李白《巻5-8 君馬黃 (君馬黃,)》(洛陽の街を吾もの顔で走り回る任侠の志のない遊侠の貴公子とはちがって、誠に頼もしく、気持ちの良いものだと詠うその時己の心をよく知っているものがあれば、そういう時に厄運から救ってくれるので、一人でできると奢って他の者を眼中に置かなければ、人生もうまくゆかない。今この少年が相提携して、洛陽の市中を練り歩くのは何でもないことではあるがこういう点からいうと、君という存在は誠に頼もしく、気持ちの良いものである。

 
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《巻3-25 結客少年場行 -#1(紫燕黃金瞳,)》

結客少年場行

(貴公子が任侠の士を気取って、遊侠の場に出入りするものの、そこには呉越、春秋の劇孟、燕丹と荊軻の志さえもなく、その息子らの破廉恥な様子を詠うことにより、貴族社会を批判している)

紫燕黃金瞳,啾啾搖綠鬉。【稜稜搖綠鬉】

遊侠の少年のまたがる紫燕の名馬は、黄金のひとみ、きらきらしく耀き、鈴の音のリンリンたるにつれて、緑の鬣を振るい動かすさまは、まことに勇ましい。

平明相馳逐,結客洛門東。

こうして、少年は朝早くから、この馬に乗って出かけ、洛門の東に出てその客と遊び戯れる。

少年學劍術,凌轢白猿公。

それから少年は、撃剣の術を学びその技の妙なることは、白猿公を圧倒すべき程である。

珠袍曳錦帶,匕首插鴻。

それから、珠にて飾れる美しい衣裳を着下ろして、錦帯を引きずり、むかし鉤師が其子の呉鴻等を殺し、その血を塗って鍛え上げたという、天晴なわざものヒ首を懐にしのばしている。

由來萬夫勇,挾此生雄風。

この少年はただでさえ萬夫の勇あるに、まして、このヒ首を持っているから、身辺に雄風を生ずるばかりである。

  

(結客少年場行)

紫燕 黃金の瞳,啾啾として 綠鬉を搖らす。

平明 相い馳逐し,客に結んで 洛門の東。

少年 劍術を學び,凌轢す 白猿公。

珠袍 錦帶を曳き,匕首 鴻を插む

由來は萬夫の勇なり,此を挾んで雄風を生ず。

 

交を託して劇孟に從い,醉いを買うて 新豐に入る。

笑って一杯の酒を盡し,人を殺す 都市の中。

易水の寒を道【い】うを羞づ,徒【いたずら】に日をして虹を貫ぬか令む。

燕丹 事 立たず,虛しく秦帝の宮に沒す。

舞陽は 死灰の人,安んぞ與に功を成す可けんや。
 

 《巻4-34 洛陽陌 白玉誰家郎,》I 

洛陽陌

(洛陽の街を吾もの顔で走り回る任侠の志のない遊侠の貴公子についてうたったもの。)

白玉誰家郎,回車渡天津。

誰の家だろうかこんなにも白玉に飾られた豪奢なかざったいえの貴族のむすこいる家は?その貴公子は車を回らして、天神橋を渡って歓楽街を過ぎる。

看花東陌上,驚動洛陽人。

洛陽の城門から入って東の大路へ行って悠然と花を見る。その豪華華美の姿は洛陽の人々を驚かすばかりである。

 

(洛陽陌)

白玉 誰家の郎,車を回らして天津を渡る。

花を東陌の上に看て,洛陽の人を驚動する。

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《巻5-8 君馬黃 (君馬黃,)》

年:732年開元二十年32

卷別:    卷一六五              文體:    樂府

詩題:    君馬黃

作地點:              洛陽(都畿道 / 河南府 / 洛陽)

及地點:洛陽 (都畿道 河南府 洛陽) 別名:洛城、洛、東洛、洛邑、京洛、河洛、洛下      

 

 

