卷162_16 前有樽酒行二首其一
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2017年1月28日 |
の紀頌之5つの校注Blog |
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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注 |
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Ⅰ李白詩 |
(李白集校注) |
744年-041卷162_16 前有樽酒行二首其一(卷三(一)二五一)Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8069 |
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744年-集06字解集 侍從宜春苑奉詔賦・送于十八・送白利・送長沙陳太守・送祝八之江東賦Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8039 |
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Ⅱ韓昌黎詩集・文集校注 |
806年-26 全唐詩338-_24- 4 #2感春,四首之四-#2 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集8070 |
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806年-018-#6 全唐文551-11-#6喜侯喜至贈張籍、張徹 【字解集】 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集7944 |
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Ⅲ 杜詩 |
詳注 |
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757年-集-2 【字解集】 園・歸・園官送菜・園人送瓜 Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ7993 |
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●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集 不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている。花間集連載開始。 |
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Ⅳブログ詩集 |
漢・唐・宋詞 |
花間集 訳注解説 巻二-23 (86)回目皇甫松十一首 《摘得新二首其一》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8078 (01/28) |
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Blog |
91)回目皇甫松十一首 《天仙子/浪濤沙/楊栁枝/摘得新/夢江南/採蓮子 【字解集】》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8108 (02/03) |
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●花間集全詩●森鴎外の小説の”魚玄機”詩、芸妓”薛濤”詩。唐から五代詩詞。花間集。玉臺新詠連載開始 |
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Ⅴ.唐五代詞詩・女性 |
・玉臺新詠 |
玉-034 贈婦詩三首井序其三 -#1 〔秦 嘉〕 Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠ブログ 8073 |
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744年-041卷162_16 前有樽酒行二首其一(卷三(一)二五一)Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8069
(古楽府の同題詩は賓主の長寿を祝うものであるが、李白はこの詩では、時に及んでまさに行楽すべしということを詠っている。)
春風は東から吹いて來るとたちまち春が過ぎてしまうので、金の大盃にそそがれた春に搾った澄み切った新酒に春風が吹き波だっている。そこに落ちかかる花びらが紛々として次第に多きを加えた、この時芸妓の美人はほろ酔いで顔を赤くしている。青い色を塗った軒端に咲く桃李の花は、いつまでどれほど匂っているだろうか、日月は人を圧倒してどんどん行き過ぎてしまう。だから今を面白く楽しく過ごしたいと思っていると日は西に傾き夕方になろうとする、君よ、さあ起ちあがって踊舞りたまえ。君は昔日の意気、依然としてあるから不平が恒常的に絶えず渋い顔をする、しかし、そうしているうちに白髪頭の老人になってしまって、後悔しても遅いのではなかろうか。
744年-041 - |
前有樽酒行二首其一(卷三(一)二五一) |
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全唐詩卷162_16 |
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李白集校注(卷三(一)二五一) |
李太白集巻二 19首目 |
漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8069 |
卷別 | 李白集校注 | 全唐詩 | 李太白集 |
(卷三(一)二五一) | 卷162_16 | 巻二 19首目 | |
詩題 | 前有樽酒行二首其一(卷三(一)二五一) | ||
文體 | 樂府 | | |
詩序 | 0 | ||
初句 | 春風東來忽相過 | 天寶三年 744年 44歲 | |
作地點 | 洛陽(都畿道 / 河南府 / 洛陽) | ||
及地點 | 0 | ||
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交遊人物/交遊地點 | | | |
交遊人物/交遊地點 | | 0 |
744-041
前有樽酒行二首其一(卷三(一)二五一)
春風東來忽相過,金樽淥酒生微波。
落花紛紛稍覺多,美人欲醉朱顏酡。
青軒桃李能幾何!流光欺人忽蹉跎。
君起舞,日西夕。
當年意氣不肯傾,白髮如絲歎何益?
744-042
前有樽酒行二首其二(卷三(一)二五二)
琴奏龍門之綠桐,玉壺美酒清若空。
催絃拂柱與君飲,看朱成碧顏始紅。
胡姬貌如花,當壚笑春風。
笑春風,舞羅衣。
君今不醉將安歸?
