將進酒 #1

君不見黃河之水天上來,奔流到海不復迴。

君不見高堂明鏡悲白髮,朝如青絲暮成雪。

人生得意須盡歡,莫使金樽空對月。

天生我材必有用,千金散盡還復來。

黄河九曲の水は天上からすさまじい勢いで流れ下る、奔流矢の如く東に向かって流れ、やがていったん海に流れ込めば、もはやは帰ってきたりはしない。人間の歳月、まことに短くして、一日はその日のうちに再び晨になるという事は無い、丁度黄河の流れと同じである
235李白 89 (改訂版) 《巻2-8 將進酒》Index-16 Ⅱ―11-736年開元二十四年36歳 <235> Ⅰ李白詩1478 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ5938

 
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改訂版) 《巻2-8 將進酒》

年:736年開元二十四年36

卷別:  卷一六二        文體:  樂府

詩題:  將進酒

作地點:        潁陽(都畿道 / 河南府 / 潁陽)

及地點:平樂樓 (都畿道 河南府 洛陽)      

交遊人物:岑勛  當地交遊(都畿道 河南府 潁陽)

元丹丘        當地交遊(都畿道 河南府 潁陽)

 

將進酒

君不見黃河之水天上來,奔流到海不復迴。

黄河九曲の水は天上からすさまじい勢いで流れ下る、奔流矢の如く東に向かって流れ、やがていったん海に流れ込めば、もはやは帰ってきたりはしない。人間の歳月、まことに短くして、一日はその日のうちに再び晨になるという事は無い、丁度黄河の流れと同じである
君不見高堂明鏡悲白髮,朝如青絲暮成雪。

高堂の上で、澄みわたった鏡を覗き込んで白髪になったことを悲しんでいるものを見よ。朝方は黒い絹糸のような黒髪であったものが、夕暮には、雪のように真っ白になる老いてこんなありさまになってしまったのである。
人生得意須盡歡,莫使金樽空對月。

人生は朝露の如く、若い時は二度とない。そこで得意の折、よろしく十分に歓を尽くして置酒高会、以て興をほしいままにすべく、せっかくの黄金製の酒器をして、空しく明月に対することができるはずのものではなく、こういう場合には、どしどし酒を傾けるのがよろしいのだ。 
天生我材必有用,千金散盡還復來。

2

烹羊宰牛且為樂,會須一飲三百杯。

岑夫子,丹丘生。

將進酒,君莫停。

與君歌一曲,請君為我側耳聽。

鐘鼓饌玉不足貴,但願長醉不願醒。

3

古來聖賢皆寂寞,惟有飲者留其名。

陳王昔時宴平樂,斗酒十千恣讙謔。

主人何為言少錢,徑須沽取對君酌。

五花馬,千金裘。

呼兒將出換美酒,與爾同銷萬古愁。

 

(改訂版) 《巻2-8 將進酒》

『將進酒』 現代語訳と訳註解説
(
本文)

將進酒

君不見黃河之水天上來,奔流到海不復迴。

君不見高堂明鏡悲白髮,朝如青絲暮成雪。

人生得意須盡歡,莫使金樽空對月。

天生我材必有用,千金散盡還復來。

(下し文)
(將進酒)

君見ずや 黄河の水 天上より来り、奔流し海に到ってまた廻【かへ】らざるを。

君見ずや 高堂の明鏡 白髪を悲しむを、朝は青糸のごときも暮には雪をなす。

人生意を得ればすべからく歓を尽くすべし、金樽をしてむなしく月に対(むか)はしむるなかれ。

天のわが材を生ずる必ず用あればなり、千金も散じ尽せばまたまた来る。

(現代語訳)

(富貴貧賤、皆一時の事であり、くよくよ考える事は無い、ただ飲んで酔えばよいのだ、だから、酒をお勧めしよう)

