李白 贈從兄襄陽少府皓 -#2 詩経に云う「棣華兄弟」に比すべき兄弟の情誼に接するを得ざれば、それはそれで仕方のないことであるが、もしそうなるなら、秋草と同じように枯れて果てることに甘んじることになるだろう。

 

 

 
 2015年4月21日の紀頌之5つのBlog 
 ●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、その後に李白再登場 
 Ⅰ李白と李白に影響を与えた詩
 
LiveDoorBlog
225-#2 《巻8-2 贈從兄襄陽少府皓 -#2》Index-14 Ⅱ― 9-734年開元二十二年34歳 <225-#2> Ⅰ李白詩1466 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ5878 
 孟浩然 詩 index李白詩index謝霊運 詩 index司馬相如 《 子虛賦 ・上林賦 》揚雄 《 甘泉賦 》 ●諸葛亮(孔明)出師表 
 曹植(曹子建)詩 65首 index文選 賦)兩都賦序・西都賦・東都賦 (班固)《李白 全詩》
  総合案内
(1)漁父辞 屈原『楚辞・九歌』東君 屈原《楚辞 『九辯』》 宋玉  <案内> 
 ●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首  
 Ⅱ中唐詩・晩唐詩
  LiveDoorBlog
62 -#2(改訂版) 《巻05-29 將歸贈孟東野房蜀客》 (君門不可入,) 韓愈(韓退之)ID 《 801年貞元17年 34歳》<1379> Ⅱ韓昌黎集 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ5879 
 ・李商隠詩 (1) 136首の75首・李商隠詩 (2) 135首の61首●韓愈index-1 ・孟郊、張籍と交遊・汴州乱41首●韓愈詩index-2[800年 33歳~804年 37歳]27首●韓愈詩index-3 805年 38歳・]陽山から江陵府 36首●韓愈詩index-4 806年 39歳 江陵府・権知国子博士 51首(1)25首 
 index-5 806年39歳 50首の(2)25首index-6[807年~809年 42歳]20首index-7[810年~811年 44歳] 34首index-8 [812年~814年47歳]46首index-9[815年~816年 49歳] 57首index-10[817年~818年 51歳]・「平淮西碑」28首 
 index-11 819年 52歳 ・『論佛骨表』左遷 38首index-12 820年 53歳 ・9月國子祭酒に。18首index-13 821年~822年 55歳 22首index-14 823年~824年 57歳・病気のため退職。没す。 14首韓愈 哲学・儒学「五原」賦・散文・上奏文・碑文など 
 孟郊張籍     
 ●杜甫の全作品1500首を訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。" 
 Ⅲ杜甫詩全1500首   LiveDoorBlog766年大暦元年55歲-48 《巻1512 往在 -4》 杜甫index-15 杜甫<911-#4> 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ5880 
 杜甫詩(1)736~751年 青年期・李白と交遊期・就活の詩 53首杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73首(青年期・就活の詩) 杜甫詩(3)755年~756年、45歳 安史の乱に彷徨う 26首杜甫詩(4)作時757年、46歳 安史軍捕縛、脱出、左拾遺 43首杜甫詩(5)758年;乾元元年、47歳 左拾遺、朝廷疎外、左遷 53首杜甫詩 (6)759年;乾元二年、48歳 三吏三別 官を辞す 44首 
 杜甫詩(7)759年;乾元二年、48歳 秦州抒情詩 66首杜甫詩(8)作時759年、48歳 秦州発、同谷紀行、成都紀行 36首杜甫詩(9)760年;上元元年、49歳 成都浣花渓草堂 45首杜甫詩(10)761年;上元二年、50歳 成都浣花渓草堂 82首杜甫詩(11)762年寶應元年 杜甫51歳  浣花渓草堂~蜀中転々 43首杜甫詩(12)762年寶應元年 杜甫51歳 蜀中転々 49首 
 ●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている 
 Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2Blog 
        
