巻一5 古風,五十九首之五

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

20161127

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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注

 

 

Ⅰ李白詩

(李白集校注)

744年-014-#1卷161_5-#1 「太白何蒼蒼」詩(古風五十九首之五)(卷二(一)一○二)Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集7721

 

 

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Ⅱ韓昌黎詩集・文集校注

806年-25巻一16-#3 送文暢師北遊Ⅱ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集7722

 

 

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806年-31 巻二 16-#9送文暢師北遊  【字解集】Ⅱ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集7758

 

 

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index-13 821年~822年 22

index-14 57歳・病気のため退職。没す14

韓愈 哲学・儒学「五原」

孟郊

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●杜甫の全作品1500首を訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"

 

 

Ⅲ 杜詩

詳注

757年-026 情見乎詞(得舍弟觀書自中都已達江陵) 杜詩詳注 卷一八(四)一六一六 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ7652

 

 

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暮春題瀼溪新賃草屋五首【字解集】と住まいと夔州での農業

 

 

杜甫詩(1)736~751年  53

杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73

杜甫詩(3)45歳 安史の乱に彷徨う 26

杜甫詩(4)757年、左拾遺 43

杜甫詩(5)758年47歳 左遷 53

杜甫詩(6)759年 三吏三別 44

 

 

杜甫詩(7)759年秦州詩 66

杜甫詩(8)759年同谷紀行、成都紀行36

杜甫詩(9)760年、49歳 成都 45

杜甫詩(10)761年、50歳 成都82

杜甫詩(11)762年蜀中転々43

杜甫詩(12)762年 蜀中転々 49

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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花間集 巻一 (27)回目温庭筠 《更漏子六首 【字解集】》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ7724 (11/27)

 

 

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花間集 巻一 (27)回目温庭筠 《更漏子六首 【字解集】》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ7724 (11/27)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●花間集全詩●森鴎外の小説の”魚玄機”詩、芸妓”薛濤”詩。唐から五代詩詞。花間集。玉臺新詠連載開始

 

 

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玉-022 古詩八首其八 無名氏  Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠ブログ 7725

 

 

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玉集-01 古詩八首 【字解集】  Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠ブログ 7731

 

 

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744-014-#1161_5-#1 「太白何蒼蒼」詩(古風五十九首之五)(卷二(一)一○二)Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集7721

(翰林供奉として長安にあった時に、終南山に遊び、遊仙のことをのべた。)

太白山は、蒼蒼としてみどりふかく、なんとおごそかであろう、その絶頂には、幾多の星辰がきらめき、森然として羅列している。その高さについて、下からの高さは「不知其高何」とわからないが、非常に高くて、「天上から山頂までが三百里」という、それを疑うことはないようで、実際にこれに登ってみれば、邈焉として、浮世を絶縁していることに間違いないのである。そういう名山であるから、緑髪の仙人がその山中に隠れていて雲を披いて衣と為し、松に降り積もる雪をもって褥にしている。 そして、巌穴の間に黙然と座っていて、笑わず、語らず、一心不乱に行い澄ましている。

744-014-#1

「太白何蒼蒼」詩(古風五十九首之五)(卷二(一)一二)

全唐詩卷161_5-#1

李白集校注巻 02-005-#1

李太白集 巻01-005-#1

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ7721

 

 


 

744年天寶三年44歳巻一05 古風,五十九首之五 (太白何蒼蒼,) 

古風,五十九首之五

太白何蒼蒼,星辰上森列。去天三百里,邈爾與世

中有綠發翁,披雲臥松雪。不笑亦不語,冥棲在岩穴。

我來逢真人,長跪問寶訣。粲然玉齒,授以煉藥

銘骨傳其語,竦身已電滅。仰望不可及,蒼然五情熱。

吾將營丹砂,永與世人別。

卷別

李白集校注

全唐詩

李太白集

巻- 02-005-#1

卷161_5-#1

巻-01-005-#1

詩題

「太白何蒼蒼」詩(古風五十九首之五)(卷二(一)一○二)

文體

古詩、古風

 

詩序

作地點

太白山 (京畿道 岐州 太白山) 別名:太白峰

及地點 

交遊人物

 

交遊地點

 

 