黄河九曲の水は天上からすさまじい勢いで流れ下る、奔流矢の如く東に向かって流れ、やがていったん海に流れ込めば、もはやは帰ってきたりはしない。人間の歳月、まことに短くして、一日はその日のうちに再び晨になるという事は無い、丁度黄河の流れと同じである
高堂の上で、澄みわたった鏡を覗き込んで白髪になったことを悲しんでいるものを見よ。朝方は黒い絹糸のような黒髪であったものが、夕暮には、雪のように真っ白になる老いてこんなありさまになってしまったのである。
人生は朝露の如く、若い時は二度とない。そこで得意の折、よろしく十分に歓を尽くして置酒高会、以て興をほしいままにすべく、せっかくの黄金製の酒器をして、空しく明月に対することができるはずのものではなく、こういう場合には、どしどし酒を傾けるのがよろしいのだ。 
そもそも天が、わたしにこの才能を生しめたのは、けっしてぐうぜんでも、むいみでもなく、必ずどこかに役立てようとしたためである。確かに今不遇で、抑鬱であるが自暴自棄はよくないと思ってはいるが、富貴貧賤、皆一時の事であり、千金一擲して散じつくすともまた、戻って嚢中にはいることもあるであろう。

(訳注) (改訂版) 《巻2-8 將進酒》

將進酒
(富貴貧賤、皆一時の事であり、くよくよ考える事は無い、ただ飲んで酔えばよいのだ、だから、酒をお勧めしよう)

漢の鼓吹鐃歌十八曲の一つに、將進酒があり、六朝以降、楽府旧題。鼓吹曲辭になる。古詩には、「將進酒乘太白」とあり、宋の何承天の將進酒篇には、將進酒慶三朝備繁禮薦佳肴とある。まさに酒をお勧めしようの意になる。楽府題の音楽と題名を使って自分の気持ちを表している。

この詩は、古楽府題をとりながら、詩中に、李白・元丹邱・岑夫子と具体的な固有名詞を登場させている。通常は故人、逸話が基本である。


君不見黄河之水天上來、奔流到海不復回。

黄河九曲の水は天上からすさまじい勢いで流れ下る、奔流矢の如く東に向かって流れ、やがていったん海に流れ込めば、もはやは帰ってきたりはしない。人間の歳月、まことに短くして、一日はその日のうちに再び晨になるという事は無い、丁度黄河の流れと同じである
○君不見 あなた、ご覧なさい。詩をみている人(聞いている人)に対する呼びかけ。樂府体に使われる。 

○黄河之水 黄河の流れ。 ・天上來:天上より流れ来る。黄河の源は九曲であり、伝説の崑崙とされていた。 

・奔流 激しい勢いの流れ。 

到海 海に到る。 

不復 二度とは…ない。永遠に…ない。一度も…ない、ということ。 

回 かえる。もどる。


君不見高堂明鏡悲白髮、朝如青絲暮成雪。

高堂の上で、澄みわたった鏡を覗き込んで白髪になったことを悲しんでいるものを見よ。朝方は黒い絹糸のような黒髪であったものが、夕暮には、雪のように真っ白になる老いてこんなありさまになってしまったのである。
○高堂 立派なお屋敷の主要な表座敷、高貴な人々というの意味もある。 

○明鏡 澄みわたった鏡。1 曇りのない鏡。2すぐれた手本。 明鏡止水:邪念がなく、澄み切って落ち着いた心の形容。

○悲白髮 鏡を覗き込んで、白髪の老齢になったことを悲しむ。
○「朝」「暮」は、一日のうちの日の出、日の入りを指すが、ここでは人生の「朝」「暮」の時期のことをいう。 ・朝 あさ。あした。 

