卷164_9
來日大難(卷五(一)三六八)-#1
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2017年1月9日 |
の紀頌之5つの校注Blog |
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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注 |
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Ⅰ李白詩 |
(李白集校注) |
744年-030卷164_9 來日大難(卷五(一)三六八)-#1Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集7955 |
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744年-集05【字解集】 a初出金門・b東武吟・c來日大難・d古風三十八Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集7979 |
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Ⅱ韓昌黎詩集・文集校注 |
806年-19 全唐文551-11-#2至鄧州北寄上襄陽於相公書 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集7956 |
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806年-018-#6 全唐文551-11-#6喜侯喜至贈張籍、張徹 【字解集】 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集7944 |
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Ⅲ 杜詩 |
詳注 |
757年-63 園官送菜 -#3 (本文-2) 杜詩詳注(卷一九(四)一六三六)Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ7957 |
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757年-集-2 【字解集】 園・歸・園官送菜・園人送瓜 Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ7993 |
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●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集 不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている。花間集連載開始。 |
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Ⅳブログ詩集 |
漢・唐・宋詞 |
花間集 訳注解説 巻二-05 (66)回目温庭筠 《訴衷情一首》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ7958 (01/09) |
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Blog |
70)回目温庭筠 《清平樂/遐方怨/訴衷情/思帝鄉/夢江南 【字解集】》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ7982 (01/13) |
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●花間集全詩●森鴎外の小説の”魚玄機”詩、芸妓”薛濤”詩。唐から五代詩詞。花間集。玉臺新詠連載開始 |
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Ⅴ.唐五代詞詩・女性 |
・玉臺新詠 |
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玉集-04 歌詩一首井序・留別妻一首・羽林郎詩一首【字解集】〈〉 Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠ブログ 7977 |
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744年-030卷164_9
來日大難(卷五(一)三六八)-#1Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集7955
(これまでいろいろ苦労をしてきたけれど、少し楽になり、千載の楽しみをして、神仙の道を学び、龍に乗って三山五岳に戦術を学び、仙薬を賜ることだろう。)
これまで過ごしてきたことを顧みれば、一身、糧を携え、「負薪の資」により不遇であった。
長途に辛苦し、はては、食物が尽きて、口は苦く、脣は焦げるような非常の難苦を経てきた。しかし、今日は、非常に樂な時節と成ったから、酒を十分に飲み、美食にも飽きて、千歳の樂、これに過ぐるものは無いと思われる。その上、仙人がしばしばおとづれて、我を誘い、遠く懸け離れたところへ行って、神仙の道を学べと言われた。
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來日大難(卷五(一)三六八)-#1 - |
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全唐詩卷164_9 |
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李白集校注(卷五(一)三六八)-#1 |
李太白集巻 5-014 |
漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ7955 |
744年天寶三年44歳-13
卷別 | 李白集校注 | 全唐詩 | 李太白集 |
(卷五(一)三六八)-#1 | 卷164_9 | 巻 05-014 | |
詩題 | 來日大難(卷五(一)三六八)-#1 | ||
文體 | 樂府 | | |
詩序 | 0 | ||
初句 | 來日一身,攜糧 | 744年天寶三年44歲 | |
作地點 | 長安(京畿道 / 京兆府 / 長安) | ||
及地點 | 0 | ||
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交遊人物 | 0 |
卷164_9 《來日大難》李白
來日大難
(これまでいろいろ苦労をしてきたけれど、少し楽になり、千載の楽しみをして、神仙の道を学び、龍に乗って三山五岳に戦術を学び、仙薬を賜ることだろう。)
來日一身,攜糧負薪。
これまで過ごしてきたことを顧みれば、一身、糧を携え、「負薪の資」により不遇であった。
道長食盡,苦口焦唇。
長途に辛苦し、はては、食物が尽きて、口は苦く、脣は焦げるような非常の難苦を経てきた。
今日醉飽,樂過千春。
しかし、今日は、非常に樂な時節と成ったから、酒を十分に飲み、美食にも飽きて、千歳の樂、これに過ぐるものは無いと思われる。
仙人相存,誘我遠學。
その上、仙人がしばしばおとづれて、我を誘い、遠く懸け離れたところへ行って、神仙の道を学べと言われた。
(來日大難)
來日 一身,糧を攜え 薪を負う。
道 長く 食 盡く,苦口をくし 唇を焦がす。
今日 醉飽す,樂み 千春を過ぐ。
仙人 相い存し,我を誘うて 遠く學ぶ。
#2
海淩三山,陸憩五嶽。乘龍天飛,目瞻兩角。
授以仙藥,金丹滿握。蟪蛄蒙恩, 深愧短促。
#3
思填東海,強銜一木。道重天地,軒師廣成。
蟬翼九五,以求長生。下士大笑,如蒼蠅聲。
來日大難 |
來日大難即古善哉行也。 葢摘首句以/命題耳 樂府古題 要解 善哉行 |
古詞 來日大難 口噪唇乾言人命不可保當樂見親友 且求長生術王喬八公遊焉 |
按樂府詩集 王僧䖍技録 善哉行 乃相和歌 瑟調三十八曲之一 |
來日一身,攜糧負薪。蕭本作/長鳴道長食盡,苦口焦唇。 |
今日醉飽,樂過千春。仙人相存,誘我遠學。 |
海淩三山,陸憩五嶽。乘龍天飛,目瞻兩角。繆本作乗龍上三/天飛目瞻兩角 |
授以仙藥,金丹滿握。蟪蛄蒙恩, 深愧短促。 |
思填東海,強銜一木。道重天地,軒師廣成。 |
蟬翼九五,以求長生。下士大笑,如蒼蠅聲。 |
來日謂已來之日猶徃日也。韓詩外傳 乾喉焦唇仰天而嘆梁宣帝賦餐霞永日静 |
坐千春魏武帝詩越陌度阡枉用相存説文存恤問也謝靈運詩越海淩三山 |
李周翰注三山蓬萊方丈瀛洲也。 |
鄭康成周禮註五岳 東曰岱宗、南曰衡山、西曰華山、北曰恒山、中曰嵩高山。 |
荘子蟪蛄不知春秋陸德明註 |
司馬云蟪蛄寒蟬也。 一名蝭蟧春生夏死夏生秋死崔云蛁蟧也。 |
或曰山蟪秋鳴者不及春春鳴者不及秋廣雅云蟪蛄蛁蟧也。 即楚辭所謂寒螀也。 |