 ●花間集全詩●森鴎外の小説『魚玄機』、芸妓で高い評価を受けた『薛濤』の詩。唐時代にここまで率直な詩を書く女性が存在した奇跡の詩。唐から五代詩詞。花間集 
 Ⅴ.唐五代詞詩・宋詞詩・女性 LiveDoorBlog『花間集』全詩訳注解説(改訂版)-4.薛昭蘊136《巻三36喜遷鶯三首 其二》巻三3636-〈136〉漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ-5882 
 薛濤の全詩花間集(1巻花間集(2巻花間集(3巻花間集(4巻花間集(5巻 
 魚玄機全詩花間集(6巻花間集(7巻花間集(8巻花間集(9巻花間集10巻 
 温庭筠66首 花間集1・2巻皇甫松11首 花間集二巻韋莊47首 花間集二巻薛昭蘊19首 花間集三巻牛嶠31首 花間集三・四巻張泌27首 花間集四巻 
 毛文錫31首 花間集5巻牛希濟11首 花間集5巻欧陽烱17首 花間集5・6巻和凝20首 花間集6巻顧夐56首 花間集6・7巻孫光憲47首 花間集7・8巻 
 魏承班15首 花間集8・9巻鹿虔扆6首 花間集9巻閻選8首 花間集9巻尹鶚6首 花間集9巻毛熙震29首 花間集9・10巻李珣39首 花間集10巻 
  ■最近Best5 賦・詩・詞(漢詩4ブログ各部門)漢詩総合サイト 07ch 
 杜甫全詩案内韓愈全詩案内李白全集文選古詩源花間集案内 
 

225-#2 《巻8-2 贈從兄襄陽少府皓 -#2》Index-14 Ⅱ― 9-734年開元二十二年34歳 <225-#2> Ⅰ李白詩1466 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ5878

 

 

年:734年開元二十二年34

卷別:    卷一六八              文體:    五言古詩

詩題:    贈從兄襄陽少府皓

及地點:              襄州 (山南東道 襄州 襄州) 別名:襄陽         

棗陽 (山南東道 隨州 棗陽) 別名:舂陵        

交遊人物:李皓    當地交遊(山南東道 襄州 襄州)

 

 

贈從兄襄陽少府皓

(李白の従兄で襄陽県の小府である李皓におくる)

結髮未識事,所交盡豪雄。

自分が初めて髪を結び冠を付け、人並みに男と認められはじめたころの事、まだ世間の事を知らず、豪雄の士とばかり交際していた。

卻秦不受賞,擊晉寧為功。【救趙寧為功】。

一本此下有以下四句:「身白刃裡,殺人紅塵中。當朝揖高義,舉世稱英雄。」】

かくして、魯仲連が、一言して、秦を帝とせず、そのために、秦将が群をしりぞけたというようなしても、謙虚に冷静に、褒美をもらおうとはせず、朱亥が四十斤の鉄鎚をもって、将軍晋鄙を椎殺し、信陵君は、その軍を奪って、邯鄲を囲みを説いて趙を存しさしもの難局を抜けたというような葬列のことをやっても決して手柄としなかった

小節豈足言,退耕舂陵東。

区々たる小節は、もとより論ずるに足らず、そこでとかく、この世に容れられぬところから、舂陵の東に退居して自ら野に耕そうとした。

歸來無業,生事如轉蓬。

そうして其処に帰ってみると何分、産業を修める事も出来ず、生活状態は、さながら蓬の穂が風に吹かれて飛ぶようなまことに哀れな有様である。

#2

一朝烏裘敝,百鎰黃金空。

かくて、黒い色をした裘も、いつしかやぶれてしまい、百鎰の黃金も使い尽くして、手元にはなにものこらず空っぽである。

彈劍徒激昂,出門悲路窮。

剣を弾じて高歌しつつ、心気はいたずらに激昂するばかりでいる。門を出ても、路がどんづまりになって、先に行かれぬと同じような境涯でいる。

吾兄青雲士,然諾聞諸公。

吾兄上は、青雲の士で、今や官途にたって羽振りもよくその上、平生侠を負い、然諾を重んじて一言、良しといえば、かならずひきうけてくれるというひょうばんが諸公の間に聞こえている。

所以陳片言,片言貴情通。

そこで今、片言を陳べさせてもらうと、手短ながら、情の通ずるを尊いこととしているところで、この詩を作って、窮状を訴えるところであって、どうか一肌脱いでもらいたい。

棣華儻不接,甘與秋草同。

詩経に云う「棣華兄弟」に比すべき兄弟の情誼に接するを得ざれば、それはそれで仕方のないことであるが、もしそうなるなら、秋草と同じように枯れて果てることに甘んじることになるだろう。

 

(從兄 襄陽少府皓に贈る)

