20161118

紀頌之5つの校注Blog

 

 

●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注

 

 

Ⅰ李白詩(李白詩校注)

744年-012-#1卷172_6-#1 夕霽杜陵登樓寄韋繇(卷十三(一)八三一)Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集7667

 

 LiveDoorBlog

 

 

孟浩然

李白詩

謝霊運

司馬相如 《子虛賦 ・上林賦》

揚雄 《甘泉賦》

諸葛亮 出師表

 

 

曹植詩65

兩都賦序・西都賦・東都賦

李白全詩

漁父辞(屈原

楚辞・九歌》東君

《楚辞九辯》

 

 

 

 

  総合案内

 

 

 

 

●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首 

 

 

Ⅱ韓昌黎詩集・文集校注

806年-18 巻一 15-#1 醉贈張祕書Ⅱ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集7668

 

  LiveDoorBlog

韓愈  秋懐詩十一首 【字解集】

 

 

・李商隠詩 (1) 136首の75

・李商隠詩 (2) 135首の61

韓愈1 ・孟郊・張籍と汴州乱41

index-2[800年~804年]27

index-3 805年陽山から江陵36

index-4 806年 39 江陵・国子博士25

 

 

index-5 806年39歳(2)25

index-6 807~809年 20

index-7[810年~811年 44歳] 34

index-8 [812年~814年47歳]46

index-9[815年~816年 49歳57

index-10[817年~818年 51歳]平淮西碑」28

 

 

index-11 819年『論佛骨表』左遷 38

index-12 820 國子祭酒18

index-13 821年~822年 22

index-14 57歳・病気のため退職。没す14

韓愈 哲学・儒学「五原」

孟郊

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●杜甫の全作品1500首を訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"

 

 

Ⅲ 杜詩詳注   LiveDoorBlog

暮春題瀼溪新賃草屋五首【字解集】と住まいと夔州での農業

757年-18 暮春題瀼溪新賃草屋五首其二 杜詩詳注(卷一八(四)頁一六一○)Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ7669

 

 

杜甫詩(1)736~751年  53

杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73

杜甫詩(3)45歳 安史の乱に彷徨う 26

杜甫詩(4)757年、左拾遺 43

杜甫詩(5)758年47歳 左遷 53

杜甫詩(6)759年 三吏三別 44

 

 

杜甫詩(7)759年秦州詩 66

杜甫詩(8)759年同谷紀行、成都紀行36

杜甫詩(9)760年、49歳 成都 45

杜甫詩(10)761年、50歳 成都82

杜甫詩(11)762年蜀中転々43

杜甫詩(12)762年 蜀中転々 49

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集  不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている。花間集連載開始。

 

 

Ⅳブログ漢・唐・宋詞詩集 Fc2Blog

花間集 訳注解説 巻一13 (18)回目温庭筠 《菩薩蠻十四首 其十三》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ7670 (11/18)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●花間集全詩●森鴎外の小説の”魚玄機”詩、芸妓”薛濤”詩。唐から五代詩詞。花間集。玉臺新詠連載開始

 

 

.唐五代詞詩・玉臺新詠・女性 LiveDoorBlog

玉臺新詠序の字解集

玉-016-#2 古詩八首其二 (古詩十九首之第十六首) 無名氏  Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠ブログ 7671

 

 

●薛濤の全詩

●花間集(1

●花間集(2

●花間集(3

●花間集(4

●花間集(5

 

 

●魚玄機全詩

●花間集(6

●花間集(7

●花間集(8

●花間集(9

●花間集10

 

 

 ■最近Best5 賦・詩・詞(漢詩4ブログ各部門)

漢詩総合サイト 07ch

 

 

杜甫全詩案内

韓愈全詩案内

李白全集

文選

古詩源

花間集案内

 

http://kanbunkenkyu.web.fc2.com/

 

744-012-#1172_6-#1夕霽杜陵登樓寄韋繇(卷十三(一)八三一)Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集7667

夕霽杜陵登樓寄韋繇#1(夕方雨の新に霽れし時、旧の杜陵の地に在る某樓に登り、その感懐を写して、韋繇といふ人に寄せた)

雨がやみ霽れてくると、空の色は晶明瑩徹になる、やがて、夕日がしずんで次第に薄くなり、折から、萬物は、秋容を生じるようになる。かくて、旧の杜陵の地に在る某樓に登り、遠目を放って四邊を曠望し、又欄干に倚って、終南の羣峰を眺めたのである。そこには、原野は曠超にして遥かさきまでひろがる、関河は紛雜にして重ね合って居る。竹に映ずる日光は、灑然として清く、雲の宿れる松は、翠色がはっきりして居る。

