161_56 古風五十九首之五十六 (卷二(一)一八四)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017213

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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注

 

 

Ⅰ李白詩

(李白集校注)

744年-049卷161_56 「越客採明珠」詩(古風五十九首之五十六)(卷二(一)一八四)Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8165

 

 

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744年-集07字解集 a相逢行-b陌上贈美人-c古風其八-d秋夜獨坐懷-e怨歌行-f望終南山寄紫閣隱者Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8159

 

 

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●唐を代表する 中唐 韓愈 全500首 

 

 

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806年-29 全唐詩338_26 #1憶昨行和張十一 -#1 Ⅱ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之韓愈詩集8166

 

 

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韓愈 哲学・儒学「五原」

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●杜甫の全作品1500首を訳注解説 ●理想の地を求めて旅をする。"

 

 

Ⅲ 杜詩

詳注

767年-集-4字解 【字解集】 a灩澦・ b七月一日題終明府水樓・c行官張望補稻畦水歸 字解集 Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8173

 

 

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767年-集-4字解 【字解集】 a灩澦・ b七月一日題終明府水樓・c行官張望補稻畦水歸 字解集 Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8173

 

 

杜甫詩(1)736~751年  53

杜甫詩(2)752年~754年、43歳 73

杜甫詩(3)45歳 安史の乱に彷徨う 26

杜甫詩(4)757年、左拾遺 43

杜甫詩(5)758年47歳 左遷 53

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杜甫詩(7)759年秦州詩 66

杜甫詩(8)759年同谷紀行、成都紀行36

杜甫詩(9)760年、49歳 成都 45

杜甫詩(10)761年、50歳 成都82

杜甫詩(11)762年蜀中転々43

杜甫詩(12)762年 蜀中転々 49

 

 

(13)763年蜀中転々 96

 (14)764年 三月成都へ帰る 100

 (15)765年正月幕府を辞す 63

(16-1) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)80

(16-2) 766年雲安、暮春、夔州 168首 の(1)81

 

 

 

杜甫詩 (17-1)767年夔州・西閣・赤甲・瀼西132

杜甫詩 (17-2) 767年・瀼西・東屯 133

杜甫詩 (18)768年江陵・公安縣・岳州 78

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744-049161_56 「越客採明珠」詩(古風五十九首之五十六)(卷二(一)一八四)Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8165

(この詩は、世人、小人が真仮をわきまえないことを嘲ったもので、《古風,五十九首之五十》「宋國梧臺東,野人得燕石。」の世俗のものは短見であり、すべてものの真贋、人の賢否を弁別せぬこと、ましてや、君主、それを支える高官が見抜く目を持たないことを傷んだものと同様のものである。)

南海に臨み、中には珠池があり、明珠を産する地方の人が海底から明真珠を採り当てた。これを手に携えて、その南方の片隅のその国を出て都に上った。その真珠はもとよりなだたる特産であるだけに、その清らかな輝きは、海上の月の照り輝きのようで美しいものであり、都を傾けるほど、驚きの高い価値があるのである。そこで、この南越人が、君王に献上すると、あまりに光り輝くのが不思議で、唯物ではあるまいと、剣の柄に手をかけて、身がまえをしてこれを睨み付け、気にいるばかりか、恩賞の話もないので、南越人はそれを懐に入れて、長い嘆息して退出したというのである。これが魚の目であれば、珠の形をしているが、なんの価値もないものであるが、今の世では、この方が帰って珍とされるぐらいで、魚目は、南越の明珠を笑っているというもので、何らの価値を見出さないのである。君子が君王に見いだされないで、かえって世人、小人、どもの侮蔑されるのも、丁度この事と同じことであり、これを思えば、方寸の心の中で、頻りに思いは乱れるというもののである。

 

744-049 -

「越客採明珠」詩(古風五十九首之五十六)

(卷二(一)一八四)

全唐詩卷161_56

李白集校注古風五十九首之五十六

李太白集巻一56

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8165

 
大明宮正面 003李白集校注タイトル 

 


卷別

李白集校注

全唐詩

李太白集

古風五十九首之五十六

161_56

巻一56

詩題

「越客採明珠」詩(古風五十九首之五十六)(卷二(一)一八四)

文體

五言古詩  

 