君馬黃

洛陽の街を吾もの顔で走り回る任侠の志のない遊侠の貴公子とはちがって、誠に頼もしく、気持ちの良いものだと詠う

君馬黃,我馬白。

君の馬は黄色であるが、我が馬は、白い。

馬色雖不同,人心本無隔。

馬の毛並みは違っているが、君との意気には、少しの相違もないが、こうして、二人の意気が投合したから、隔たることはない。

共作遊冶盤,雙行洛陽陌。

だから君と二人で繁華街をのんびりと行ったり来たり酒色にふけ、二人並んで洛陽の市中を乗り回し、目抜き大路の上を並び行くのである。

長劍既照曜,高冠何赩赫。

その古詩に佩びている長剣は、白日にキラキラ輝き、高く頭に戴いているかんむりは、なんと紅く鮮やかに見る事が出来るのだろう。

各有千金裘,俱為五侯客。

それはお互いに、千金の裘を身にまとい、ともに五侯の賓客となって、今しも得意の時代である。

猛虎落陷阱,壯夫時屈厄。

英雄豪傑もただ一人で事業を成し遂げてはいなくて、提携ということを必要としている、それと幸運が続くということも無くて、不運な時もあるのであって、例えば、猛虎は、百獣の王と称せられ、一たび嘯けば狐兎の種属は、皆慴伏するくらいであるが、ときとしては、陷阱におちることもあるので、いかなる壮士と雖も、時を得なければ屈厄の悲境に沈淪していることを免れぬ。

相知在急難,獨好亦何益。【獨好知何益】

その時己の心をよく知っているものがあれば、そういう時に厄運から救ってくれるので、一人でできると奢って他の者を眼中に置かなければ、人生もうまくゆかない。今この少年が相提携して、洛陽の市中を練り歩くのは何でもないことではあるがこういう点からいうと、君という存在は誠に頼もしく、気持ちの良いものである。

 

 (君馬黃)

君が馬は黃,我が馬は白し。

馬色 同じからずと雖も,人心 本と隔つる無し。

共に遊冶の盤を作し,雙行す洛陽の陌。

長劍 既に照曜,高冠 何ぞ赩赫たる。

各の 千金の裘有り,俱に五侯の客と為る。

猛虎 陷阱に落ち,壯夫 時に屈厄。

相知 急難に在り,獨好 亦た何の益かあらん。

 

 

『君馬黃』 現代語訳と訳註解説
(
本文)

君馬黃

君馬黃,我馬白。

馬色雖不同,人心本無隔。

共作遊冶盤,雙行洛陽陌。

長劍既照曜,高冠何赩赫。

各有千金裘,俱為五侯客。

猛虎落陷阱,壯夫時屈厄。

相知在急難,獨好亦何益。【獨好知何益】


(下し文)
(君馬黃)

君が馬は黃,我が馬は白し。

馬色 同じからずと雖も,人心 本と隔つる無し。

共に遊冶の盤を作し,雙行す洛陽の陌。

長劍 既に照曜,高冠 何ぞ赫たる。

各の 千金の裘有り,俱に五侯の客と為る。

猛虎 陷に落ち,壯夫 時に屈厄。

相知 急難に在り,獨好 亦た何の益かあらん。


(現代語訳)
洛陽の街を吾もの顔で走り回る任侠の志のない遊侠の貴公子とはちがって、誠に頼もしく、気持ちの良いものだと詠う

君の馬は黄色であるが、我が馬は、白い。

馬の毛並みは違っているが、君との意気には、少しの相違もないが、こうして、二人の意気が投合したから、隔たることはない。

だから君と二人で繁華街をのんびりと行ったり来たり酒色にふけ、二人並んで洛陽の市中を乗り回し、目抜き大路の上を並び行くのである。

その古詩に佩びている長剣は、白日にキラキラ輝き、高く頭に戴いているかんむりは、なんと紅く鮮やかに見る事が出来るのだろう。

それはお互いに、千金の裘を身にまとい、ともに五侯の賓客となって、今しも得意の時代である。

英雄豪傑もただ一人で事業を成し遂げてはいなくて、提携ということを必要としている、それと幸運が続くということも無くて、不運な時もあるのであって、例えば、猛虎は、百獣の王と称せられ、一たび嘯けば狐兎の種属は、皆慴伏するくらいであるが、ときとしては、陷阱におちることもあるので、いかなる壮士と雖も、時を得なければ屈厄の悲境に沈淪していることを免れぬ。