 

 

744-012-#1

夕霽杜陵登樓寄韋繇(卷十三(一)八三一)

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ7667

全唐詩卷172_6-#1

李白集校注巻 13-006-#1

李太白集 巻12-006-#1

 

 


 

卷別

李白集校注

全唐詩

李太白集

(卷十三(一)八三一)

  卷172 _6

卷十二_6 夕 P382

詩題

夕霽杜陵登樓寄韋繇

文體

五言古詩

詩序

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寫作地點

萬年(京畿道 / 京兆府 / 萬年)

 

寫及地點 

杜陵 (京畿道 京兆府 萬年) 別名:杜墅、少陵

0

 

0

 

 

 

0

 

 

交遊人物

韋繇

交遊地點

書信往來

 

夕霽杜陵登樓寄韋繇(卷十三(一)八三一)

夕霽杜陵登樓寄韋繇 #1

(夕方雨の新に霽れし時、旧の杜陵の地に在る某樓に登り、その感懐を写して、韋繇といふ人に寄せた)

浮陽滅霽景,萬物生秋容。

雨がやみ霽れてくると、空の色は晶明瑩徹になる、やがて、夕日がしずんで次第に薄くなり、折から、萬物は、秋容を生じるようになる。

登樓送遠目,伏檻觀群峰。

かくて、旧の杜陵の地に在る某樓に登り、遠目を放って四邊を曠望し、又欄干に倚って、終南の羣峰を眺めたのである。

原野曠超緬,關河紛雜重。

そこには、原野は曠超にして遥かさきまでひろがる、関河は紛雜にして重ね合って居る。

清暉映竹日,翠色明雲松。
竹に映ずる日光は、灑然として清く、雲の宿れる松は、翠色がはっきりして居る。

(夕霽 杜陵の樓に登り韋繇に寄せる)

浮陽 滅霽景をし,萬物 秋容を生ず。

樓に登りて遠目を送り,檻に伏して群峰を觀る。

原野 曠超にして緬たり,關河 紛雜にして重る。

清暉 竹日に映じ,翠色 雲松に明かなり。
#2

蹈海寄遐想,還山迷舊蹤。

徒然迫晚暮,未果諧心胸。

結桂空佇立,折麻恨莫從。

思君達永夜,長樂聞疏鐘。

 

 

李太白集校注(王琦)

  夕霽杜陵登樓寄韋繇

 元和郡縣志 杜陵在京兆/府萬年縣東南二十里 胡三省 通鑑註自漢宣帝起杜陵邑

漢為縣屬/京兆隋遷京城并杜陵入大興縣唐改大興曰萬年

浮陽滅霽景,萬物生秋容。登樓送遠目,伏檻觀群峰。 

原野曠超緬,關河紛雜重。清暉映竹日一作/水竹,翠色明雲松。

蹈海寄遐想,還山迷舊蹤。徒然迫晚暮,未果諧心。 

結桂空佇立,折麻恨莫從。一作採菊誰/舉游蘭恨莫從思君達永夜,長樂聞疏鐘。

張協詩 浮陽映翠林 向註 浮陽日光也。 謝靈運詩 浮陽滅清暉 

楚辭坐堂伏檻臨曲池些 王逸註 檻楯也   鮑照詩綺肴紛錯重。 

楚辭 結桂枝兮延佇 王逸註 延長也佇立也。結木為誓長立而望也楚辭折疏麻兮瑶花將以遺兮離居 

謝靈運詩 行觴奏悲歌永夜繼白日 徐陵玉臺新咏序 厭長樂之疎鐘 

三輔黄圖 長樂本秦之興樂也髙皇帝始居/櫟陽七年長樂成徙居長安城三輔舊事殿疏皆云興樂秦始皇造漢/修飾之周迴二十里

 

 

 

《夕霽杜陵登樓寄韋繇》現代語訳と訳註解説
(本文)

夕霽杜陵登樓寄韋繇

浮陽滅霽景,萬物生秋容。

登樓送遠目,伏檻觀群峰。 

原野曠超緬,關河紛雜重。

清暉映竹日,翠色明雲松。 

蹈海寄遐想,還山迷舊蹤。

徒然迫晚暮,未果諧心胸。 

結桂空佇立,折麻恨莫從。

思君達永夜,長樂聞疏鐘。 

(下し文)
(夕霽 杜陵の樓に登り韋繇に寄せる)