○青絲 黒い絹糸。黒髪のこと。緑の黒髪。「青」は黒いことをも指す。“青布”“青鞋”。 青絲曲。青絲白馬、

《巻2-8 將進酒》「朝如青絲暮成雪。」

《巻五 陌上桑》「青絲結金絡。 不知誰家子。」

《巻五 搗衣篇》「愿為雙燕泛中洲。 君邊云擁青絲騎。」

《卷12-18 新林浦阻風寄友人》 今朝東門柳。 夾道垂青絲。」

《巻二十二 待酒不至》 「玉壺系青絲、沽酒來何遲。」

○暮 夕方。 

○成雪 雪のように真っ白になる。


人生得意須盡歡、莫使金尊空對月。
人生は朝露の如く、若い時は二度とない。そこで得意の折、よろしく十分に歓を尽くして置酒高会、以て興をほしいままにすべく、せっかくの黄金製の酒器をして、空しく明月に対することができるはずのものではなく、こういう場合には、どしどし酒を傾けるのがよろしいのだ。 
○人生 人が生きる。人生。 

○得意 自分の気持にかなうこと。目的を達して満足していること。意を得る。また、自分の気持を理解する人。 

○須 する、必要がある。せねばならぬ。すべからく…べし。 

○盡歡 充分に楽しむ。よろこびをしつくす。歓楽を尽くす。
○莫使 …させてはいけない。…に…させてはいけない

○金尊 黄金製の酒器。また、黄金の大酒樽()。真鍮製のものと考えられる。 

○空 むなしく。無意味に。 

○對月 月に向かう。

 

天生我材必有用、千金散盡還復來。
そもそも天が、わたしにこの才能を生しめたのは、けっしてぐうぜんでも、むいみでもなく、必ずどこかに役立てようとしたためである。確かに今不遇で、抑鬱であるが自暴自棄はよくないと思ってはいるが、富貴貧賤、皆一時の事であり、千金一擲して散じつくすともまた、戻って嚢中にはいることもあるであろう。
○天生 天は…を生む。また、生まれつき。 

○我材 わたしという人材。 

○必有用 きっと、用いるところがあるはずだ

○千金 大金。 

○散盡 使い果たす。 

還復來 また再び帰ってくる。

 

 

 

將進酒
君不見黄河之水天上來,奔流到海不復回。
君不見高堂明鏡悲白髮,朝如青絲暮成雪。
人生得意須盡歡,莫使金尊空對月。
天生我材必有用,千金散盡還復來。
烹羊宰牛且爲樂,會須一飮三百杯。
岑夫子,丹丘生。
將進酒,杯莫停。
與君歌一曲,請君爲我傾耳聽。
鐘鼓饌玉不足貴,但願長醉不用醒。
古來聖賢皆寂寞,惟有飮者留其名。
陳王昔時宴平樂,斗酒十千恣歡謔。
主人何爲言少錢,徑須沽取對君酌。
五花馬,千金裘。
呼兒將出換美酒,與爾同銷萬古愁。

將進酒
君見ずや 黄河の水 天上より来り、奔流し海に到ってまた廻【かへ】らざるを。
君見ずや 高堂の明鏡 白髪を悲しむを、朝は青糸のごときも暮には雪をなす。
人生意を得ればすべからく歓を尽くすべし、金樽をしてむなしく月に対(むか)はしむるなかれ。
天のわが材を生ずる必ず用あればなり、千金も散じ尽せばまたまた来る。
羊を烹【に】、牛を宰【に】て しばらく楽みをなせ、かならずすべからく一飲三百杯なるべし。
岑夫子【しんぷうし】 丹邱生、酒を進む君停(とどむ)るなかれ。
君のため一曲を歌わん、請う君わがために 耳を側【そばだ】てて 聴け。
鐘鼓 饌玉【せんぎょく】 は貴ぶに足らず、玉餞に同じくりっぱな料理、ただ長酔を願うて醒むるを願はず。
古来 聖賢みな寂寞、ただ飲者のその名を留むるあるのみ。
陳王 昔時 平楽に宴する 魏の陳思王曹植、曹操の子で詩人としても名高い。

道観の名、斗酒十千 歓謔を悉(ほしいまま)にす。 
主人 なんすれ 銭少しという、ただちにすべからく沽【か】い取り 君に対して酌むべし。
五花の馬 千金の裘。 
児を呼びもち出でて美酒に換へ、なんじとともに銷【け】さん 万古の愁。