前有一樽酒行,二首之一【前有樽酒行】
(古楽府の同題詩は賓主の長寿を祝うものであるが、李白はこの詩では、時に及んでまさに行楽すべしということを詠っている。)
春風東來忽相過,金樽淥酒生微波。
春風は東から吹いて來るとたちまち春が過ぎてしまうので、金の大盃にそそがれた春に搾った澄み切った新酒に春風が吹き波だっている。
落花紛紛稍覺多,美人欲醉朱顏酡。
そこに落ちかかる花びらが紛々として次第に多きを加えた、この時芸妓の美人はほろ酔いで顔を赤くしている。
青軒桃李能幾何,流光欺人忽蹉跎。
青い色を塗った軒端に咲く桃李の花は、いつまでどれほど匂っているだろうか、日月は人を圧倒してどんどん行き過ぎてしまう。
君起舞,日西夕。
だから今を面白く楽しく過ごしたいと思っていると日は西に傾き夕方になろうとする、君よ、さあ起ちあがって踊舞りたまえ。
當年意氣不肯平,白髮如絲歎何益。
君は昔日の意気、依然としてあるから不平が恒常的に絶えず渋い顔をする、しかし、そうしているうちに白髪頭の老人になってしまって、後悔しても遅いのではなかろうか。
(前有 一樽酒行,二首之一)
春風 東來して忽ち相い過ぐ,金の樽 淥酒 微波を生ず。
落花 紛紛として稍や多きを覺ゆ,美人醉わんと欲して 朱顏酡す。
青軒の桃李 能く幾何ぞ,流光 人を欺いて 忽ち蹉跎たり。
君 起って舞え,日 西に 夕なり。
當年の意氣 肯えて平らかならず,白髮 絲の如し 歎ずるも 何の益かあらん。
前有樽酒行二首 |
即古樂府之前有一樽酒也傅/𤣥張正見諸作皆言置酒以祝賔主長夀之意太白則變/而為當及時行樂之辭 |
前有樽酒行二首其一(卷三(一)二五一) |
春風東來忽相過,金樽淥酒生微波。 |
落花紛紛稍覺多,美人欲醉朱顏酡。 |
青軒桃李能幾何!流光欺人忽蹉跎。 |
君起舞,日西夕。 |
當年意氣不肯傾,白髮如絲歎何益? |
首水清曰渌所謂渌酒即清酒之義也楚辭/美人既醉朱顔酡韻㑹酡飲而赭色著面也 |
虞炎詩青軒明月時王適詩青軒桃李落紛紛紫庭/蘭蕙日氛氲流光日月之光也曹植詩流光正徘徊説 |
文蹉跎失時也王融詩暢哉人/外賞遲遲眷西夕 酡音䭾 |
前有樽酒行二首其二 |
琴奏龍門之綠桐,玉壺美酒清若空。 |
催絃拂柱與君飲,看朱成碧顏始紅。 |
一作眼白看/杯顔色紅胡姬貌如花,當壚笑春風。 |
笑春風舞羅衣君今不醉將繆本/作欲安歸周禮龍門之/琴瑟於宗廟 |
笑春風,舞羅衣。 |
君今不醉將安歸? |
周禮龍門之/琴瑟於宗廟 |
中奏之鄭康成註龍門山名枚乗七發龍門之桐髙百/尺而無枝使琴摯斫斬以為琴王僧儒詩誰知心眼亂 |
看朱忽成碧古樂府胡姬年十五春日獨當壚漢書乃/令文君當盧顔師古註賣酒之處累土為盧以居酒甕 |
四邊隆起其一面髙形如煆爐故名盧而俗/之學者皆謂當盧為對温酒火爐失其義矣 |
『前有一樽酒行,二首之一』 現代語訳と訳註解説
(本文)
前有一樽酒行【前有樽酒行】,二首之一
春風東來忽相過,金樽淥酒生微波。
落花紛紛稍覺多,美人欲醉朱顏酡。
青軒桃李能幾何,流光欺人忽蹉跎。
君起舞,日西夕。
當年意氣不肯平,白髮如絲歎何益。
(下し文)
(前有 一樽酒行,二首之一)
春風 東來して忽ち相い過ぐ,金の樽 淥酒 微波を生ず。