古風,五十九首之二十 #1

昔我遊齊都,登華不注峰。茲山何峻秀,綠翠如芙蓉。

蕭颯古仙人,了知是赤松。借予一白鹿,自挾兩青龍。

含笑凌倒景,欣然願相從。泣與親友別,欲語再三咽。

勗君青松心,努力保霜雪。世路多險艱,白日欺紅顏。

分手各千里,去去何時還。在世復幾時,倏如飄風度。

空聞紫金經,白首愁相誤。撫己忽自笑,沈吟為誰故。

名利徒煎熬,安得閒余步。終留赤玉舄,東上蓬萊路。

秦帝如我求,蒼蒼但煙霧。

744年年44-3巻一20 古風,五十九首之二十紀頌之のブログ7455

古風,五十九首之二十二

秦水別隴首,幽咽多悲聲。胡馬顧朔雪,躞蹀長嘶鳴。 

感物動我心,緬然含歸情。昔視秋蛾飛,今見春蠶生。 

嫋嫋桑柘葉,萋萋柳垂榮。急節謝流水,羈心搖懸旌。 

揮涕且複去,惻愴何時平。 

744年年44歳-4李太白集022巻一22 古風,五十九首之二十二 kanbuniinkai紀頌之のブログ7460

古風,五十九首之四十

鳳饑不啄粟,所食唯琅玕.焉能與群雞,刺蹙爭一餐。 

朝鳴昆丘樹,夕飲砥柱湍。歸飛海路遠,獨宿天霜寒。 

幸遇王子晉,結交青雲端。懷恩未得報,感別空長歎。 

744年年44-5巻一40 古風,五十九首之四十kanbuniinkai紀頌之のブログ7465 

古風,五十九首之四十二

搖裔雙白鷗,鳴飛滄江流。宜與海人狎,豈伊雲鶴儔。 

寄形宿沙月,沿芳戲春洲。吾亦洗心者,忘機從爾遊。 

744年年44-6巻一42 古風,五十九首之四十二 anbuniinkai紀頌之のブログ7470 

古風,五十九首之四十三

周穆八荒意,漢皇萬乘尊。淫樂心不極,雄豪安足論。 

西海宴王母,北宮邀上元。瑤水聞遺歌,玉懷竟空言。 

靈跡成蔓草,徒悲千載魂。 

744年年44-7巻一43 古風,五十九首之四十三kanbuniinkai紀頌之のブログ7475 

古風,五十九首之五十五

齊瑟彈東吟,秦弦弄西音。慷慨動顏魄,使人成荒淫。 

彼美佞邪子,婉孌來相尋。一笑雙白璧,再歌千黃金。 

珍色不貴道,詎惜飛光沉。安識紫霞客,瑤台鳴素琴。 

744年年44-8巻一55 古風,五十九首之五十五kanbuniinkai紀頌之のブログ7480 

 

 

#1

(翰林供奉として長安にあった時に、終南山に遊び、遊仙のことをのべた。)

太白何蒼蒼,星辰上森列。

太白山は、蒼蒼としてみどりふかく、なんとおごそかであろう、その絶頂には、幾多の星辰がきらめき、森然として羅列している。
去天三百里,邈爾與世

その高さについて、下からの高さは「不知其高何」とわからないが、非常に高くて、「天上から山頂までが三百里」という、それを疑うことはないようで、実際にこれに登ってみれば、邈焉として、浮世を絶縁していることに間違いないのである。
中有綠髮翁,披雲卧松雪。

そういう名山であるから、緑髪の仙人がその山中に隠れていて雲を披いて衣と為し、松に降り積もる雪をもって褥にしている。 
不笑亦不語,冥棲在岩穴。

そして、巌穴の間に黙然と座っていて、笑わず、語らず、一心不乱に行い澄ましている。

古風,五十九首の五

#1

太白 何んぞ蒼蒼たる、星辰 上に森列す。

天を去る 三百里、邈爾【ばくじ】として世とつ。

中に綠髪の翁有り、雲をかぶりて松雪に臥す。

笑わず 亦 語らず、冥棲【めいせい】して 岩穴にあり。

 