浮陽 滅霽景をし,萬物 秋容を生ず。

樓に登りて遠目を送り,檻に伏して群峰を觀る。

原野 曠超にして緬たり,關河 紛雜にして重る。

清暉 竹日に映じ,翠色 雲松に明かなり。

(現代語訳)
(夕方雨の新に霽れし時、旧の杜陵の地に在る某樓に登り、その感懐を写して、韋繇といふ人に寄せた)

雨がやみ霽れてくると、空の色は晶明瑩徹になる、やがて、夕日がしずんで次第に薄くなり、折から、萬物は、秋容を生じるようになる。

かくて、旧の杜陵の地に在る某樓に登り、遠目を放って四邊を曠望し、又欄干に倚って、終南の羣峰を眺めたのである。

そこには、原野は曠超にして遥かさきまでひろがる、関河は紛雜にして重ね合って居る。

竹に映ずる日光は、灑然として清く、雲の宿れる松は、翠色がはっきりして居る。


(訳注) 

夕霽杜陵登樓寄韋繇(卷十三(一)八三一)

(夕方雨が新たに晴れた時に、元の杜陵の地にある某樓にのぼり、その感懐をかきとめ、韋繇という人に寄せた。)

1. 杜陵 杜陵 (陵墓) - 前漢宣帝の陵墓。杜陵 (県名) - 陝西省西安市にかつて存在した県名。杜陵 () -唐代の詩人である 杜甫の号。元和郡縣志 「杜陵在京兆/府萬年縣東南二十里。」胡三省通鑑註、「自漢宣帝、起杜陵邑、漢為縣、屬/京兆。隋、遷京城并杜陵入大興縣、唐改大興曰萬年。」杜陵在京兆府萬年縣東南二十里」といい、胡三省鑑註に「漢の宣帝、杜陵邑を起せしより、後漢に至りて、縣となし、京兆に属す。隋、京城幷に杜陵を遷して大興縣に入る、唐、大興を改めて萬年という」とある。

2. 韋繇 この人物はは不明。

 

浮陽滅霽景,萬物生秋容。

雨がやみ霽れてくると、空の色は晶明瑩徹になる、やがて、夕日がしずんで次第に薄くなり、折から、萬物は、秋容を生じるようになる。

3 浮陽 太陽日光 thesun 山の南面、水の北面をいう。張協詩 浮陽映翠林 

向註 浮陽日光也。

謝靈運詩 《 苦寒行》「嵗嵗層冰合,紛紛霰雪落。浮陽减清暉,寒禽悲壑。饑爨煙不興,渴汲水枯涸。」(歳歳【さいさい】 層【そう】冰合【ひょうごう】し、紛紛として霰【あられ】や雪 落つ。浮陽【ふよう】も清暉【せいき】を減じ、寒禽【かんきん】も悲しく壑【たに】に叫び。飢えたる爨【かまど】の煙 興こらず、汲むこと渇き水も枯【か】れ涸【か】れぬ。)

苦寒行 謝霊運(康楽) 詩<70>Ⅱ李白に影響を与えた詩493 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ1296

登樓送遠目,伏檻觀群峰。

かくて、旧の杜陵の地に在る某樓に登り、遠目を放って四邊を曠望し、又欄干に倚って、終南の羣峰を眺めたのである。

3 伏檻 欄干に倚る。《楚辭.宋玉.招魂》「坐堂伏檻,臨曲池些。」(堂に坐し檻に伏すれば,曲池に臨む。)  李白《遊泰山,六首之四》「攀崖上日觀,伏檻窺東暝。」(崖を攀じて日觀に上り,檻に伏して東暝を窺う。)

4. 群峰 秦嶺山脈(終南山)

 

原野曠超緬,關河紛雜重。

そこには、原野は曠超にして遥かさきまでひろがる、関河は紛雜にして重ね合って居る。

5. 關河 杜陵から見渡す河川、関中の河川。長安原に有る八川,涇水、渭水、灞水、滻水、澧水、滈水、潦水、潏すいをいうなり。

 

清暉映竹日,翠色明雲松。

竹に映ずる日光は、灑然として清く、雲の宿れる松は、翠色がはっきりして居る。