものだと思う。

 

 

(春感詩)

茫茫たり 南と北と,道直くして 事 諧【かな】い難し。

莢【ゆきょう】錢 樹に生じ,楊花 玉 街に糝す。

塵は縈【めぐ】るの遊子の面,蝶は弄す 美人の釵。

卻って憶う 青山の上,雲門に竹齋を掩う。

 

rihakustep足跡 

 

『春感詩』 現代語訳と訳註

(本文)

春感詩

茫茫南與北,道直事難諧。

莢錢生樹,楊花玉糝街。

塵縈遊子面,蝶弄美人釵。

卻憶青山上,雲門掩竹齋。

 

(下し文)

(春感詩)

茫茫たり 南と北と,道直くして 事 諧【かな】い難し。

莢【ゆきょう】錢 樹に生じ,楊花 玉 街に糝す。

塵は縈【めぐ】るの遊子の面,蝶は弄す 美人の釵。

卻って憶う 青山の上,雲門に竹齋を掩う。

 

(現代語訳)

(春になって思うこと)

この国土は、南から北へ広々としてはるかで、際涯がない、自分の道が真っ直ぐであるほど、万事うまく成功しないものだ。

今、春も終わり、漢の時代の錢の形をした楡の実が樹になっている、楊柳の花は散り乱れて宝玉を街中にしいたようである。

車馬が行き交う道路の上には、塵埃が旅人の顔面に降りかかるし、蛺蝶は美人の簪をもてあそんで、飛び廻っている。

街がこんな状態でさわがしいものであるから道を究めることなどできないから、自分としては青山のほとりに分け入り、雲門の竹林に掩われた書斎に静かに座りたいものだと思う。

李白図102 

(訳注)

春感詩

(春になって思うこと)

 

茫茫南與北,道直事難諧。

この国土は、南から北へ広々としてはるかで、際涯がない、自分の道が真っ直ぐであるほど、万事うまく成功しないものだ。

茫茫 1 広々としてはるかなさま。2 ぼんやりかすんではっきりしないさま。3 草・髪などが伸びて乱れているさま。

 

莢錢生樹,楊花玉糝街。

今、春も終わり、漢の時代の錢の形をした楡の実が樹になっている、楊柳の花は散り乱れて宝玉を街中にしいたようである。

 漢代錢名,即莢錢。重三銖,錢面有「漢興」二字。見漢書.卷二十四.食貨志下。樹在春季結成的果實。

 

塵縈遊子面,蝶弄美人釵。

車馬が行き交う道路の上には、塵埃が旅人の顔面に降りかかるし、蛺蝶は美人の簪をもてあそんで、飛び廻っている。

 

卻憶青山上,雲門掩竹齋。

街がこんな状態でさわがしいものであるから道を究めることなどできないから、自分としては青山のほとりに分け入り、雲門の竹林に掩われた書斎に静かに座りたいものだと思う。

青山上 四川の靑城山の道教本山の事であろう。李白は載天山から、青城山を経て、峨嵋山に遊んでいる。

雲門 江南東道 越州、山陰の雲門寺で、蜀を後にして旅に出たいということ。