述異記昔炎帝女溺死東海中化為精衛其名自呼常銜西山木石填 |
東海偶海燕而生子生雌状如精衛生雄如海燕 |
今東海精衛誓水處曾溺於此川誓不飲其水詩意言人命短促有如蟪蛄 |
今䝉恩而授之神藥得使長生其徳深矣思欲報之却如精衛銜一木以填東海耳 |
甚言其德之深而無以為報也。 |
抱朴子黄帝過崆峒從廣成子受/自然之經蟬翼九五視九五天子之位如蟬翼之輕也。 |
老子下士聞道大笑/之詩國風蒼蠅之聲 |
《來日大難》現代語訳と訳註解説
(本文)
來日大難
來日一身,攜糧負薪。
道長食盡,苦口焦唇。
今日醉飽,樂過千春。
仙人相存,誘我遠學。
(下し文)
(來日大難)
來日 一身,糧を攜え 薪を負う。
道 長く 食 盡く,苦口をくし 唇を焦がす。
今日 醉飽す,樂み 千春を過ぐ。
仙人 相い存し,我を誘うて 遠く學ぶ。
(現代語訳)
來日大難(これまでいろいろ苦労をしてきたけれど、少し楽になり、千載の楽しみをして、神仙の道を学び、龍に乗って三山五岳に戦術を学び、仙薬を賜ることだろう。)
これまで過ごしてきたことを顧みれば、一身、糧を携え、「負薪の資」により不遇であった。
長途に辛苦し、はては、食物が尽きて、口は苦く、脣は焦げるような非常の難苦を経てきた。
しかし、今日は、非常に樂な時節と成ったから、酒を十分に飲み、美食にも飽きて、千歳の樂、これに過ぐるものは無いと思われる。
その上、仙人がしばしばおとづれて、我を誘い、遠く懸け離れたところへ行って、神仙の道を学べと言われた。
(訳注)
1. 來日大難
(これまでいろいろ苦労をしてきたけれど、少し楽になり、千載の楽しみをして、神仙の道を学び、龍に乗って三山五岳に戦術を学び、仙薬を賜ることだろう。)
2. 來日大難 來日大難即古善哉行也。 葢摘首句以/命題耳 樂府古題 要解 善哉行
古詞 來日大難 口噪唇乾言人命不可保當樂見親友 且求長生術王喬八公遊焉
按樂府詩集 王僧䖍技録 善哉行 乃相和歌 瑟調三十八曲之一
来日大難は、古しへ善哉行と称し、古辭の起首に來日大難、口燥唇乾とあるから、その四字を取って、来日大難と題したのである。その古辭に據墟ると、人命は保つべからす、これまでは非常に苦労をしたが、今は之と反封に非常に柴に成ったから、この機骨を失はねやうに、何虞までも苦労を忘れたいといい、最後に淮南王が、八仙を従えて登仙せられたといふ其仙術を学んだら善からう。今の樂地に於ては、これ以上の望は無いといふので、李白も、矢張、これに依傍し、仙人が自分に道術を授けて呉れた、これ位、有り難いことは無いといふ意を述べたのである。
謝靈運《善哉行》
陽谷躍升,虞淵引落。景曜東隅,晼晚西薄。
三春燠敷,九秋蕭索。涼來溫謝,寒往暑却。
居德斯頤,積善嬉謔。陰灌陽叢,凋華墮蕚。
歡去易慘,悲至難鑠。擊節當歌,對酒當酌。
鄙哉愚人,戚戚懷瘼。善哉達士,滔滔處樂。
(善哉行)
陽は谷より躍升し,虞淵して引き落つ。
景は曜く東隅に,晼【かたむ】きて晚れ西に薄【せま】る。
三春は燠敷し,九秋は蕭索す。
涼來たり溫謝【さ】り,寒往き暑さ却【しりぞ】く。
德に居り斯【ここ】に頤【やしな】う,善を積み嬉謔【きぎゃく】す。
陰灌【あきら】かにし陽叢まる,凋【しぼ】む華は蕚より墮つ。
歡び去り慘【いた】み易く,悲しみ至り鑠【と】け難し。
擊節し當に歌うべし,對酒して當に酌【く】むべし。
鄙なる哉 愚人,戚戚として瘼【くる】しみを懷う。
善哉の達士,滔滔として樂に處す。
來日一身,攜糧負薪。
これまで過ごしてきたことを顧みれば、一身、糧を携え、「負薪の資」により不遇であった。
3. 來日 未来をさすのではなく、已來した日々。往日。
4. 負薪 ・負薪の憂 《「礼記」曲礼下》自分の病気を謙遜していう言葉。たきぎを背負った疲れが出て病むの意からとも、病気でたきぎを負うことができないの意からともいう。采薪(さいしん)の憂い。負薪の病い。
・負薪の資 《「後漢書」袁紹伝》いやしい生まれつき。劣った資質。
道長食盡,苦口焦唇。
長途に辛苦し、はては、食物が尽きて、口は苦く、脣は焦げるような非常の難苦を経てきた。
今日醉飽,樂過千春。
しかし、今日は、非常に樂な時節と成ったから、酒を十分に飲み、美食にも飽きて、千歳の樂、これに過ぐるものは無いと思われる。
5. 樂過千春 千歳の春の行樂を過ごすこと、これよりよいものは無い。
仙人相存,誘我遠學。
その上、仙人がしばしばおとづれて、我を誘い、遠く懸け離れたところへ行って、神仙の道を学べと言われた。
6. 相存 しばしばおとづれていてくれることの意。
7. 誘我遠學 遠く懸け離れたところへ行って、神仙の道を学べと言われる。