180_9 登太白峰(卷二一(二)一二一九)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Ⅰ李白詩

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744-051180_9 登太白峰(卷二一(二)一二一九)Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8177

(夜、太白山に登って作ったもの)

秦嶺山脈中の西にある、一番高峰の太白山に上ろうとする。夕日がかかるころ懸命になって登攀する。空に太白星が爛然として天にかかり、我がために天関を開くというように見える。願わくば、清冷な風に乗って、直ちに浮雲の間より出て、一っ跳びで山頂にたどり着きたいと思ったのである。山頂では、手をあげれば、月に届くほど近くなったようで、前行すれば辺りには山が無いようである。こうして太白山の下り、麓の武功の街に別れを告げて、また今度いつの日かここに帰って来るか、あるいはこのまま仙界に行ってしまおうかと思ったのである。

 

744-051 -

登太白峰(卷二一(二)一二一九) -

全唐詩卷180_9

李白集校注二一(二)一二一九)

李太白集巻二十09

漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8177

 

180_9 《登太白峰》李白 

西上太白峰,夕陽窮登攀。

太白與我語,為我開天關。 

願乘泠風去,直出浮雲間。

舉手可近月,前行若無山。 

一別武功去,何時複見還。 

李白集校注タイトル 


卷別

李白集校注

全唐詩

李太白集

二一(二)一二一九)

180_9

巻二十09

詩題

登太白峰(卷二一(二)一二一九)

文體

五言古詩  

 

詩序

0

     初句

西上太白峰,夕

天寶三年   744   44

 

作地點

太白山(京畿道 / 岐州 / 太白山)

及地點

 太白山 (京畿道 岐州太白山別名:太白峰  

 

武功 (京畿道 京兆府 武功)     

 

 

登太白峰

(夜、太白山に登って作ったもの)

西上太白峰,夕陽窮登攀。

秦嶺山脈中の西にある、一番高峰の太白山に上ろうとする。夕日がかかるころ懸命になって登攀する。

太白與我語,為我開天關。

空に太白星が爛然として天にかかり、我がために天関を開くというように見える。

願乘泠風去,直出浮雲間。

願わくば、清冷な風に乗って、直ちに浮雲の間より出て、一っ跳びで山頂にたどり着きたいと思ったのである。

舉手可近月,前行若無山。

山頂では、手をあげれば、月に届くほど近くなったようで、前行すれば辺りには山が無いようである。

一別武功去,何時復見還。

こうして太白山の下り、麓の武功の街に別れを告げて、また今度いつの日かここに帰って来るか、あるいはこのまま仙界に行ってしまおうかと思ったのである。

 

(太白峰に登る)

西のかた太白峰に上り、夕陽  登攀【とうはん】を窮む。

太白  我と語り、我が為に天関を開く。

願わくば泠風に乗じて去り、直ちに浮雲の間を出でん。

手を挙げれば月に近づく可く、前行 山無きが若し。

一たび別れて武功に去り、何れの時か  復た更に還【かえ】らん。

太白山00 

 

  登太白峯

一統志「太白山、在陜西武功縣南九十里、山極髙、上、恒積雪、望之皓然、諺云、武功太白去天三百。山下軍行、不得鳴鼔角、鳴、則疾風暴雨立至。上有洞、即道書第十一洞天。又有太白神祠、山半有横雲、如瀑布則雨人常以為候騐。語曰、南山瀑布、非朝即暮。」

西上太白峰,夕陽窮登攀。太白與我語,為我開天關。

願乘泠風去,直出浮雲間。舉手可近月,前行若無山。

一別武功去,何時復見還。

爾雅「山西曰夕陽。山東曰、朝陽邢昺疏日即陽也。」

夕始得陽、故名夕陽詩「大雅公劉云度其夕陽豳居允荒是也。」

莊子 「列子御風而行泠然善也。」 郭象註「泠然輕妙之貌。」 泠音/

 

 

《登太白峰》 現代語訳と訳註解説

(本文)

登太白峰

西上太白峰,夕陽窮登攀。

太白與我語,為我開天關。

願乘泠風去,直出浮雲間。

舉手可近月,前行若無山。

一別武功去,何時復見還。

 

(下し文)

(太白峰に登る)

西のかた太白峰に上り、夕陽  登攀【とうはん】を窮む。

太白  我と語り、我が為に天関を開く。

願わくば泠風に乗じて去り、直ちに浮雲の間を出でん。

手を挙げれば月に近づく可く、前行 山無きが若し。

一たび別れて武功に去り、何れの時か  復た更に還【かえ】らん。

 

(現代語訳)

(夜、太白山に登って作ったもの)