#2

我來逢真人,長跪問寶訣。粲然玉齒,授以練葯

銘骨傳其語,竦身已電滅。仰望不可及,蒼然五情熱。

吾將營丹砂,永世與人別。

#2

我來って 真人に逢い、長跪【ちょうき】して寶訣【ほうけつ】を問う。

粲然として 玉齒【ぎょくし】をき、授くるに煉藥【れんやく】のを以てす。

骨に銘じて其語を傳うるに、身を竦めて已に電の滅ゆ。

仰て 望むも及ぶべからず、蒼然として五情 熱す。

吾 將に 丹砂【たんしゃ】を營み、永く世人と別れんとす。

 

古風五十九首  其五

太白何蒼蒼星辰上森列去天三百里邈爾與世絶中

有緑髪翁披雲一作/十春卧松雪不笑亦不語棲在巖

我來逢真人長跪問寶訣粲然玉齒一作忽/自哂授以錬

藥説銘骨傳其語竦身已電滅仰望不可及蒼然五情

熱吾將營丹砂永世與人

水經注 「太白山在武功縣南、去長安二百里、不知其髙許、俗云、武功太白、去天三百。」

杜彦達曰 「太白山南連武功山于諸山最為秀傑。冬夏積雪、望之皓然。」

陶潛詩 「邈與世相絶。」 謝靈運詩 「披雲卧石門。」

顔延年詩 山明望松雪 曹植《飛龍篇》「我知真人長跪問道榖」 

梁傳 軍人粲然皆笑。 范甯註「粲然盛笑貌」郭璞詩「靈妃顧我笑粲然玉齒」 李善註「齒笑也」 

呉越春秋「早朝晏罷切齒銘骨抱朴子夫得道者上能竦身於雲霄下能潛形于/川海蒼然怱遽貌 

曹植上責躬應詔詩表形影相弔五情愧赧。 劉良註「五情喜怒哀樂怨也」 陶潛詩「身沒名亦盡念之五情熱」

 

 

『古風,五十九首之五』 現代語訳と訳註

(本文)

古風,五十九首之五

#1

太白何蒼蒼,星辰上森列。

去天三百里,邈爾與世

中有綠髮翁,披雲卧松雪。

不笑亦不語,冥棲在岩穴。

#2

我來逢真人,長跪問寶訣。粲然玉齒,授以練葯

銘骨傳其語,竦身已電滅。仰望不可及,蒼然五情熱。

吾將營丹砂,永世與人別。

 

(下し文)

古風,五十九首の五  #1

太白 何んぞ蒼蒼たる、星辰 上に森列す。

天を去る 三百里、邈爾【ばくじ】として世とつ。

中に綠髪の翁有り、雲をかぶりて松雪に臥す。

笑わず 亦 語らず、冥棲【めいせい】して 岩穴にあり。

#2

我來って 真人に逢い、長跪【ちょうき】して寶訣【ほうけつ】を問う。 

粲然として 玉齒【ぎょくし】をき、授くるに煉藥【れんやく】のを以てす。 

骨に銘じて其語を傳うるに、身を竦めて已に電の滅ゆ。 

仰て 望むも及ぶべからず、蒼然として五情 熱す。 

吾 將に 丹砂【たんしゃ】を營み、永く世人と別れんとす。

 

(現代語訳)

(翰林供奉として長安にあった時に、終南山に遊び、遊仙のことをのべた。)

太白山は、蒼蒼としてみどりふかく、なんとおごそかであろう、その絶頂には、幾多の星辰がきらめき、森然として羅列している。
その高さについて、下からの高さは「不知其高何」とわからないが、非常に高くて、「天上から山頂までが三百里」という、それを疑うことはないようで、実際にこれに登ってみれば、

邈焉として、浮世を絶縁していることに間違いないのである。
そういう名山であるから、緑髪の仙人がその山中に隠れていて雲を披いて衣と為し、松に降り積もる雪をもって褥にしている。 
そして、巌穴の間に黙然と座っていて、笑わず、語らず、一心不乱に行い澄ましている。

 

(訳注)

