(古詩をまねて自分の思いをのべたもの)十二首の十一  自分の一方的な恋する気持ちかもしれないが会いたいということに理由なんかないのだ、だけど、涼風の前に立って、悵望仰望するばかりなのである。

 

 
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 ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場 
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Index-

9

Ⅱ― 4-729年開元十七年29

4

ID

No.

詩題

詩文初句

李太白集

131

76

1

長相思【寄遠】,二首之一

日色已盡花含煙

巻五

132

77

2

安州應城玉女湯作【案:《荊州記》云:「(常)有玉女乘車投此泉。」】

神女歿幽境,

巻二十一

133

78

3

擬古,十二首之十一

涉江弄秋水,

巻二十三

134

79

4

感興,六首之六

嘉穀隱豐草,

巻二十三

 

 

年:729年開元十七年29

卷別:    卷一八三              文體:    五言古詩

詩題:    擬古,十二首之十一

 

 

擬古,十二首之十一

涉江弄秋水,愛此荷花鮮。

攀荷弄其珠,蕩漾不成圓。

佳人綵雲裡,欲贈隔遠天。

相思無由見,悵望涼風前。

(古詩をまねて自分の思いをのべたもの)十二首の十一

長江を渉る秋水がゆったりと流れてゆくだけ、水辺の蓮の花が今を盛りと咲いていて、まことに愛すべきものである。

蓮の柄を引き上げると葉の上にできた水珠をもてあそぶ、コロコロとしきりに動いていると、どうも丸い玉にはならないようだ。

美人の芸妓と約束をしていたので、仙郷の彩雲の里にきてみたが、天の事だけにはたしてうまくいくかどうかはわからない。

自分の一方的な恋する気持ちかもしれないが会いたいということに理由なんかないのだ、だけど、涼風の前に立って、悵望仰望するばかりなのである。

(古に擬す,十二首の十一)

江を涉って 秋水を弄し,此の荷花の鮮なるを愛す。

荷を攀じて其の珠を弄し,蕩漾 圓を成さず。

佳人 綵雲の裡,贈らんと欲するも 遠天を隔つ。

相思 見るに由し無し,悵望す 涼風の前に。

bijo05 

 

『擬古,十二首之十一』 現代語訳と訳註解説

(本文)

擬古,十二首之十一

涉江弄秋水,愛此荷花鮮。

攀荷弄其珠,蕩漾不成圓。

佳人綵雲裡,欲贈隔遠天。

相思無由見,悵望涼風前。

 

(含異文)

涉江弄秋水,愛此荷花鮮。攀荷弄其珠,蕩漾不成圓。佳人綵雲裡,欲贈隔遠天。相思無由見,悵望涼風前。【案:案:又〈折荷有贈〉云:涉江玩秋水,愛此紅蕖鮮。攀荷弄其珠,蕩漾不成圓。佳期彩雲重,欲贈隔遠天。相思無由見,惆悵涼風前。】

 

 (下し文)

(古に擬す,十二首の十一)

江を涉って 秋水を弄し,此の荷花の鮮なるを愛す。

荷を攀じて其の珠を弄し,蕩漾 圓を成さず。

佳人 綵雲の裡,贈らんと欲するも 遠天を隔つ。

相思 見るに由し無し,悵望す 涼風の前に。

 

(現代語訳)

(古詩をまねて自分の思いをのべたもの)十二首の十一

長江を渉る秋水がゆったりと流れてゆくだけ、水辺の蓮の花が今を盛りと咲いていて、まことに愛すべきものである。

蓮の柄を引き上げると葉の上にできた水珠をもてあそぶ、コロコロとしきりに動いていると、どうも丸い玉にはならないようだ。

美人の芸妓と約束をしていたので、仙郷の彩雲の里にきてみたが、天の事だけにはたしてうまくいくかどうかはわからない。

自分の一方的な恋する気持ちかもしれないが会いたいということに理由なんかないのだ、だけど、涼風の前に立って、悵望仰望するばかりなのである。

 

(訳注)

擬古,十二首之十一

(古詩をまねて自分の思いをのべたもの)十二首の十一

 

涉江弄秋水,愛此荷花鮮。

長江を渉る秋水がゆったりと流れてゆくだけ、水辺の蓮の花が今を盛りと咲いていて、まことに愛すべきものである。

○荷花鮮 長江下流域の港には大きな歓楽街があり、蓮の花は妓女を思わせるものである。その歓楽街は仙郷に見立てて詠われることが多かった。

 

攀荷弄其珠,蕩漾不成圓。

蓮の柄を引き上げると葉の上にできた水珠をもてあそぶ、コロコロとしきりに動いていると、どうも丸い玉にはならないようだ。

○其珠 蓮の葉の上にできた水珠。

○蕩漾 水の動くさま。

 

佳人綵雲裡,欲贈隔遠天。

美人の芸妓と約束をしていたので、仙郷の彩雲の里にきてみたが、天の事だけにはたしてうまくいくかどうかはわからない。

○佳人 美人の芸妓

 

相思無由見,悵望涼風前。

自分の一方的な恋する気持ちかもしれないが会いたいということに理由なんかないのだ、だけど、涼風の前に立って、悵望仰望するばかりなのである。

○相思 恋する気持ちを抱くこと。

漢の無名氏《古詩十九首之十八首》

客從遠方來,遺我一端綺。

相去萬餘里,故人心尚爾。

文彩雙鴛鴦,裁為合歡被。

著以長相思,緣以結不解。

以膠投漆中,誰能別離此?

客遠方より乗り、我に一端の綺を遣る。

相去ること萬餘里なるも、故人の心 尚ほ爾り。

文彩は雙鴛鴦、裁ちて合歓の被と為す。

著するに長相思を以てし、縁とるに結不解を以てす。

膠を以て漆中に投ぜば、誰か能く此を別離せん。

 

長相思【寄遠】,二首之一

日色已盡花含煙,月明欲素愁不眠。

趙瑟初停鳳凰柱,蜀琴欲奏鴛鴦弦。

此曲有意無人傳,願隨春風寄燕然。

憶君迢迢隔青天,昔日橫波目。【昔時橫波目】。

今成流淚泉。

不信妾腸斷,歸來看取明鏡前。

日色 已に盡きて 花は煙を含む,月明 素ならんと欲して愁て眠らず。

趙瑟 初めて停む鳳凰の柱,蜀琴 奏せんと欲す 鴛鴦の弦。

此曲 意有れども人の傳うる無し,願くば 春風に隨って燕然に寄せん。

君を憶えば迢迢として青天を隔ち,昔日 橫波の目。

今は流淚の泉と成る。

妾の腸斷つを信ぜざれば,歸り來って明鏡の前へ看取せよ。

 白紵舞001