詩序

0

     初句

越客採明珠,提

天寶三年   744   44

 

作地點

長安(京畿道 / 京兆府 / 長安)  

及地點

0

 

0

 

 

 

古風,五十九首之五十六

(この詩は、世人、小人が真仮をわきまえないことを嘲ったもので、《古風,五十九首之五十》「宋國梧臺東,野人得燕石。」の世俗のものは短見であり、すべてものの真贋、人の賢否を弁別せぬこと、ましてや、君主、それを支える高官が見抜く目を持たないことを傷んだものと同様のものである。)

越客採明珠,提攜出南隅。

南海に臨み、中には珠池があり、明珠を産する地方の人が海底から明真珠を採り当てた。これを手に携えて、その南方の片隅のその国を出て都に上った。

清輝照海月,美價傾皇都。

その真珠はもとよりなだたる特産であるだけに、その清らかな輝きは、海上の月の照り輝きのようで美しいものであり、都を傾けるほど、驚きの高い価値があるのである。

獻君君按劍,懷寶空長吁。

そこで、この南越人が、君王に献上すると、あまりに光り輝くのが不思議で、唯物ではあるまいと、剣の柄に手をかけて、身がまえをしてこれを睨み付け、気にいるばかりか、恩賞の話もないので、南越人はそれを懐に入れて、長い嘆息して退出したというのである。

魚目復相哂,寸心增煩紆。

これが魚の目であれば、珠の形をしているが、なんの価値もないものであるが、今の世では、この方が帰って珍とされるぐらいで、魚目は、南越の明珠を笑っているというもので、何らの価値を見出さないのである。君子が君王に見いだされないで、かえって世人、小人、どもの侮蔑されるのも、丁度この事と同じことであり、これを思えば、方寸の心の中で、頻りに思いは乱れるというもののである。

 

(古風,五十九首之五十六)

越の客 明珠を採り,提げ攜えて 南隅を出づ。

清輝 海月を照らし,美價 皇都を傾く。

君に獻ずれば 君 劍を按じ,寶を懷いて 空しく長吁す。

魚目して 復た相い哂い,寸心 煩紆を增す。

 

  古風,五十九首 其五十六

越客採明珠,提攜出南隅。清輝照海月,美價傾皇都。

獻君君按劍,懷寶空長吁。魚目復相哂,寸心增煩紆。

越南越也。今廣東、是其地、當天下之南而臨南海海、中有珠池産明珠。

東都賦「嘉祥阜兮集皇都

鄒陽上梁王書「明月之珠、夜光之璧、以暗投人于道衆莫不按劒、相/眄者無因而至前也。」

張協詩「魚目笑明月」

張銑註「魚目魚之目精白者也。」 張衡詩「何為懷/憂心煩紆。」、李周翰註「煩紆思亂也。」

 

 

『古風,五十九首之五十六』 現代語訳と訳註

(本文)

古風,五十九首之五十六

越客採明珠,提攜出南隅。

清輝照海月,美價傾皇都。

獻君君按劍,懷寶空長吁。

魚目復相哂,寸心增煩紆。

 

(下し文)

(古風,五十九首之五十六)

越の客 明珠を採り,提げ攜えて 南隅を出づ。

清輝 海月を照らし,美價 皇都を傾く。

君に獻ずれば 君 劍を按じ,寶を懷いて 空しく長吁す。

魚目して 復た相い哂い,寸心 煩紆を增す。

 

(現代語訳)

(この詩は、世人、小人が真仮をわきまえないことを嘲ったもので、《古風,五十九首之五十》「宋國梧臺東,野人得燕石。」の世俗のものは短見であり、すべてものの真贋、人の賢否を弁別せぬこと、ましてや、君主、それを支える高官が見抜く目を持たないことを傷んだものと同様のものである。)

南海に臨み、中には珠池があり、明珠を産する地方の人が海底から明真珠を採り当てた。これを手に携えて、その南方の片隅のその国を出て都に上った。

その真珠はもとよりなだたる特産であるだけに、その清らかな輝きは、海上の月の照り輝きのようで美しいものであり、都を傾けるほど、驚きの高い価値があるのである。

そこで、この南越人が、君王に献上すると、あまりに光り輝くのが不思議で、唯物ではあるまいと、剣の柄に手をかけて、身がまえをしてこれを睨み付け、気にいるばかりか、恩賞の話もないので、南越人はそれを懐に入れて、長い嘆息して退出したというのである。