結髮 未だ事を識らず,交ろ所は 盡く豪雄。

秦を卻【しりぞ】けて賞を受けず,晉を擊って寧ろ功と為さんや。

小節 豈に言うに足らんや,退いて耕す 舂陵【しょうりょう】の東。

歸り來って 業無く,生事 轉蓬の如し。

#2

一朝 烏裘 敝れ,百鎰 黃金 空し。

劍を彈じて徒らに激昂,門を出でて路窮まるを悲しむ。

吾が兄 青雲の士,然諾 諸公に聞こゆ。

片言を陳ずる所以,片言 情の通ずるを貴ぶ。

棣華【ていか】儻し 接せざれば,甘んじて 秋草と同じからん。

 

 

『贈從兄襄陽少府皓』 現代語訳と訳註解説
(
本文)
#2

一朝烏裘敝,百鎰黃金空。

彈劍徒激昂,出門悲路窮。

吾兄青雲士,然諾聞諸公。

所以陳片言,片言貴情通。

棣華儻不接,甘與秋草同。

(下し文)
一朝 烏裘 敝れ,百鎰 黃金 空し。

劍を彈じて徒らに激昂,門を出でて路窮まるを悲しむ。

吾が兄 青雲の士,然諾 諸公に聞こゆ。

片言を陳ずる所以,片言 情の通ずるを貴ぶ。

棣華【ていか】儻し 接せざれば,甘んじて 秋草と同じからん。

(現代語訳)
かくて、黒い色をした裘も、いつしかやぶれてしまい、百鎰の黃金も使い尽くして、手元にはなにものこらず空っぽである。

剣を弾じて高歌しつつ、心気はいたずらに激昂するばかりでいる。門を出ても、路がどんづまりになって、先に行かれぬと同じような境涯でいる。

吾兄上は、青雲の士で、今や官途にたって羽振りもよくその上、平生侠を負い、然諾を重んじて一言、良しといえば、かならずひきうけてくれるというひょうばんが諸公の間に聞こえている。

そこで今、片言を陳べさせてもらうと、手短ながら、情の通ずるを尊いこととしているところで、この詩を作って、窮状を訴えるところであって、どうか一肌脱いでもらいたい。
詩経に云う「棣華兄弟」に比すべき兄弟の情誼に接するを得ざれば、それはそれで仕方のないことであるが、もしそうなるなら、秋草と同じように枯れて果てることに甘んじることになるだろう。


(訳注) #2

贈從兄襄陽少府皓

(李白の従兄で襄陽県の小府である李皓におくる)

李白自身の窮状を訴えて、救済してほしいと懇願するもの

 

一朝烏裘敝,百鎰黃金空。

かくて、黒い色をした裘も、いつしかやぶれてしまい、百鎰の黃金も使い尽くして、手元にはなにものこらず空っぽである。

百鎰 二千両。鎰は二十両。蜀を出る際に持って出たお金。

 

彈劍徒激昂,出門悲路窮。

剣を弾じて高歌しつつ、心気はいたずらに激昂するばかりでいる。門を出ても、路がどんづまりになって、先に行かれぬと同じような境涯でいる。

 

吾兄青雲士,然諾聞諸公。

吾兄上は、青雲の士で、今や官途にたって羽振りもよくその上、平生侠を負い、然諾を重んじて一言、良しといえば、かならずひきうけてくれるというひょうばんが諸公の間に聞こえている。

青雲士 ① 学徳の高い人。また、高位・高官にのぼった人。② 俗世間から超越した、高尚な志の人。隠逸の士。

 

所以陳片言,片言貴情通。

そこで今、片言を陳べさせてもらうと、手短ながら、情の通ずるを尊いこととしているところで、この詩を作って、窮状を訴えるところであって、どうか一肌脱いでもらいたい。。

陳片言,片言 片言を陳べさせてもらうと、手短ながら、と、「片言」を云い直すことで、窮状を訴えることをいう。

 

棣華儻不接,甘與秋草同。

詩経に云う「棣華兄弟」に比すべき兄弟の情誼に接するを得ざれば、それはそれで仕方のないことであるが、もしそうなるなら、秋草と同じように枯れて果てることに甘んじることになるだろう。

棣華 兄弟和睦を詠っている《詩小雅鹿鳴之什常棣》「常棣之華, 鄂不韡韡。 凡今之人, 莫如兄弟。」後因以“棣華”兄弟常棣【にわざくら】の華【はな】、鄂不【がくふ】 韡韡【ゐゐ】たり。凡そ今の人、兄弟に如くは莫し。庭桜の花びらが、鄂を同じくして美しく群がり咲いている(ように、兄弟は同じ親からでて苦楽を共にして栄える)。今の世上の人々よ、兄弟ほど頼りになる者はないのである。