卷168_32 贈參寥子(卷九(一)六三九)
2017年3月8日 |
の紀頌之5つの校注Blog |
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●古代中国の結婚感、女性感,不遇な生き方を詠う 三国時代の三曹の一人、三国時代の「詩神」である曹植の詩六朝謝朓・庾信 後世に多大影響を揚雄・司馬相如・潘岳・王粲.鮑照らの「賦」、現在、李白詩全詩 訳注 |
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Ⅰ李白詩 |
(李白集校注) |
744年-063-#1卷168_32 贈參寥子(卷九(一)六三九)Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8303 |
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744年-集09字解集 a古風五十九首之三十七,b豳歌行,c題東谿公幽居,d贈韋祕書子Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8274 |
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Ⅱ韓昌黎詩集・文集校注 |
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Ⅲ 杜詩 |
詳注 |
767年-77#2 甘林#2 杜詩詳注(卷一九(四)一六六七)Ⅲ 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8311 |
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●これまで分割して掲載した詩を一括して掲載・改訂掲載・特集 不遇であった詩人だがきめの細やかな山水詩をかいている。花間集連載開始。 |
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Ⅳブログ詩集 |
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花間集 訳注解説 (123)回目韋莊二十五首《巻三-08 天仙子五首其一》 漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8306 (03/08) |
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●花間集全詩●森鴎外の小説の”魚玄機”詩、芸妓”薛濤”詩。唐から五代詩詞。花間集。玉臺新詠連載開始 |
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Ⅴ.唐五代詞詩・女性 |
・玉臺新詠 |
玉-041§3 古詩 爲焦仲卿妻作§3-#4〔無名氏〕 Ⅴ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の玉臺新詠巻一ブログ 8307 |
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744年-063-#1卷168_32 贈參寥子(卷九(一)六三九)Ⅰ漢文委員会kanbuniinkai紀頌之 李白詩集8303
(莊子に言う、參寥のような先生にこの詩を贈る)
白鶴が天宮から賜った書を帯びて飛んで行く、その跡を慕って、楚地に高士をたずねてきたのである。五雲たなびく峴山にいたって、參寥子といふ人に出遭った。われは、高亢律直をもって、世に容れられず翰林院を辞し、長安を出た。意気昂然として、君の門に入ったのである。君は当世の大人物で、天子は、玉帛を幣物として、わざわざ招致され、百官は、談話を交え、頻りに優遇してくれたのである。
744年-063-#1 -#1 |
贈參寥子(卷九(一)六三九) -#1 |
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全唐詩卷168_32#1 |