これが魚の目であれば、珠の形をしているが、なんの価値もないものであるが、今の世では、この方が帰って珍とされるぐらいで、魚目は、南越の明珠を笑っているというもので、何らの価値を見出さないのである。君子が君王に見いだされないで、かえって世人、小人、どもの侮蔑されるのも、丁度この事と同じことであり、これを思えば、方寸の心の中で、頻りに思いは乱れるというもののである。

 

(訳注)

古風,五十九首之五十六

1.(この詩は、世人、小人が真仮をわきまえないことを嘲ったもので、《古風,五十九首之五十》「宋國梧臺東,野人得燕石。」の世俗のものは短見であり、すべてものの真贋、人の賢否を弁別せぬこと、ましてや、君主、それを支える高官が見抜く目を持たないことを傷んだものと同様のものである。)

2. このころ朝廷は、李林歩甫のおうぼうがまかり通り、「一芸に秀でた」ものを徴用する玄宗の施政を無視していたのでこれを批判したものである。古風,五十九首之五十(この詩は、世俗のものは短見であり、すべてものの真贋、人の賢否を弁別せぬことを傷んだもの)

宋國梧臺東,野人得燕石。

誇作天下珍,卻哂趙王璧。

趙璧無緇磷,燕石非貞真。

流俗多錯誤,豈知玉與珉。

宋國 梧臺の東,野人 燕石を得たり。

誇って 天下の珍と作し,卻って 趙王の璧を哂う。

趙璧は 緇磷【しりん】無く,燕石は 貞真に非らず。

流俗 錯誤多し,豈に玉と珉とを知らんや。

50 《古風五十九首之五十》Index-22Ⅲ― 2-743年天寶二年43歳275古風,五十九首之五十宋國梧臺東, <50> Ⅰ李白詩1213 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ4613

 

越客採明珠,提攜出南隅。

南海に臨み、中には珠池があり、明珠を産する地方の人が海底から明真珠を採り当てた。これを手に携えて、その南方の片隅のその国を出て都に上った。

3. 越客 南越のことで、①今の広東地方、②五例山脈を越えて南方にあるところ、③今のヴェトナム、④国の南側、長江の南側にあって、南海に臨み、中には珠池があり、明珠を産する地方という意。越南越也。今廣東、是其地、當天下之南而臨南海海、中有珠池産明珠。

4. 南隅 その南方の片隅。

 

清輝照海月,美價傾皇都。

その真珠はもとよりなだたる特産であるだけに、その清らかな輝きは、海上の月の照り輝きのようで美しいものであり、都を傾けるほど、驚きの高い価値があるのである。

 

獻君君按劍,懷寶空長吁。

そこで、この南越人が、君王に献上すると、あまりに光り輝くのが不思議で、唯物ではあるまいと、剣の柄に手をかけて、身がまえをしてこれを睨み付け、気にいるばかりか、恩賞の話もないので、南越人はそれを懐に入れて、長い嘆息して退出したというのである。

5. 獻君 君王に献上すること。

6. 君按劍 あまりに光り輝くのが不思議で、唯のものではあるまいと、剣の柄に手をかけて、身がまえをしてこれを睨み付ける。鄒陽上梁王書「明月之珠、夜光之璧、以暗投人于道衆莫不按劒、相/眄者無因而至前也。」

 

魚目復相哂,寸心增煩紆。

これが魚の目であれば、珠の形をしているが、なんの価値もないものであるが、今の世では、この方が帰って珍とされるぐらいで、魚目は、南越の明珠を笑っているというもので、何らの価値を見出さないのである。君子が君王に見いだされないで、かえって世人、小人、どもの侮蔑されるのも、丁度この事と同じことであり、これを思えば、方寸の心の中で、頻りに思いは乱れるというもののである。

7. 魚目 魚の目。張協詩「魚目笑明月。」張銑註「魚目魚之目精白者也。」

8. 寸心 方寸の心の中。

9. 煩紆 頻りに思いは乱れる。張衡詩「何為懷/憂心煩紆。」、李周翰註「煩紆思亂也。」