古風,五十九首之五

(翰林供奉として長安にあった時に、終南山に遊び、遊仙のことをのべた。)744年天寶三年44歳の詩。

1.  古風とは古体の詩というほどのことで、漢魏の間に完成した五言古詩の継承を目指すものである。諸篇は一時の作でなく、折にふれて作られた無題の詩を後から編集したのである。

李白index- 23Ⅲ-1 《744年 高力士に讒言され首都追放。四方遊歴を再開する。》李白詩 全詩<李白index- 23> Ⅰ李白詩1094 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4018

 

太白何蒼蒼、星辰上森列。 
太白山は、蒼蒼としてみどりふかく、なんとおごそかであろう、その絶頂には、幾多の星辰がきらめき、森然として羅列している。
2. 太白山 長安の西方80kmにある3767m、陝西省武功県、の南にある山の名。標高もあり、山頂には年中積雪がある。 五嶽より圧倒的に高い。古来、五嶽を基本のして地方を9つに分けて考えられていた世界観からすれば太白山はその世界を外れた天に続く山とされていたのだろう。  陝西省関中道郿縣の南にあり、上に洞窟がある。道教でいう第十一洞天の霊場である。

《水經注地理志》「武功縣有太一山、古文以為終南、杜預以為中南。亦曰、太白山在武功縣南、去長安二百里、不知其高何、俗云、武功太白去天三百。」(武功縣に太一山有り、古文には以て終南と為し、杜預は以て中南を為すとした。亦た曰く、太白山は武功縣の南に在り、長安を去ること二百里に、其の高さ何かを知らず、俗に云う、武功太白 天を去ること三百。)

杜彦達曰 「太白山南連武功山于諸山最為秀傑。冬夏積雪、望之皓然。」(太白山は南、武功山に連り、諸山に于て最も秀傑を為す。冬夏積雪、之を望めば皓然たり。」

《695巻二十9登太白峰》  李白 20
西上太白峯、夕陽窮登攀。
太白与我語、為我開天関。
願乗泠風去、直出浮雲間。
挙手可近月、前行若無山。
一別武功去、何時復更還。
西方登は太白峰、夕陽は山擧に窮めた。
太白星は我に語りかけ、私のために天空の門を開いた。
爽やかな風に乗り、すぐにも出たい雲のあいだを。
手を挙げれば月に近づき、前にすすめば遮るものも無いかのように。
ひとたび去る武功の地、いつまた帰ってこられるのか。

李白16 登太白峯 

3. 蒼蒼 山があおあおとしている、そのようす。

4. 星辰 星も辰も、ほし。

5. 森列 いかめしくならぶ。

 

去天三百里、邈爾與世。 
その高さについて、下からの高さは「不知其高何」とわからないが、非常に高くて、「天上から山頂までが三百里」という、それを疑うことはないようで、実際にこれに登ってみれば、

邈焉として、浮世を絶縁していることに間違いないのである。
6. 去天三百里 2.太白山の字解参照。三秦記「武功太白去天三百」(武功の太白、天を去ること三百里)とみえる。

7.  邈爾與世 陶潛《癸卯十二月中作》詩「寢跡衡門下,邈與世相絶。」に基づく。邈爾 ばくじ はるか遠くにあること。 世俗を断絶している。

 

中有綠髪翁、披云臥松雪。
そういう名山であるから、緑髪の仙人がその山中に隠れていて雲を披いて衣と為し、松に降り積もる雪をもって褥にしている。 
8. 披云臥 
 謝靈運 「躋険築幽居、披雲臥石門。」(険に躋【のぼ】りて幽居を築き、雲を披【ひら】きて石門に臥す。)嶮しい道を登ったところに一軒家を別荘として建てた、雲におおわれたところ、石門のところに隠棲すために住居した。

謝霊運 《石門新營所住四面高山回溪石瀨修竹茂林(石門在永嘉)》 kanbuniinkai紀 頌之

 着物としてきる。 ・云 雲。云は古来文字。

9. 松雪 風雨、風雪に耐えて緑を保つ松を言う。顔延年詩 「山明望松雪」とある。

不笑亦不語、冥棲在岩穴。
そして、巌穴の間に黙然と座っていて、笑わず、語らず、一心不乱に行い澄ましている。
10.
 冥棲 ひっそりとしたところに棲む。一心不乱に行い澄ます