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李白集校注(卷九(一)六三九)#1 |
李太白集巻八38#1 |
漢文委員会kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ8303 |
卷168_25 《贈參寥子》李白 |
白鶴飛天書,南荊訪高士。五雲在峴山,果得參寥子。 |
骯髒辭故園,昂藏入君門。天子分玉帛,百官接話言。 |
毫墨時灑落,探玄有奇作。著論窮天人,千春秘麟閣。 |
長揖不受官,拂衣歸林巒。余亦去金馬,藤蘿同所歡。 |
相思在何處,桂樹青雲端。 |
贈參寥子(卷九29(一)六三九) |
白鶴飛天書,南荊訪高士。五雲在峴山,果得參寥子。 |
骯髒辭故國,昂藏入君門。天子分玉帛,百官接話言。 |
毫墨時灑落,探玄有奇作。著論窮天人,千春祕麟閣。 |
長揖不受官,拂衣歸林巒。余亦去金馬,藤蘿同所攀。 |
相思在何處?桂樹青雲端。 |
315巻八29贈參寥子 |
白鶴飛天書、南荊訪高士。 五云在峴山、果得參寥子。 |
骯臟辭故園、昂藏入君門。 天子分玉帛、百官接話言。 |
毫墨時洒落、探玄有奇作。 著論窮天人、千春秘麟閣。 |
長揖不受官、拂衣歸林巒。 余亦去金馬、藤蘿同所歡。 |
相思在何處、桂樹青云端。 |
卷別 | 李白集校注 | 全唐詩 | 李太白集 |
(卷九(一)六三九) | 卷168_32 | 巻八29 | |
詩題 | 贈參寥子(卷九(一)六三九) | ||
文體 | 五言古詩 | | |
詩序 | 0 | ||
初句 | 白鶴飛天書,南 | 天寶三年 744年 44歲 | |
作地點 | (山南東道 襄州 襄陽) | ||
及地點 | 峴山 (山南東道 襄州 峴山) 別名:峴首山 | ||
| 麒麟閣 (京畿道 京兆府 長安) 別名:麟閣 | ||
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交遊人物/交遊地點 | | ||
交遊人物/交遊地點 | 參寥子 當地交遊(山南東道 襄州 峴山) |
315巻八29贈參寥子 #1
(莊子に言う、參寥のような先生にこの詩を贈る)
白鶴飛天書、南荊訪高士。
白鶴が天宮から賜った書を帯びて飛んで行く、その跡を慕って、楚地に高士をたずねてきたのである。
五云在峴山、果得參寥子。
五雲たなびく峴山にいたって、參寥子といふ人に出遭った。
骯臟辭故園、昂藏入君門。
われは、高亢律直をもって、世に容れられず翰林院を辞し、長安を出た。意気昂然として、君の門に入ったのである。
天子分玉帛、百官接話言。
君は当世の大人物で、天子は、玉帛を幣物として、わざわざ招致され、百官は、談話を交え、頻りに優遇してくれたのである。
(參寥子に贈る) #1
白鶴 天書を飛ばし、南荊に 高士を訪う。
五云 峴山に在り、果して 參寥子を得る。
骯臟 故園を辭し、昂藏 入君の門にる。
天子 玉帛を分ち、百官 話言に接す。
#2
毫墨時洒落、探玄有奇作。 著論窮天人、千春秘麟閣。
長揖不受官、拂衣歸林巒。 余亦去金馬、藤蘿同所歡。
相思在何處、桂樹青云端。
《贈參寥子》現代語訳と訳註解説
(本文) #1
贈參寥子
白鶴飛天書、南荊訪高士。 五云在峴山、果得參寥子。
骯臟辭故園、昂藏入君門。 天子分玉帛、百官接話言。
(下し文)
(參寥子に贈る) #1
白鶴 天書を飛ばし、南荊に 高士を訪う。
五云 峴山に在り、果して 參寥子を得る。
骯臟 故園を辭し、昂藏 入君の門にる。
天子 玉帛を分ち、百官 話言に接す。
(現代語訳)
贈參寥子 #1(莊子に言う、參寥のような先生にこの詩を贈る)
白鶴が天宮から賜った書を帯びて飛んで行く、その跡を慕って、楚地に高士をたずねてきたのである。
五雲たなびく峴山にいたって、參寥子といふ人に出遭った。
われは、高亢律直をもって、世に容れられず翰林院を辞し、長安を出た。意気昂然として、君の門に入ったのである。
君は当世の大人物で、天子は、玉帛を幣物として、わざわざ招致され、百官は、談話を交え、頻りに優遇してくれたのである。
(訳注) #1
贈參寥子