秦嶺山脈中の西にある、一番高峰の太白山に上ろうとする。夕日がかかるころ懸命になって登攀する。

空に太白星が爛然として天にかかり、我がために天関を開くというように見える。

願わくば、清冷な風に乗って、直ちに浮雲の間より出て、一っ跳びで山頂にたどり着きたいと思ったのである。

山頂では、手をあげれば、月に届くほど近くなったようで、前行すれば辺りには山が無いようである。

こうして太白山の下り、麓の武功の街に別れを告げて、また今度いつの日かここに帰って来るか、あるいはこのまま仙界に行ってしまおうかと思ったのである。

 

yoshu&choan736 

(訳注)

登太白峰

(太白峰に登る)

1.(夜、太白山に登って作ったもの)

2.・太白峰 太白山のこと。長安の西方80kmにある3767m、陝西省武功県、の南にある山の名。標高もあり、山頂には年中積雪がある。 五嶽より圧倒的に高い。古来、五嶽を基本として地方を9つに分けて考えられていた世界観からすれば太白山はその世界を外れた天に続く山とされていたのだろう。  陝西省関中道郿縣の南にあり、上に洞窟がある。道教でいう第十一洞天の霊場である。

古風,五十九首之五 

太白何蒼蒼,星辰上森列。去天三百里,邈爾與世

中有綠髮翁,披雲卧松雪。不笑亦不語,冥棲在岩穴。

我來逢真人,長跪問寶訣。粲然玉齒,授以練葯

銘骨傳其語,竦身已電滅。仰望不可及,蒼然五情熱。

吾將營丹砂,永世與人別。

Index-23 -1-364 《古風,五十九首之五》-1 744年天寶三44 364Index-23> Ⅰ李白1149 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブロ4293

 一統志に「太白山、在陜西武功縣南九十里、山極髙、上、恒積雪、望之皓然、諺云、武功太白去天三百。山下軍行、不得鳴鼔角、鳴、則疾風暴雨立至。上有洞、即道書第十一洞天。又有太白神祠、山半有横雲、如瀑布則雨人常以為候騐。語曰、南山瀑布、非朝即暮。」(太白山、陜西武功縣南九十里に在り、山 極めて髙く、上、恒に積雪、之を望めば皓然たり、諺に云う、武功太白、天を去ること三百、と。山下軍行、鼔角を鳴らすを得ず、鳴らせば、則ち疾風暴雨、立ちどころに至る。上に洞有り、即ち道書第十一洞天。又太白神祠有り、山半に横雲有り、瀑布の如くなれば、則ち雨、人、常に以て候騐と為す。語に曰く、南山の瀑布、朝に非ざれば即ち暮。)とある。

・終南太一 終南山は南山、秦嶺ともいう。長安の正面、渭水の南にあり。太一は終南山から秦嶺山脈中の一番高峰の太白山とする。「終南山は泰嶺山脈の全体の名と見ると、太一山はその山脈中の一山、武功県の太白山なりといぅ(『読史方輿紀要』)。陝西省南部を東西によこぎる断層山脈。平均標高20003000m,最高峰の太白山(3767m)をはじめ,《詩経》にみえる終南山(2604m),玉泉山(1291m)などの山峰がある。渭河と漢水の分水嶺をなし,北側は急峻な断層崖のため,古来,渭水盆地では〈南山〉と称し〈九州の名阻,天下の険峻〉とよんだ。

 

西上太白峰,夕陽窮登攀。

西のかた太白峰に上り、夕陽  登攀【とうはん】を窮む。

秦嶺山脈中の西にある、一番高峰の太白山に上ろうとする。夕日がかかるころ懸命になって登攀する。

3. 夕陽 爾雅「山西曰夕陽。山東曰、朝陽邢昺疏日即陽也。」

 

太白與我語,為我開天關。

太白  我と語り、我が為に天関を開く。

空に太白星が爛然として天にかかり、我がために天関を開くというように見える。

 

願乘泠風去,直出浮雲間。

願わくば泠風に乗じて去り、直ちに浮雲の間を出でん。

願わくば、列子が清冷な風に乗って去ったように、直ちに浮雲の間より出て、一っ跳びで山頂にたどり着きたいと思ったのである。

4. 泠風去 《莊子逍遙遊》:「夫列子御風而行,泠然善也。(夫の列子風に御して行く,泠然として善しなり。)彼の列子は風に乗って旅行したが、ふわりとして具合がいい。

 

 

舉手可近月,前行若無山。

手を挙げれば月に近づく可く、前行 山無きが若し。

山頂では、手をあげれば、月に届くほど近くなったようで、前行すれば辺りには山が無いようである。

 

一別武功去,何時復見還。

一たび別れて武功に去り、何れの時か  復た更に還【かえ】らん。

こうして太白山の下り、麓の武功の街に別れを告げて、また今度いつの日かここに帰って来るか、あるいはこのまま仙界に行ってしまおうかと思ったのである。

5. 武功 陝西省咸陽市に位置する県。太白山の登山口の街。

 

 

登太白峰

西上太白峰,夕陽窮登攀。太白與我語,為我開天關。

願乘泠風去,直出浮雲間。舉手可近月,前行若無山。

一別武功去,何時復見還。