その時己の心をよく知っているものがあれば、そういう時に厄運から救ってくれるので、一人でできると奢って他の者を眼中に置かなければ、人生もうまくゆかない。今この少年が相提携して、洛陽の市中を練り歩くのは何でもないことではあるがこういう点からいうと、君という存在は誠に頼もしく、気持ちの良いものである。


(訳注)

君馬黃

洛陽の街を吾もの顔で走り回る任侠の志のない遊侠の貴公子とはちがって、誠に頼もしく、気持ちの良いものだと詠う

漢の鼓吹鐃歌という軍楽の曲でその古詞は「君馬黃,臣馬蒼,二馬同逐臣馬良。易之有蔡有赭,美人歸以南,駕車馳馬,美人傷我心;佳人歸以北,駕車馳馬,佳人安終極。」というものである。

 

君馬黃,我馬白。

君の馬は黄色であるが、我が馬は、白い。

 

馬色雖不同,人心本無隔。

馬の毛並みは違っているが、君との意気には、少しの相違もないが、こうして、二人の意気が投合したから、隔たることはない。

 

共作遊冶盤,雙行洛陽陌。

だから君と二人で繁華街をのんびりと行ったり来たり酒色にふけ、二人並んで洛陽の市中を乗り回し、目抜き大路の上を並び行くのである。

遊冶 遊びにふけって,容姿を飾ること。酒色にふけること。

 

長劍既照曜,高冠何赩赫。

その古詩に佩びている長剣は、白日にキラキラ輝き、高く頭に戴いているかんむりは、なんと紅く鮮やかに見る事が出来るのだろう。

 

各有千金裘,俱為五侯客。

それはお互いに、千金の裘を身にまとい、ともに五侯の賓客となって、今しも得意の時代である。

五侯 禮記王制に云う 「五國以為屬, 屬有長; 二百一十國以為州, 州有伯。」  師古曰 五侯, 五等諸侯也。 九伯, 九州之伯也。 伯, 長也。

後漢延熹2(159)、桓帝は、中常侍の単超ら宦官5人と謀り、梁冀誅滅を成し遂げた。この時の5人を五侯という。《漢書·游俠傳》: 是時王氏方盛,賓客滿門,五侯兄弟爭名,其客各有所厚,不得左右,唯護盡入其門,咸得其驩心。結士大夫,無所不傾,其交長者,尤見親而敬,眾以是服。為人短小精辯,論議常依名節,聽之者皆竦。與谷永俱為五侯上客。

 

猛虎落陷阱,壯夫時屈厄。

英雄豪傑もただ一人で事業を成し遂げてはいなくて、提携ということを必要としている、それと幸運が続くということも無くて、不運な時もあるのであって、例えば、猛虎は、百獣の王と称せられ、一たび嘯けば狐兎の種属は、皆慴伏するくらいであるが、ときとしては、陷阱におちることもあるので、いかなる壮士と雖も、時を得なければ屈厄の悲境に沈淪していることを免れぬ。

 

相知在急難,獨好亦何益。【獨好知何益】

その時己の心をよく知っているものがあれば、そういう時に厄運から救ってくれるので、一人でできると奢って他の者を眼中に置かなければ、人生もうまくゆかない。今この少年が相提携して、洛陽の市中を練り歩くのは何でもないことではあるがこういう点からいうと、君という存在は誠に頼もしく、気持ちの良いものである。