(莊子に言う、參寥のような先生にこの詩を贈る)
1 參寥子 王琦の解に、「當時の逸士、其の姓名考える無し。蓋し、莊子の說を取って、以て號と為せるなる。莊子に:𤣥冥、之を參寥に聞く、參寥、之を疑始に聞くとあり。崔云う:皆、古人の姓名、或は之を寓するのみ、其の人無し、と。 李云う、參、高なり、高邈 寥 曠 名づく可からざるなり。」とある。隱逸した高士であるが、名前も、生まれもわからず、しかし、存在感を消しているのに、あえば尊敬できる人物であったということであろう。
白鶴飛天書、南荊訪高士。
白鶴が天宮から賜った書を帯びて飛んで行く、その跡を慕って、楚地に高士をたずねてきたのである。
2 南荊 楚血をいう。陸機 《演連珠》「南荆有寡和之歌。」(南荆に寡和の歌有り。)李善註に南荆とは楚を謂うなり。
五云在峴山、果得參寥子。
五雲たなびく峴山にいたって、參寥子といふ人に出遭った。
3 五云 五色の雲。參某は隠遁者、仙人であるから常侍白雲が随行する。五雲は彩雲であり、朝日に光ることを言う。
4 峴山 襄陽県の東南にある山で、漢水にのぞむ。唐代の名勝の地。《无和郡縣志》「峴山在襄州襄陽縣東南九里、東/臨漢、水古今大路。」(峴山は襄州襄陽縣の東南九里に在り、東に漢水を/臨み、古今の大路なり。)とあり、 《水經》の註に「峴山羊祜之鎮襄陽也、與鄒潤甫嘗登之。及祜薨後、後人立碑於故處、望/者悲感、杜元凱謂之墮淚碑。」(峴山羊祜の鎮は襄陽なり、與鄒潤甫は嘗て之に登る。祜に及び薨の後、後の人は故の處に碑立した、望む者は悲感し、杜元凱は之を墮淚碑と謂う。)とある。
《卷9-03憶襄陽舊遊贈馬少府巨》
憶襄陽舊遊贈馬少府巨#1 昔為大堤客,曾上山公樓。 開窗碧嶂滿,拂鏡滄江流。 高冠佩雄劍,長揖韓荊州。 此地別夫子,今來思舊遊。 | (襄陽の舊遊を憶い 馬少府巨に贈る) 昔 大堤の客と為り,曾て上る 山公の樓。 窗を開けば 碧嶂滿ち,鏡を拂うて滄江流る。 高冠 雄劍を佩び,長揖す 韓荊州。 此の地 夫子に別れ,今來 舊遊を思う。 |
#2 朱顏君未老,白髮我先秋。 壯志恐蹉跎,功名若雲浮。 歸心結遠夢,落日懸春愁。 空思羊叔子,墮淚峴山頭。 | 朱顏 君 未だ老いず,白髮 我れ先づ秋。 壯志 蹉跎を恐る,功名 雲の浮ぶが若し。 歸心 遠夢を結び,落日 春愁を懸く。 空しく思う 羊叔子,淚を墮す峴山頭。 |
285-#2 《卷9-03憶襄陽舊遊贈馬少府巨》#2Index-20Ⅱ― 15-740年開元二十八年40歳 <285-#2> Ⅰ李白詩1570 kanbuniinkai紀頌之の漢詩ブログ6398
143巻四18襄陽曲四首其二 | 山公醉酒時。 酩酊高陽下。頭上白接籬。 倒著還騎馬。 |
144巻四19襄陽曲四首其三 | 峴山臨漢江。 水綠沙如雪。上有墮淚碑。 苔久磨滅。 |
145巻四20襄陽曲四首其四 | 且醉習家池。 莫看墮淚碑。 山公欲上馬。 笑殺襄陽兒。 |
206卷六01襄陽歌 | 落日欲沒峴山西。 倒著接籬花下迷。襄陽小兒齊拍手。 |
315巻八29卷八贈參寥子 | 白鶴飛天書、南荊訪高士。 五云在峴山、果得參寥子。 |
754巻二一32 峴山懷古 | 訪古登峴首、憑高眺襄中。天清遠峰出、水落寒沙空。 |
峴山 襄陽県の東南にある山で、漢水にのぞむ。唐代の名勝の地。
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骯臟辭故園、昂藏入君門。
われは、高亢律直をもって、世に容れられず翰林院を辞し、長安を出た。意気昂然として、君の門に入ったのである。
5 骯臟 高亢律直の貌。
6 辭故園 それまで勤めてきた翰林院を辞したこと。
7 昂藏 意気昂然の貌。
天子分玉帛、百官接話言。
君は当世の大人物で、天子は、玉帛を幣物として、わざわざ招致され、百官は、談話を交え、頻りに優遇してくれたのである。
8 玉帛 神前にささげる供物。幣物、賜り物 ・ 贈もの ・ 貰い物 ・ 到来物。
9 話言 才知に優れ、徳のあるものが聖天子のもとに百官、臣下は談話を交え、頻りに優遇するということ。《詩經、大雅、抑》「其維哲人、告之話言、順德之行。」(其れ維れ哲人は、之に話言を告ぐれば、德に順いて之れ行う。)に基づく。