舟行商人は天風に乘って、船に帆を張り、勢いよく、喜び勇んで遠くに行商に行ってしまった。

 
 2014年10月12日の紀頌之5つのブログ 
 ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場 
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襄陽・荊州・武昌・漢口・洞庭湖・金陵・揚州と遊ぶ。 

年:726年開元十四年26

卷別:    卷一六五              文體:    樂府

詩題:    估客行〔估客樂〕

作地點:              揚州 (淮南道 揚州 揚州) 別名:廣陵、淮南、淮海

 

 

估客行

(揚州でみた舟行商人のことを詠じたもの)

海客乘天風,將船遠行役。

舟行商人は天風に乘って、船に帆を張り、勢いよく、喜び勇んで遠くに行商に行ってしまった。

譬如雲中鳥,一去無蹤跡。

まるで雲の中へ飛んでいる鳥のように、ひとたび飛んで行ってしまったらその蹤跡は杳として分からない。

(估客行)

海客 天風に乘り、船を將って遠く行役す。 

たと】えば 雲中の鳥の如し、 一去して 蹤跡【しょうせき】無し。

 

南池江 採蓮002 

『估客行』 現代語訳と訳註

(本文)

估客行

海客乘天風,將船遠行役。

譬如雲中鳥,一去無蹤跡。

 

(下し文)

(估客行) 

海客 天風に乘り、船を將って遠く行役す。 

たと】えば 雲中の鳥の如し、 一去して 蹤跡【しょうせき】無し。

 

(現代語訳)

(揚州でみた舟行商人のことを詠じたもの)

舟行商人は天風に乘って、船に帆を張り、勢いよく、喜び勇んで遠くに行商に行ってしまった。

まるで雲の中へ飛んでいる鳥のように、ひとたび飛んで行ってしまったらその蹤跡は杳として分からない。

李白図102

(訳注)

估客行 〔估客樂〕

(揚州でみた舟行商人のことを詠じたもの)

〔估客樂〕六朝期、江南地方において行われた曲名で舟行商人のことを詠じたもの

估客 旅商人。 ○行 うた。

作地點:揚州 江蘇省にかつて存在した州。現在の揚州市に相当する。揚州 (江蘇省) -江蘇省に南北朝時代、陳により短期間設置された州。妓女の街としての揚州は大都市の妓女の生活も、長安により近かった。揚州は娼妓の都市としてたいへん有名なところであり、ひとたび夜になると、「妓楼の上に、常に赤い絹の被いで包んだ夜燈が無数にともされ空中に輝いた。九里三十歩の広さの街は、真珠、素翠などさまざまな飾りで満ち溢れ、はるか遠い仙境のようだった」(『太平広記』巻二七三)という。この繁華の情景は妓館の多さ、遊廓の繁栄ぶりをよく物語っている。ここは長安の平康里とひじょうによく似ており、妓女たちの生活も長安とほぼ同じだったと思われる。

 

海客乘天風。 將船遠行役。 

舟行商人は天風に乘って、船に帆を張り、勢いよく、喜び勇んで遠くに行商に行ってしまった。

○海客 船に乗る人。

○行役 用事で旅行すること。 

 

譬如雲中鳥。 一去無蹤跡。

まるで雲の中へ飛んでいる鳥のように、ひとたび飛んで行ってしまったらその蹤跡は杳として分からない。

○蹤跡 あしあと。ゆくえ。

 

a謝霊運永嘉ルート02 

 

 

 

 

 

海客乘天風。 將船遠行役。 

譬如雲中鳥。 一去無蹤跡。

 

行商人は 天風に乘って、船で遠くに行商する。

まるで雲の中へ飛んでいる鳥のようだ、 ひとたび飛んで行ってしまったらどこに行ったか分からない。