落花 紛紛として稍や多きを覺ゆ,美人醉わんと欲して 朱顏酡す。
青軒の桃李 能く幾何ぞ,流光 人を欺いて 忽ち蹉跎たり。
君 起って舞え,日 西に 夕なり。
當年の意氣 肯えて平らかならず,白髮 絲の如し 歎ずるも 何の益かあらん。
(現代語訳)
(古楽府の同題詩は賓主の長寿を祝うものであるが、李白はこの詩では、時に及んでまさに行楽すべしということを詠っている。)
春風は東から吹いて來るとたちまち春が過ぎてしまうので、金の大盃にそそがれた春に搾った澄み切った新酒に春風が吹き波だっている。
そこに落ちかかる花びらが紛々として次第に多きを加えた、この時芸妓の美人はほろ酔いで顔を赤くしている。
青い色を塗った軒端に咲く桃李の花は、いつまでどれほど匂っているだろうか、日月は人を圧倒してどんどん行き過ぎてしまう。
だから今を面白く楽しく過ごしたいと思っていると日は西に傾き夕方になろうとする、君よ、さあ起ちあがって踊舞りたまえ。
君は昔日の意気、依然としてあるから不平が恒常的に絶えず渋い顔をする、しかし、そうしているうちに白髪頭の老人になってしまって、後悔しても遅いのではなかろうか。
前有一樽酒行【前有樽酒行】,二首之一
1.(古楽府の同題詩は賓主の長寿を祝うものであるが、李白はこの詩では、時に及んでまさに行楽すべしということを詠っている。)
春風東來忽相過,金樽淥酒生微波。
春風は東から吹いて來るとたちまち春が過ぎてしまうので、金の大盃にそそがれた春に搾った澄み切った新酒に春風が吹き波だっている。
2. 金樽 樽は大盃の事で金の飾りのもの。
3. 淥酒 春に搾った新酒の清酒
杜甫《1413 宴戎州楊使君東樓》「重碧拈春酒,輕紅擘荔枝。」(重碧の春酒を拈【ひね】り,輕紅の荔枝を擘【やぶ】る。)新酒で濃い緑の竹筒に入った「春酒」をつまむようにして口元に持って行って飲むと、南国の紅色の荔枝をつよく裂き破ってつまみにする。
・重碧:濃い青竹に入れている酒で、春に搾りたての新酒。長安新豊の新酒は口広の甕で油紙で、黄色いひもで縛っている。高温で焼いた瓶でこい茶色。緑色の酒という解釈をしている書物もあるが、間違い。
・拈:酒を絞り出すこと、つくり出すこと。【拈る】ひねる. 物を指先などでねじる。 体の一部をねじり回す。「足を拈った」; 簡単に負かす。ここでは、盃はワイングラスのような形の銀製で作られるので右手でつまむようにして口元に持って行くと左手で隠しながら飲むので、盃をひねるようにして飲むことをいう。
落花紛紛稍覺多,美人欲醉朱顏酡。
そこに落ちかかる花びらが紛々として次第に多きを加えた、この時芸妓の美人はほろ酔いで顔を赤くしている。
顏酡 酒に寄って顔を赤くしている。
青軒桃李能幾何,流光欺人忽蹉跎。
青い色を塗った軒端に咲く桃李の花は、いつまでどれほど匂っているだろうか、日月は人を圧倒してどんどん行き過ぎてしまう。
青軒 青い色を塗った軒、五行思想で春、東、上品なものという。
君起舞,日西夕。
だから今を面白く楽しく過ごしたいと思っていると日は西に傾き夕方になろうとする、君よ、さあ起ちあがって踊舞りたまえ。
當年意氣不肯平,白髮如絲歎何益。